SPY×FAMILY | 第10話『星を掴む光の矢』ネタバレ

SPY×FAMILY

🖌原作(Original Story) : 遠藤達哉(Tatsuya Endo)

TVアニメ『SPY x FAMILY』 第10話ネタバレ

第10話 ドッジボール大作戦
放送日	2022年6月11日
OPテーマ	ミックスナッツ (歌 : Official髭男dism)
EDテーマ	喜劇 (歌 : 星野源)
CAST
🔷ロイド・フォージャー Loid Forger CV.江口拓也 🔷アーニャ・フォージャー Anya Forger CV.種﨑敦美 🔷ヨル・フォージャー Yor Forger CV.早見沙織 🔷ヘンリー・ヘンダーソン Henry Henderson CV.山路和弘 🔷ダミアン・デズモンド Damian Desmond CV.藤原夏海 🔷ベッキー・ブラックベル Becky Blackbell CV.加藤英美里 🔷エミール・エルマン Emile Elman CV.佐藤はな 🔷ユーイン・エッジバーグ Ewen Egeburg CV.岡村明香 🔷ビル・ワトキンス Bill Watkins CV.安元洋貴

EPISODE GUIDE
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KEY VISUAL

「おはようございます、ヘンダーソン先生」

ヘンリー「おはようございます先生。先生も紅茶はいかがかね？」
「ええ、いただきます」

「先生が初等生の担任を持たれるのは久しぶりでしたね。どうですか今年は？」

ヘンリー「ま、しごき甲斐のある生徒たちだよ」

「ハハハ！なんでも早速初日にトニトをお与えになったとか」

ヘンリー「まぁ名門イーデンにおいては稀有なことではあったが…」

「私も知るかぎり初めてですね」

ヘンリー「あくまで公正な裁定を下したまでのことだよ。よき行いは称え不始末には相応の罰を与える。それが教育の本懐というものだ」

「おみそれしました」

ヘンリー「イーデンの門をくぐった初等生たちが日々エレガントを体得することで伝統は守られ受け継がれていく。我が校はこの国の未来をエレガントにするためにあるのだよ」

ユーイン「ダミアンさま！この方、ダミアンさまのお兄さまじゃないですか？」

ダミアン「ああ…」
ユーイン「お兄さまの入学式ですね。他にも写ってるんじゃないですか？」

エミール「あ、いた！ここにも！」
ユーイン「ここにも！これなんかMVPですよ！」

エミール「ダミアンさまのお兄さますげえ勢いでステラ授与されてますね。さすがです！」

ユーイン「でもダミアンさまならもっと早くインペリアル・スカラーになれますよ。オレらの学年のステラ１号はダミアンさまに決まってます！」

ダミアン「ま…まぁな」

エミール「といっても試験はまだ先だし…」

エミール「最初のチャンスは…あ！来週の体育！組対抗ドッジボール大会がありますよ！」

ユーイン「オレの友達が７組の友達から聞いた話らしいんですけど…MVPになればステラがもらえるって…」
ダミアン「ホントか！？」

ダミアン「MVPか…」

ヘンリー「(天気は快晴。少年少女たちよ、今日もキミたちがイーデン校の新たな歴史の１ページを紡ぐ)」

ヘンリー「(エレガントに…そしてブリリアントに)」

ダミアン「うっせえ！てめーが先にケンカ売ってきたんだろうが！」
アーニャ「アーニャわるくない」

ベッキー「そうよ！だいたいそっちが…」
ダミアン「ブスは黙ってろよ！」
ベッキー「はあ！？」

アーニャ「くそやろう」
ダミアン「誰がだ！？このど短足！」

ベッキー「女の子に対してそんなこと言っちゃいけないんです！」

ヘンリー「(エレガン…ト…)」

アーニャ「アーニャきかーん」

ヨル「おかえりなさいアーニャさん」

アーニャ「ちちーびっぐにゅーすしいれた」

ロイド「なに？今度の体育の授業でステラがもらえる？」
アーニャ「ベッキーが言ってた」

ベッキー「あたしの友達が７組の友達から聞いた話らしいんだけど、来週の対抗戦、勝った方のクラスのMVPにステラ一つジュヨされるってウワサよ！」

ロイド「(噂って…うーん眉唾だな…)」

ヨル「そうなれば特訓ですアーニャさん！」
アーニャ「とっくん！」

