クラッカー「じっくりいたぶってゆっくり殺してやるからよォ、フフフ」
ルフィ「おれの仲間に！」
ルフィ「手出してんじゃねェ！」
『一方その頃、ジェルマ王国の秘密の地下施設では』
サンジ「コゼットちゃんに何してんだァ！！」
サンジ「てめェのしたことは大罪だぞ！思い知らせてやる！」
イチジ「待てよサンジ！お前には東の海に人質がいる事を忘れるな」
ニジ「ステルス！何だよ、お前、あんなメシ炊き女を気に入ったのか？」
サンジ「てめェのしたことは大罪だぞ！思い知らせてやる！」
イチジ「待てよサンジ！お前には東の海に人質がいる事を忘れるな」
ニジ「ステルス！何だよ、お前、あんなメシ炊き女を気に入ったのか？」
ニジ「反撃はするな。東の海で血が流れるぞ」
ニジ「ヘンリーニードル」
ヨンジ「ハッハッハッハ！愚の骨頂だなサンジ」
ヨンジ「たかが下級シェフのジジーの為に手も足も出せねェなんて」
ニジ「ハハハ！水臭いじゃないか。お前があのメシ炊き女にホレてんなら、顔面までは潰さなかったのに」
イチジ「まァもっともあの腫れあがった顔のままでよければ、すぐにお前の召使いにしてやるが」
イチジ「改めてお帰りサンジ。我らがヴィンスモーク家へ」
イチジ「今一度おれ達のヒエラルキーを確認しておかなきゃな。お前は失敗作なんだ」
ジャッジ「いいか！お前達は私の最高傑作だ！研究の粋を集めた科学の操作により人間を超える存在として生まれた」
ジャッジ「くだらぬ世の情けに流される事もなく」
ジャッジ「行く行くはそれぞれが軍隊を率いて」
ジャッジ「科学の力でより進化する！」
ジャッジ「ジェルマ66を支配する者達となるのだ！」
ジャッジ「才能は与えた！」
ジャッジ「後は鍛錬だ！」
レイジュ・ニジ・イチジ・サンジ・ヨンジ「はい！父上！」
科学者「レイジュ様」
科学者「イチジ様」
科学者「ニジ様」
科学者「サンジ様」
サンジ「うう…」
科学者「はい！サンジ様！」
サンジ「……お父さん…できないよ…」
イチジ「サンジはどうした？」
イチジ「サンジはどうした？」レイジュ「知らない」
サンジ「ほら、ほら、ここまでおいで」
ヨンジ「亀なんかと遊ぶんじゃねェよ！」
サンジ「ほら、ほら、ここまでおいで」
ヨンジ「亀なんかと遊ぶんじゃねェよ！」
サンジ「なんて事すんだ！」
ヨンジ「生意気な！フン！思い知ったか！」
ジェルマ兵「サンジ様！」ジェルマ兵「ニジ様！」
ニジ「どうした！？かかって来いよ」
サンジ「うあああああ！！」
ニジ「どうした！？かかって来いよ」
サンジ「うあああああ！！」
サンジ「あ！ごめん」
サンジ「ああっ！やめて！痛いよ」
ジェルマ兵「ニジ様！」
ジェルマ兵「ニジ様！」
ニジ「離せ！まだやるんだ！」
ジャッジ「なぜサンジだけ弱い？スコアは開く一方だ」
科学者「検査の結果が出ました。イチジ様、ニジ様、ヨンジ様に至ってはすこぶる順調。外骨格も現し、体のバネも腕力もすでに屈強な兵士に匹敵する数値」
科学者「しかしサンジ様は申し上げにくいのですが」
ジャッジ「何だ！？言え！」
科学者「失敗と言わざるを得ません。確かに血統因子の操作は４人共成功した筈でした」
ジャッジ「つまり？」
科学者「サンジ様は、ただの人間です」
サンジ「何で手当してくれるの？」レイジュ「じゃあ、しない方がいい？」
サンジ「ううん、レイジュは優しいね」
レイジュ「うるさい。黙ってて」
サンジ「それなのに何でおれを笑うの？」
レイジュ「仕方ないでしょ！？止めたらあんたと一緒にイジメられるんだもん。イヤよ」
サンジ「おー！来た来た！」
サンジ「食べていいぞ。お前の為に作ったんだ」
サンジ「それなのに何でおれを笑うの？」
レイジュ「仕方ないでしょ！？止めたらあんたと一緒にイジメられるんだもん。イヤよ」
サンジ「おー！来た来た！」
サンジ「食べていいぞ。お前の為に作ったんだ」
サンジ「うまいか？」
ジャッジ「サンジ！またネズミにエサを作ったのか！王族が奉仕をするな！何度言わせる！」
サンジ「でも…おれは」
ジャッジ「母ならもう死んだ！亡き者の影を追うな！お前は他の兄弟と違って才能がないんだ！ならば10倍100倍の努力をしろ！」
ジャッジ「お前達は私の思い描くジェルマ復活の計画の一部なのだ！失望させるなァ！」
ジャッジ「二度と料理もするな！」
科学者「変わりなし…」
科学者「変わりなし…」
ジャッジ「将来性０か…」
科学者「はい」
ジャッジ「何という無駄な存在」
科学者「どうしましょうか」
ジャッジ「まさかの遭難とは…悲しい…5人揃ってジェルマを背負って立つ戦士になる筈だった…私は有望な息子を失ってしまった！！」
サンジ「え？何？何これ外れないよ？お前たち何するだ！」
ニジ「サンジはホントに死んだのか？」
イチジ「さァな、どうでもいい、あんな奴」
サンジ「待ってよ！こんなトコにいるのやだよ！出してくれ！置いてかないで！こわい！死んじゃうよ！」
サンジ「お父さんを呼んでよ！お父さん助けて！殺されるよーっ！」
ジェルマ兵「これは国王様のご決断です」
サンジ「え？父さんが？ウソだよ！何かの間違いだよ！」
ジェルマ兵「国王様はこう仰っていました。サンジ様を生まれなかった事にしたいと」
サンジ「うう…なんで…出して…くだざいお父さん…ごめんなざい…よわく生まれでごめんなざい…助けて…お父さん助けて！おどうさーーん！！」
サンジ「うう…なんで…出して…くだざいお父さん…ごめんなざい…よわく生まれでごめんなざい…助けて…お父さん助けて！おどうさーーん！！」
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