薬屋のひとりごと | 第10巻51話『水晶宮の侍女頭』ネタバレ | ビッグガンガン

KUSURIYA
原作(Original Story): 日向夏×ねこクラゲ
薬屋のひとりごと 10巻51話 猫猫 化粧 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
薬屋のひとりごと 第51話ネタバレ
第51話 みたび、水晶宮(中編)
薬屋のひとりごと 10巻51話 扉絵 猫猫 化粧 杏 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
単行本第10巻
ビッグガンガン2022年 Vol.3
配信日2022年2月25日
登場人物猫猫（マオマオ）
虞淵（グエン）
杏（シン）
STORY
『入内する前』
「一族のためにも帝の寵愛を得ることが何よりも大切なのだ」
『それは幼いころから言われてきたこと。そして隣にはいつも私によく似た少女がいた』
薬屋のひとりごと 10巻51話 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
『水晶宮』
侍女「今さらなんのようかしら？」
杏「(なんの騒ぎ？…あれは…東宮を死なせておいてお咎めもなく後宮にのさばる無能な医官じゃない。珍しい。一年あまり水晶宮には滅多に近寄らなかったのによくも顔を出せだものね)」
薬屋のひとりごと 10巻51話 ネタバレ 水晶宮 やぶ医者 ビッグガンガン The Apothecary Diaries chapter 51
杏「(後ろにいるのは…女官？普通なら宦官が着いてきそうなものだけど…仕方ない)」
薬屋のひとりごと 10巻51話 猫猫 化粧 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
杏「何かご用ですか？…杏です」
『水晶宮 侍女頭 杏(シン)』
薬屋のひとりごと 10巻51話 ネタバレ 水晶宮 侍女頭 杏 シン ビッグガンガン The Apothecary Diaries chapter 51
虞淵「えっと、賢妃にお会いしたいのだがね」
杏「(ああこの男の口から“賢妃”などという言葉は聞きたくなかった) 申し訳ありません。梨花さまは貴方にはお会いしたくないと思われますが」
虞淵「こっ…このように書状は貰っている」
薬屋のひとりごと 10巻51話 ネタバレ 水晶宮 猫猫 やぶ医者 ビッグガンガン The Apothecary Diaries chapter 51
杏「…わかりました。ご案内致します」
猫猫「ゴニョゴニョ…」
杏「何か？」
虞淵「…あ…あれはなんの小屋かと思いまして」
薬屋のひとりごと 10巻51話 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
杏「別に普通の物置小屋ですが…」
虞淵「ここ最近この庭をいじったりしましたか？」
杏「いえ、いつも来る庭師に頼んでいるだけですが」
虞淵「そうですか」
杏「(そういえばあんな庭木はあったかしら？)」
猫猫「杏さま、今日は香をつけていらっしゃるんですね」
杏「！」
猫猫「お久しぶりです杏さま。先日は失礼いたしました」
薬屋のひとりごと 10巻51話 猫猫 化粧 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
杏「あっ…あの時の」
薬屋のひとりごと 10巻51話 猫猫 やぶ医者 杏 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
虞淵「お嬢ちゃん！」
猫猫「小父さん！お湯！お湯を沸かしてください」
虞淵「わかったよ嬢ちゃん」
薬屋のひとりごと 10巻51話 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
猫猫「ゆっくりこれを飲んで。どうしてこんな扱いを？」
杏「どうしたも何もないわ。病がうつらないように隔離するのは常識でしょう」
猫猫「確かにこれはうつる病気です。しかしこのような処置を続けていたら死に至ります。もちろん下女の一人死んだところで些細な問題でしょうけど…ここに入ったとき思い出しました。梨花妃が病で伏せていたとき、まるで病人の匂いを誤魔化すように香が焚かれていたことを」
薬屋のひとりごと 10巻51話 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
杏「何が言いたいの」
猫猫「まるで今度は香の匂いをごまかすように病人が置かれているみたいだ。香や香辛料は一つ一つは目立たなくても数種類が混ざれば独特の匂いがこもります」
杏「…待ちなさい。そちらには何もっ」
猫猫「水晶宮の侍女は本当に隠しものが多いですね。先日、禁止になった隊商の交易品がこんなに…またかわいそうな宦官が鞭打ちにされてしまう」
薬屋のひとりごと 10巻51話 猫猫 化粧 原作 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 51
猫猫「どういうおつもりですか？堕胎剤を作ろうなんて」
← 前の話次の話 →
KUSURIYA
キャラクター主題歌漫画・小説