ヨル「それで競技種目は何ですか？」
アーニャ「ドッジボール」

ヨル「ドッジボール…たしかボールを当てて相手を葬るやつですよね？」
ロイド「(葬るって…)」

アーニャ「はは！ひっさつわざおしえろ！」

ヨル「わかりました。私が一球必殺の技、お教えします！」
ロイド「ヨルさんはスポーツも得意なんですか？」
ヨル「あ、いえ、昔弟とキャッチボールした程度で…」

ヨル「(日頃から人間をちぎっては投げてますとは言えない)」

ヨル「私に任せてくださいアーニャさん！必殺技でスターをキャッチです」

アーニャ「アーニャ、ドッジボールでおほしさまつかむ！すたーきゃっちアーニャがんばる！」

ロイド「(やる気なのはありがたいが…)」

ヨル「まずは筋トレからです。１回…２回…」



ヨル「スタミナも大事ですよ！」

ヨル「アーニャさん！？」

ヨル「いいですか？ボールは腕の力だけで投げるんじゃありません」

ヨル「しっかり足を踏み出して体重を移動しながら腰をひねり、肩に力を伝えて」

ヨル「こう」

ヨル「さぁやってみましょう」

ロイド「(これが特訓？よくわからんがヨルさんに任せたことだし…)」

ロイド「アーニャさん起きてください」


アーニャ「アーニャあしたすたーきゃっちする！」

アーニャ「アーニャがんばった」

アーニャ「ははのようしゃないとっくんにもたえた」

アーニャ「ひっさつのしょっとのなまえもかんがえた。アーニャほしつかむ！」

アーニャ「(おほしさまいっぱいとってちちのにんむのおてつだい！)」

エミール「やる気だけはいっちょまえだな」
ユーイン「ダミアンさまの足だけは引っ張るなよ。短足女」
アーニャ「じなん…！とけらい」

ベッキー「なんで男女混合なの？こいつと同じチームとかマジ最悪」

アーニャ「(じなん…ちちのにんむのたーげっとのむすこ。なかよくなるとおとくまんさい)」

ダミアン「な…何見てんだコラ！」
アーニャ「(でもいじめてくるからきらい)」

ダミアン「(クッ…こっちだっておまえみたいなちんちくりんに構ってる暇はないんだ)」
アーニャ「(ちんちくりん)」

ダミアン「(この試合でMVPを取ってステラを獲得するんだ。兄貴と同じインペリアル・スカラーにならないと…でないと…父上に振り向いてもらえない…)」

ヘンリー「体育のボビー先生が病欠のためワシが代わりにこの授業を担当する。皆紳士淑女の精神にのっとりエレガントなプレーを心がけるように」

ヘンリー「それではこれより３組セシル寮対４組ウォルド寮のドッジボールクラス対抗戦を行う！」

ヘンリー「試合開始！」

エミール「やってやりましょうダミアンさま！」

エミール「ダミアンさま！」
ユーイン「４組の情報集めてきました！」

ダミアン「よし…(ステラを授与されるためにはMVPになるしかない。敵は…こいつだ！)」

ダミアン「(この試合、４組に勝つにはまずあいつを倒さなくては！)」

ダミアン「(司令部少佐の息子、ビル・ワトキンス！)」

「ナイスキャッチビルくん！」

ベッキー「何よあの化け物は！絶対同い年じゃないわよ！」

ユーイン「奴だ…」
エミール「魔弾のビル！その恵まれた体格と頭脳で幼稚園時代から数々の球技大会を総なめにしてきたボーダムの怪童」

ベッキー「幼稚園でそんなに大会あんの？」

ダミアン「フン…メガネなんかかけてたら危ないぜオッサン！」

ビル「心配ありがとう総裁の息子ダミアンくん。でもボクには当たらないから大丈夫。あと肩から上のヒットはノーカウントだよ」

ビル「(敵配置確認。気流・湿度・補正よし)」




ヘンリー「4ヒット！」

エミール「なに！？」
ダミアン「ビビるな！まぐれに決まってる！」

ビル「まぐれなんかじゃないさ」

ビル「ボクのボールは完璧に計算し尽くされている」

ビル「シミュレーションだけじゃない。フィジカルだって鍛え抜いてある」


ビルの父「我が息子ビルよ」
ビル「はいダディー」

ビルの父「おまえはイーデンの…いずれは陸軍の英雄となるべき男」

ビルの父「その手にステラをつかめ！明日のオスタニアのために！」

ビル「サーイエッサー！」

ビル「そう、ボクの勝利は決まっているのさ」

ベッキー「ちょっと！あんなの当たったら死んじゃうし！」

ビル「安心しろ。女には手加減する」

