文スト30話 | 第3期5話『芥川先輩の妹』ネタバレ | Bungo Stray Dogs

Bungo Stray Dogs

原作(Original Story): 朝霧カフカ(Kafka Asagiri) TVアニメ『文豪ストレイドッグス』 第30話ネタバレ

第30話 Slap the Stick & Addict
放送日	2019年5月10日
OPテーマ	セツナの愛 (歌 : GRANRODEO)
EDテーマ	Lily (歌 : ラックライフ)
CAST
中島敦 Nakajima Atsushi CV.上村祐翔 太宰治 Dazai Osamu CV.宮野真守 国木田独歩 Kunikida Doppo CV.細谷佳正 江戸川乱歩 Edogawa Ranpo CV.神谷浩史 与謝野晶子 Yosano Akiko CV.嶋村侑 宮沢賢治 Miyazawa Kenji CV.花倉洸幸 谷崎潤一郎 Tanizaki Jun'ichirō CV.豊永利行 田山花袋 Tayama Katai CV.鈴村健一 芥川龍之介 Akutagawa Ryunosuke CV.小野賢章 芥川銀 Akutagawa Gin CV.夏川椎菜 樋口一葉 Higuchi Ichiyo CV.瀬戸麻沙美 ルーシー Lucy Maud Montgomery CV.花澤香菜

