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Detective Conan | |||
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1143話ネタバレ | |||
名探偵コナン 第1143話 | |||
放送日 | 2024年11月23日 | ||
脚本 | 大倉崇裕 (100万ドルの五稜星の脚本家) | ||
キャスト | 役:声優 | ||
江戸川コナン:高山みなみ 吉田歩美:岩居由希子 円谷光彦 :大谷育江 小嶋元太:高木渉 灰原哀:林原めぐみ 小林澄子:加藤有生子 高木刑事:高木渉 佐藤刑事:湯屋敦子 五藤教授:古澤融 奥元了介:ヤスヒロ 今井菜々子:國府田マリ子 田島理香:桃森すもも 尾車俊二:各務立基 | |||
あらすじ | コナンたち少年探偵団と小林先生は、江戸川乱歩邸の管理者・五藤教授に土蔵の中を案内してもらう。しかし五藤は、警察に殺害事件の容疑者として連れていかれてしまった。被害者は、乱歩の作品を愛読する人の集まり『乱歩会』に所属しており、前日に土蔵を見学、五藤と言い争いになっていた。その後、『乱歩会』の奥元了介の遺体が土蔵内で発見される。他の『乱歩会』メンバーの三人にはアリバイが無く、事件として捜査が始まる。 | ||
キービジュアル | |||
ネクストコナンズヒント | |||
第1143話 乱歩邸殺人事件(後編)佐藤刑事「大学の食堂で少年探偵団いえ、子供達と話した後、3人は別行動をとっていたわけですね」今井菜々子「ええ。私は写真を撮ろうと思ってあちこち回ってました」 田島理香「私は大学を出て一人で近所を散歩してました」 尾車俊二「僕も田島さんと似たようなもので、そこら辺をブラブラしてて…」 佐藤刑事「つまり、3人ともアリバイはないと」 コナン「たぶん土蔵の2階にあった肖像画のだ。いつもはここに飾ってあったんじゃないか?」 小林澄子「この応接間だと照明もあるから、肖像画の印象は変わって見えるかもね」 コナン「(照明によって印象が変わる…)」 小嶋元太「何か思いついたんなら俺たちにも教えろよな」 コナン「ああ…昼間、食堂で乱歩会の人達が話をしてた時、みんなの様子がちょっとおかしくなったのに気がついたか?」 小林澄子「勝峰って人の名前が出た時よ」 コナン「そのことを佐藤刑事たちに話しておいた方がいいと思うんだけど…」 小林澄子「こういう時こそ私の出番よ。先生、刑事さんたちに伝えてくるね」 小林澄子「ええ。その人についてはもう調べていたみたい」 コナン「やっぱり乱歩会のメンバーだったの?」 小林澄子「ええ、結成当時はね。彼は小説家志望で、色々な新人賞に応募していたみたいなの。それが…2年前に事故で亡くなったそうよ」 灰原哀「これかしら?勝峰っていう人が川に転落してる」 小林澄子「その人、亡くなる直前まで友達とお酒を飲んでいたようなの。川に落ちた時、かなり酔っていたらしいわ。警察は事故として処理。だけどその後、何度か管轄の警察署に投書があったんだって。勝峰さんは殺害されたから再捜査してくれって内容だったみたい」 円谷光彦「投書した人は誰なんです?」 小林澄子「匿名だからわからないって」 コナン「その日、勝峰さんと飲んでいた人は分かっているの?」 小林澄子「それが溝端さんと奥元さんなの」 コナン「殺害された2人」 小林澄子「そう。ただ当時の捜査資料によると、勝峰さんが転落した時、2人には確かなアリバイがあるらしいのよ」 高木刑事「みんなここにいたのか」 コナン「ねぇ高木刑事、被害者の右手の爪に少し血がついてたでしょ?あれって誰の血かわかったの?」 高木刑事「ああ、あれは被害者自身の血だとさっき鑑定が。どうしてそんなことを聞くんだい?」 コナン「ちょっと相談があるんだけど」 今井菜々子「そこまでよ!」 尾車俊二「お前こそどうしてここに?」 今井菜々子「本当に書いたのは勝峰君よ。勝峰君は何度も最終候補に残り、受賞は時間の問題とも言われていた。でも尾車の方はずっと一次すら通らない。焦りが憎しみへと変わり、犯行へと駆り立てたのよ」 田島理香「だけど勝峰君は事故で亡くなったって」 今井菜々子「尾車が仕組んだのよ。溝端君と奥元君に協力を頼んで」 田島理香「あなた、どうしてそんなに詳しいの?」 今井菜々子「みんなには内緒にしていたんだけど、私、勝峰君と付き合ってたの。彼、お酒はあまり強くなくて、外で飲む時はいつも気をつけてた。酔って川に落ちたなんてどうしても信じられなくて。それで調べたの。警察に何度も投書したけど、動いてくれないから自分でね」 田島理香「それじゃあ尾車君が2人を殺害したのは…」 今井菜々子「口封じだと思う。彼らの口から真相が漏れるのを恐れたのね。そして最後は…口封じのため私も殺そうとしたんでしょ?」
