薬屋のひとりごと | 第11巻55話『皇太后(前編)』ネタバレ | ビッグガンガン

KUSURIYA
原作(Original Story): 日向夏×ねこクラゲ
薬屋のひとりごと 11巻55話 壬氏 かっこいい ジンシ 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
薬屋のひとりごと 第55話ネタバレ
第55話 皇太后(前編)
薬屋のひとりごと 11巻55話 扉絵 子翠 猫猫 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
単行本第11巻
ビッグガンガン2022年 Vol.07
配信日2022年6月24日
登場人物猫猫(マオマオ)
壬氏(ジンシ)
安氏(アンシ)
皇帝
梨花妃(リファヒ)
小蘭(シャオラン)
紅娘(ホンニャン)
桜花(インファ)
貴園(グイエン)
愛藍(アイラン)
子翠(シスイ)
STORY
『十数年前』
壬氏「あっ、お母さま!」
薬屋のひとりごと 11巻55話 皇太后 壬氏 幼少期 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
壬氏「(あ、とてもえらい人だ)」
「ほうら、お部屋に戻ろうじゃないか」
薬屋のひとりごと 11巻55話 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
壬氏「(あの老人はあの老婆は誰だったろう…どうして母はこんな表情をしているのだろう…うまく思い出せない)」
薬屋のひとりごと 11巻55話 壬氏 かっこいい 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
壬氏「(気持ち悪い…嫌な夢を見たあとは悪いことが起きる。そんな思い込みが迷信だろうか…夢に出てきた老婆は祖母で老人は父だった。そして父だと思っていた者(現帝)が実は兄だった。あの時、父の手からこぼれ落ちた石…あの赤とも鬱金ともいえる印象的な鮮やかな色…あれは何だったのだろう…)」
薬屋のひとりごと 11巻55話 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
壬氏「(まだ夜明けまで時間があるな。体でも動かすか)」
薬屋のひとりごと 11巻55話 壬氏 かっこいい 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
壬氏「(後で湯浴みの準備をしてもらおう。いつまでも黙ってはいられないだろう…妙なところで鈍いあの女官でもそろそろ気付くはずだ。もしくはすでに知っていて…だったら話が早いのだが…水連が起こしに来るまでもう少し眠ろう。その間だけでも)」
薬屋のひとりごと 11巻55話 壬氏 かっこいい 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
紅娘「今日からここがあなたの部屋」
猫猫「本当にここを使えと?」
紅娘「ええ、反省なさい」
猫猫「ありがとうございます!」
薬屋のひとりごと 11巻55話 水晶宮 侍女 猫猫 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
桜花「やっぱり意味なかったじゃないですか!」
貴園「さすがに酷いんじゃない桜花」
桜花「でも猫猫ったらあれだけ言ったのにまだ虫を集めてるんだもん」
猫猫「桜花さまが倒れて以来、蜥蜴の尻尾は集めてませんが」
貴園・愛藍「(そんなもの集めてたの)」
桜花「ええ本当に?でも変な女官が笑いながら虫を捕まえているって聞いたのよ」
猫猫「そんなことはしません (確かに仕事で蛾ばかり集めていたけど笑いながら虫を集めるなんて…)」
薬屋のひとりごと 11巻55話 猫猫 子翠 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
小蘭「最近の子翠?子翠は神出鬼没だからなぁ」
猫猫「(勉強をしているせいか難しい言葉を使うようになったな)」
小蘭「ねー、誰か子翠がどこにいるかしらなーい?」
「あー…見たような見てないような」
小蘭「えっどこにいたの?教えてよー」
「いたといえばいたんだけど」
薬屋のひとりごと 11巻55話 小蘭 猫猫 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
猫猫「(歯切れが悪いな。ああ見知らぬ部屋付きの侍女に警戒しているのか…小蘭のように誰にでも分け隔てなく接する侍女が珍しいのだ) お話次第ではこれを差し上げます。手拭いの用途には向きませんけど (先日、杏に頬を打たれた後、壬氏がくれたものだ)」
「その香りはまさかあの方の!?」
猫猫「ご想像にお任せします。お話を聞かせていただけますか?」
薬屋のひとりごと 11巻55話 壬氏さま 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
猫猫「(確か前もここで会ったな。北の雑木林がお気に入りの場所なんだろうか…夏場になり羽虫が多くなった。翡翠宮で活躍してる蓬や松の青葉を持ってくれば炊いて蚊遣りにできたな)」
薬屋のひとりごと 11巻55話 猫猫 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
猫猫「(おしろい花の群生だ。こんなところにあったのが。幼い頃はよく妓女たちとおしろい花の種を取りに行ったな。中の粉をおしろいとして使うためではなくあるものを作るために)」
薬屋のひとりごと 11巻55話 猫猫 おしろい花 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
猫猫「(堕胎剤…それを作ろうとした杏は当初香をつけていなかった。梨花妃に取って代わる妃になろうとしていた杏が流産の危険がある香を避けるのはおかしくない。そんな杏が香をつけてまで堕胎剤を作ろうとした。それはおそらく…何も玉葉妃だけが皇帝の寵愛を受けているわけではない。梨花妃が妊娠している可能性も十分にある。だがあの一件での違和感はそれだけじゃない。妓女たちのつくる堕胎剤にはおしろい花に鬼灯や牡丹、鳳仙花や芍薬、水銀などを煎じる。水銀はともかく他は後宮内でも手に入るものだ。しかし杏は堕胎剤の材料を隊商に持ち込まれたもので揃えていた。それは一つの疑念を生む。薬の知識のない杏に毒の作り方を教えた人間がいるのではないか。その人はまだ後宮内にいるのではないか…と)」
子翠「つっかまえたー」
猫猫「(あんなのと一緒にされていたなんて心外だ)」
薬屋のひとりごと 11巻55話 子翠 シスイ 猫猫 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
子翠「むしー」
猫猫「…早くどいて…頭に虫をつけたままにしたくない」
薬屋のひとりごと 11巻55話 シスイ 子翠 猫猫 原作 漫画 ねこクラゲ The Apothecary Diaries chapter 55
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