EPISODE GUIDE
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TITLE CARD

KEY VISUAL

中島敦「皆さん！新しいお仕事です！どなたか希望者は…」

「パ～～ス」

谷崎潤一郎「反動ですかねぇ」

江戸川乱歩「反動だな」
与謝野晶子「反動だね」

中島敦「反動？」
太宰治「燃え尽き症候群だよ。ギルド戦は創立以来の大激戦だったからね」

太宰治「モビーディックの横浜への落下を防ぐことができて本当によかった」

太宰治「しかも、おかげで君は有名人だ」

中島敦「僕は別にそんなつもりで…」
太宰治「まぁいい。名前なんて売れても煩わしい事が増えるだけだ」

中島敦「…あれ？国木田さんは？」
太宰治「国木田君は上。なんか逆にやる気出てる」

太宰治「コーヒーおかわり」
江戸川乱歩「僕カレー。甘いやつね」
与謝野晶子「なんか元気が出るやつ」

中島敦「いつもご迷惑おかけします」
「いえいえ。迷惑なのは太宰さんがツケを溜めてることぐらいですから」

「死ぬ前に生命保険にだけは入っておいてくださいね」
太宰治「その生命力…君は最高に素敵な女性だね～」

中島敦「それと軍警から報告がありました。ギルド壊滅後その遺産を狙った海外組織が流入しているようです」

江戸川乱歩「どうせ退屈な連中だろ～？」

中島敦「ですが、僕も昨日この近くでギルドの残党を見かけたんです」

中島敦「逃げられてしまいましたが彼女は何か金属の箱を持っていました」

中島敦「まさか探偵社への復讐のために犯罪組織と組んでこのビルに爆弾か何かを…」

「じゃあこの店も危ないのかしら」

店長「危険はコーヒーの苦味と同じです。覚悟ある者にとってはそれもまた風味」

谷崎潤一郎「さっすが店長！コーヒー一筋30年」
江戸川乱歩「石鹸を使ってもコーヒーの匂いが手から取れない男！」
店長「他に取り得がありませんから」

谷崎潤一郎「おー店長渋い！」
与謝野晶子「不器用系伊達男！」

中島敦「店長！」

中島敦「太宰さん…店長の指が！」

店長「た…大した傷じゃありません…皆さんが無事でよかった…」


「俺達に計画などいらん。暴れ回り恐怖を刷り込みゃ小っちゃな探偵社は小鳥みたいに囀るだろうよ」

「ギルドの遺産の在処をな」
「それが恐怖っすね」
「ああ、今回のコレクションは上物だ。コーヒーの香りだぞ」

「武装探偵社が動き出したようです」
「俺達を探しにか？フン…無駄な事を…俺達犯罪組織ザーパルクは罪が重いほど地位が高くなる」

「隠れ家は4日ごとに変わり国際警察でも追ってこれん」

「たとえここを見つけても重装備の凶悪犯に監視カメラ…それに電話一つで地元の犯罪組織も駆けつけてくる」

「そしてあの扉。銀行にも使われる重鉄扉で爆弾でもびくともせん。せいぜい苦し…」



「バカな！この隠れ家を見つけられるはずが！」

太宰治「乱歩さんが5秒で割り出したよ」

「か…監視カメラは…」


「武装した見張りは…」


太宰治「君達にはお礼を言わないと。お陰でやる気が出た」

「まだだ！電話１本でここいらの犯罪組織が駆けつけてくるんだァ！」

📱「バカかお前ら！ヨコハマを知らないにも程がある！あの武装探偵社を怒らせたら命がいくらあっても足りん！俺達は下りる！」

与謝野晶子「あんた指の爪を剥ぐんだって？いい趣味してるじゃないか…今日は久しぶりに楽しめそうだ」

太宰治「はぁ…落ち着く」

谷崎潤一郎「結局ギルドの遺産って何だったんでしょうね？」

太宰治「そんなものはないよ。あったとしても既に他の奴が回収してる」

太宰治「今回の奴らはおおかたそいつからの偽情報に踊らされたのだろう」


中島敦「あ…そういえばギルドの残党って…」

店長「お帰りなさい。皆さんにも紹介しておきましょう。ウチの新入り、ルーシーです」

中島敦「……何でここにいんの？」

ルーシー「なんとなくよ！」

中島敦「ハッカー？」
国木田独歩「これから凄腕の情報屋に会う。奴は元探偵社員だ」

中島敦「お知り合いなんですか？」

国木田独歩「まぁ腐れ縁だ。今日はそいつにこいつを調べさせる」

中島敦「それって…モビーディックの制御端末？」

国木田独歩「問題はこれだ。中に貼られた遠隔干渉チップ。こいつが土壇場で制御を奪いモビーディックをヨコハマに衝突させようとしたんだ」

国木田独歩「こいつを仕掛けた奴はギルドすら利用しヨコハマ壊滅を目論んだわけだ。手掛かりはこいつのみ。次の手を打たれる前に黒幕を闇から引きずり出さねばならん」

国木田独歩「花袋！俺だ！入るぞ！」

国木田独歩「何だこのゴミは！足の踏み場もないではないか！たまにはその万年床から出て掃除しろ！この引きこもりがァ！」

田山花袋「わしはもう駄目じゃ…」

国木田独歩「またか…今度は何だ！」

田山花袋「蒲団の外は地獄じゃ…美しきものは空の上…楽し気なものは海の底…」

中島敦「国木田さん…この人が？」

国木田独歩「ああ、花袋の異能力は視界内にある電子機器を振れずに操る。その処理速度は常人の数十倍」
中島敦「数十倍って…これ全部を！？」

国木田独歩「軍の電脳戦に匹敵する能力だ。もっとも一番心安らぐ場所でなければ集中できんらしく異能力が発揮されるのはその蒲団の中のみだが」

田山花袋「それも今は昔。心乱れ異能力も使えぬわしは今はこの部屋で一番でかい生ごみに過ぎぬ」