コナン「もうその辺でやめときなよ」 尾車俊二「何だてめぇは!」 今井菜々子「刑事さん、こいつを捕まえて!こいつが全ての事件の犯人よ!」 尾車俊二「わかった。勝峰を殺害したのは認める。だが奥元と溝端は俺じゃない」 コナン「それはボクが解き明かすよ。最初に感じた疑問は滅多なことでは開けないと言われていた土蔵の窓が開いていたこと」 高木刑事「窓の取っ手には奥元さんの指紋だけがついていたけど…」 コナン「まずは視点を変えてみようか。奥元さんの首についたロープの跡。ロープの跡から見て犯人は彼より背が高く、力が強い人物と考えられたでしょ」 コナン「だけど、ロープを首に巻かれた時、奥元さんは既に跪いていたかもしれないよね」 佐藤刑事「それなら頭の位置が下に来るから背の低い人でも締め上げられるわね」 円谷光彦「でも相手に背を向けたまま跪くような状況って?」 吉田歩美「どういうこと?」 コナン「ああ。サイコウだよ」 小嶋元太「あん?なんてった?」 コナン「サ・イ・コ・ウだよ。奥元さんが五藤先生に怒られたそと後、彼の呟きを聞いたんだ」 奥元了介《サイコウだか何だか…大した腕でもねぇのに》 コナン「オレが気になったのは“大した腕でもねぇのに”の部分さ。五藤先生に対して言ったにしてはイマイチ噛み合ってねぇ気がしてな」 小嶋元太「じゃあ誰に向かって言ったんだ?」 円谷光彦「乱歩の肖像画が蠟燭の光に照らされて雰囲気はばっちりでしたね」 コナン「それが蠟燭の二つ目の役割だ。つまり採光だよ。光を採り入れるって意味の採光さ」 コナン「奥元さんは土蔵の2階に持ち込まれた乱歩の肖像画のライティングをやっていたんじゃないかな。蠟燭の明かりを使って」 コナン「犯人は奥元さんにこう言ったんじゃないかな。“土蔵にある肖像画の写真をどうしても撮りたい。蠟燭の明かりだけで”」 コナン「どう?カメラマンの今井菜々子さん」 今井菜々子「バカなこと言わないで!」 コナン「推理はまだ終わってないよ。それじゃあ蠟燭の三つ目の役割は何?なぜ蠟燭は倒れていたのか?」 高木刑事「倒れたの偶然じゃないのかい?」 コナン「奥元さんの右手の爪に血がついてたでしょ?ボクが見た時、血はまだ完全にかたまっていなかった。つまり、血がついたのは殺害される直前」 灰原哀「だけど、首を締められてる最中にどうやってそんなもの残せるの?」 コナン「ここにだよ。奥元さんは左手の甲にメモを書くクセがあっただろ?」 コナン「奥元さんは自分の手の甲を傷つけ、犯人を示す何かを残そうとしたんじゃないか?」 円谷光彦「僕もちらっと見ました。乱歩会の人が見学に来るとか書いてありました」 コナン「奥元さんは手の甲には“カメラマン”と書いてあった。彼は他の文字を爪でひっかいて消し、“カメラマン”の文字だけ残そうとしたんだ」 円谷光彦「そうか!それで蠟燭を」 コナン「そう。火のついたままの蠟燭を左手の上に倒し、わざと皮膚を焼いたのさ。メッセージを消してしまうために」 今井菜々子「へぇーそれは何かしら」 今井菜々子「駄目よボウヤ。蠟燭から指紋は見つかっていない。だって、もし見つかっていたら今頃私は事情を聞かれているはずだもの」 コナン「だよね。蠟燭から指紋は出なかった。でもどうして出なかったんだろう?犯人はその時だけ手袋をしたのかな?」 コナン「現場となった土蔵の2階には奥元さんが持ち込んだ手袋が落ちていた。こんな感じでね。ボクがあなたを疑い始めたのは、これを見た時だ」 田島理香「はい」 コナン「でも現場にあった手袋はキレイに丸めてあった」 コナン「あなたは蠟燭を動かす時、奥元さんの手袋を借りてつけた。そして外した後、いつものクセでキレイに丸めておいた」 今井菜々子「そんなもの何の証拠にもならない」 コナン「証拠は手袋じゃない。あなたの手の方にあるんだ」 今井菜々子「それは残念ね。さっき手を洗ってしまったの」 コナン「大丈夫。証拠はちゃんと残っているよ。歩美ちゃん」 コナン「ここにね」 コナン「覚えてる?あなたがマフラーは危ないからと外して畳んだんだ。その時にあなたの手から保湿剤の成分がマフラーにも移ったはずだ」 コナン「マフラーはあの後ずっと歩美ちゃんのリュックの中にあった。誰も触れていない。最後に触れたのは」 コナン「今井さん、あなただ。昨日ここで溝端さんを殺害したのは、五藤さんを容疑者にするため。五藤さんが取り調べを受けている間、奥元さんを土蔵で殺害することができる」 コナン「更に、呼び出した尾車さんを正当防衛に見せかけて殺害し、全ての罪を押しつけるつもりだったんでしょう?」 コナン「最後に聞かせてくれる?どうして土蔵の窓を閉めなかったの?窓を閉めておけば、遺体の発見は遅れていただろうし、蠟燭との関連性も見破られなかった。なのにどうして開けたままにして遺体の発見を早めようとしたの?」 ≫関連記事:名探偵コナン 最新刊情報まとめコナン「土蔵の中には江戸川乱歩が集めた貴重な本がいっぱい。それが心配だったんでしょ?」 今井菜々子「勝峰君の復讐をすることだけを考えて生きてきた。なのにいざとなったら土蔵の本のことが頭から離れない。私、窓を閉めることができなかったのよ」 名探偵コナン サンデー最新話 | |||
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