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BUNGO STRAY DOGS | |||
原作(Original Story): 朝霧カフカ×春河35 文豪ストレイドッグス 第120話ネタバレ | |||
文豪ストレイドッグス 第120話 | |||
サブタイトル | 駆り立てるもの | ||
配信日 | 2024年11月1日 | ||
ヤングエース | 2024年12月号 | ||
次回 | 2024年12月4日(1月号) | ||
登場人物 | 中島敦 芥川龍之介 福沢諭吉 フョードル・ドストエフスキー 神人・雨御前 | ||
第120話 駆り立てるもの『我々に武器を執らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である』 中島敦「(勝つぞ、このままなら芥川が。身体能力も異能の使い方も僕の知る芥川とは全然違う。あの目、見知った芥川の目。それでいて見た事もない程静かで力強い目)」 《あの人にあのような言葉二度と云わせぬ!》 《でなければ僕は!“太宰さんの不用品”に戻るからだ!》 《本当の強さは誰かに対してじゃなく、自分自身に向けるものだ!それがお前の求めてた“本当の強者”だ》 中島敦「(若しかして芥川、お前は見つけたのか?“本当の強さ”を)」 芥川龍之介「我が剣、天に傅(かしず)き、正道・騎士道、我が魄(はく)に通ず」 雨御前「…相蘊(そううん)、行蘊(ぎょううん)、皆空なり」 中島敦「(剣戟の火花で光の壁が…!)」 フョードル「ひとつ譬え話をしましょう。ここにどんな攻撃も跳ね返す無敵のバリアを張れる異能者が居たとします。但し彼は我々の一次元下、二次元平面“紙の世界”の住人です。さて問題。我々三次元の人間は彼のバリアを突破し、彼を殺せるでしょうか?」 中島敦「………?」 フョードル「答えは勿論“簡単に殺せる”。紙の上、バリアの中にいる彼をただナイフで刺せばいい。彼の世界には“厚み”方向の次元が存在しないのですから。バリアを迂回し、簡単に刺せる。上位次元のナイフは刺さる瞬間まで彼には知覚できないため回避も不可能」 フョードル「つまり、“上の次元”から来る攻撃は本質的に防御不能なのです。こんな風に」 中島敦「芥川!?」 フョードル「上位次元を迂回して彼の体内へと直接攻撃しました。これで分かったでしょう。上位次元存在と戦うことの無謀さが」 中島敦「芥川さえも…」 フョードル「さて、戦いの途中ですが、ぼくはそろそろ失礼します。飛行機の搭乗時間ですので。正直なところ君達が死のうが生きようが心底どうでもいい」 中島敦「(ドストエフスキーが逃げる。追わなくちゃいけないのに躰が…)」 福沢諭吉「ならば訊くが、極北の魔人よ、私の生死なら興味はあるか」 フョードル「特には」 『それでも、立ち開かる』 ≫関連記事:文スト わん! 最新話 | |||
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