国木田独歩「異能力が使えんだと！？なぜだ！？」
田山花袋「そ…それが…」

敦・国木田「恋煩い～～～～！？」

田山花袋「あれは３日前…わしは衝撃の出会いをしたのじゃ」

田山花袋「かの黒髪の撫子と…百合の如くたおやかな立ち姿…夢幻と見まがうその儚き気配。500m先からでも心奪われた…」

国木田独歩「500m…遠いな」
中島敦「それ…出会ってません」

田山花袋「わしはその晴れ姿に瞑眩し写真を一枚撮るだけで精一杯…」

中島敦「確かに綺麗な人ですね…」

田山花袋「しかーし！所詮は叶わぬ恋！女性との会話…モグラと漫談する方がまだ得意じゃ…」

田山花袋「やはりわしには芳子しかおらぬ！」
中島敦「芳子？」
国木田独歩「この蒲団の名だ」
中島敦「なぜ蒲団に名前が…」

国木田独歩「はぁ…この現状では調査は進まんな」
田山花袋「そうか…ならばわかった。こうしよう。探偵社に黒髪の撫子探しを依頼する」


樋口一葉「芥川先輩～♡仕事帰り～落ち着け～冷静になれ～樋口～」

樋口一葉「お疲れ様です先輩。ご自宅までお送りしましょうか」

樋口一葉「これだ！すごくさりげない！もしかして…」

芥川龍之介「茶でも飲むか」

樋口一葉「とか言ってご自宅まで上げてもらったりして～～♡」

芥川龍之介「久しぶりだな。帰るぞ」

樋口一葉「…あの女…」

樋口一葉「…だ…れ…」

樋口一葉「芥川先輩が女性と逢引きししかも共に帰宅…否！絶対に何か事情がある！そう！これは陰謀だ！」

樋口一葉「敵組織の刺客？潜入捜査官？いずれにしろあの女の正体を暴き先輩への陰謀を防がなくては！そう！断じてこれは個人的な趣味ではない！任務だ！」

樋口一葉「確か昨日この辺りで…お！武装探偵社！？なぜ奴らがここに！」

樋口一葉「おーっ！人虎が持ってるあの写真！あの女だ！武装探偵社とつながりが！？しかし今探偵社と事を構えるわけには…」

森鷗外「武装探偵社との敵対を禁ずる。当面の間はね」

樋口一葉「しかし最早ギルドは解体済み。となれば探偵社との再衝突は不可避かと…」
森鷗外「これでもボスとして色々考えている。信用しなさい」

樋口一葉「承知しました」

森鷗外「同様の指示を全隊に徹底する。銀君、これを各部隊へ」

樋口一葉「なぜボスはあのようなことを…零細探偵社ごときにナメられてたまるか…」
国木田独歩「俺達に何か用か？」

樋口一葉「うわっ！」
木田独歩「ポートマフィアが何の用だ？お前達との衝突は極力避けろとの社長指示だが事と次第によっては相手になるぞ」

樋口一葉「(手練れ相手に2対1…状況は最悪…しかし先輩のため！いかなる手段を用いても！情報を聞き出す！)」

樋口一葉「教えてください！あなた方が持っているその写真の女性について！」

敦・国木田「え～～～～！？」

中島敦「教えて…と言われても…僕らにも彼女の氏素性はわからなくて…恋文を渡すべく探しているのですが」
樋口一葉「恋文！？(人虎め…意外と大胆…)」

樋口一葉「(ん…？待てよ…)」

樋口一葉「ナイス！あなたを応援します！女性は強く押し切られるのを望むもの！でもその前髪はきちんと切るべきですね！服も新調しなさい！」

田山花袋「恋文を渡すのは彼ではないぞ！我が恋熱の行方、見届けぬわけにはいくまい！」

中島敦「なぜ蒲団を…」
樋口一葉「恋文の主はあなたですか。なんというか人虎に輪をかけて望み薄そうな方ですね」

田山花袋「黙らっしゃーい！」

田山花袋「想いの深さなら誰にも負けぬ！第一貴官はポートマフィアだろう！この花袋、武装探偵社を辞したといえども犯罪者と馴れ合うつもりはなーーい！」

樋口一葉「人虎…なぜ彼はあっちを向いて怒っているのですか？」
中島敦「(本当に女性と話すの苦手なんだな…)」

中島敦「いた…」



田山花袋「な…撫子じゃあああ！」

樋口一葉「洗濯屋から出てきた…ってあれは芥川先輩の衣服！いろいろけしからん！最早恋文作戦などあてにならない！私が直接天誅を！」

樋口一葉「おのれ逃がすかァ！」
田山花袋「待て！ポートマフィア！」






樋口一葉「(なぜ信号が急に！？)」

樋口一葉「(あの身軽な体捌き…やはり敵組織の間者か！ならば！)」

田山花袋「撫子は！私が守る！」
樋口一葉「私が仕留める！」

樋口一葉「覚悟！」

樋口一葉「その髪型とマスク…」


樋口一葉「…銀！？」

樋口一葉「では…あなたが芥川先輩の…」

敦・国木田・樋口「妹～～～～～！？」

中島敦「芥川の…妹…」

中島敦「大丈夫ですか？」
国木田独歩「どうする？花袋…お前ポートマフィアは嫌いだろう」

田山花袋「あなたを一目見た瞬間わしは美しさの意味を知った」

田山花袋「うわ～～～～～～～ん」

中島敦「花袋さん、大丈夫でしょうか？」

国木田独歩「ああ、そのための恋文だからな」

中島敦「え？」
国木田独歩「元来、岡惚れした相手に想いを伝える度胸は花袋にない。だがいつまでも片思いに係っては調査ができず俺が困る。だから奴は進んで玉砕したのだ。泣くだけ泣けば仕事を始めるだろう」

中島敦「花袋さんのことよくご存じなんですね」
田山花袋「奴が探偵社に戻れば少しは楽なんだがな」



樋口一葉「銀、上司として命じます。お義姉さんと呼んでみなさい

 

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