ベッキー「それはそれでなんかムカつく！」


ベッキー「ぎゃふっ！」

ダミアン「ずいぶんとデカい口をたたくな。オレたちが無策で臨んでると思うのか？デカブツ…ドッジボールは１人で勝てるもんじゃないぜ！」

エミール「いてっ…目指せMVP！」

ダミアン「取るぞMVP！」

ダミアン「いくぞ！フォーメーションＧだ！」

ユーイン・エミール「おう！」

ヘンリー「４ヒット！」

ダミアン「クッ…まだまだ！」

エミール「影…」
ユーイン「分…」
ダミアン「身…」

「アタック！」


ビル「分身というのはな…」

ビル「こうするんだ！」

エミール「(ダミアンさま…オレ…ダミアンさまのおそばにいられて幸せでした)」

ユーイン「エミールぅ！」

エミール「(オレ、ダミアンさまのいいとこいっぱい知ってますよ。今ちょっと思い出せないけど…何かあったと思います)」

エミール「(ダミアンさま勝ってください。だってダミアンさまはいつだってオレたちの…MVPなんですから！)」

ユーイン「エミール！」

エミール「ユーイン…バカヤロー泣くなよ…」

ユーイン「な…泣いてなんかねえよ」

エミール「最後まで…最後まで希望を捨てちゃだめだ…」

ユーイン「あぁ…あぁわかってる！」

ユーイン「諦めたらそこで試合終了…がふっ」

ダミアン「(クソッこのままじゃ負ける！何とかして奴の隙を…他の奴がいくらやられようが知ったこっちゃないがオレだけは勝ち残って目立たなくては！)」

アーニャ「(じなん、くそやろう)」

ビル「(さて次はあのチビっ子かな？狙うは足元！)」

ダミアン「おっ？ミスりやがった！ラッキー」
ビル「(あいつ今ボクが投げる前にジャンプを？)」

ビル「(ならば今度は右腕を狙う！)」

ビル「(ならば左！)」

ビル「(ぬぅ…こうなればボクの奥の手！)」

ビル「(目の前で急激に軌道を変えるボールはちょこまかと逃げ回る者を追撃して捕らえる！)」

ビル「くらえ！ホーミングスライダーショット！」

ベッキー「どこが女子には手加減よ！」

ヘンリー「ヒット」

ビル「(バカなッ！読まれている！完全に球筋を読まれているッ！何者だあの女！？)」

ダミアン「な…なかなかやるなおまえ」
アーニャ「フッ」

ヘンリー「(ドッジボールの語源…ドッジとは素早く身をかわすこと。エレガント回避！)」
ベッキー「アーニャちゃん外野気をつけて！」

アーニャ「あっ！」

ダミアン「バカ早く立て！」

ビル「(いかにキサマといえどその体勢ではもはや不可避ッ！) 死ねぇいッ！」

ダミアン「(気の毒だがまぁドジなこいつが悪い)」

ダミアン「(安心しろ。オレが残って３組を勝利に導いてやる！)」

ヘンリー「ヒット！」

ユーイン「な…何してんすかダミアンさま！」

ダミアン「はっ！？しまったMVPが…」

アーニャ「アーニャまもってくれた？おまえいいやつ？」
ダミアン「ち…ちがう！あいつの球にやられっぱなしで悔しいからちょっと捕ってみたかったっていうか…」

ダミアン「くそがっ！残りはおまえだけだ。任せたぞ」

アーニャ「(みらいはアーニャにたくされた。いまこそひっさつのショットをはなつとき！)」

ヨル「アーニャさん最後の教えです。投球のコツは体全体を使うこと」

ヨル「このボールを光の矢だと思うんです」





アーニャ「じなんのしをむだにはしない」
ダミアン「死んでねーし！」

アーニャ「アーニャがかたきとる！」

ダミアン「(オレを殴り飛ばしたときのあのパワー…あいつならもしかして…)」

ベッキー「(何だかわからないけどすごい迫力…ひょっとして…)」


アーニャ「(だいじなのはたいじゅーいどー)」

アーニャ「(ふみだすちからと、こしのひねりをおててにつたえて、そんでおててはえーとえーと…)」

アーニャ「(とにかく！) ひっさつ！」

アーニャ「星を掴む (すたーきゃっち)」

アーニャ「光の矢 (あろー)！」





ヘンリー「ゲームセット」


「これでビルくんステラゲットだね！」

ヘンリー「ん？ステラ？こんな一授業のミニゲームで与えるわけなかろう。誰がそんなこと言った？むしろ試合中に死ねなどと暴言を吐くキミにはトニトをくれてやってもいいのだぞ」

「大丈夫だよビルくん次頑張ろう」
「またチャンスがあるよ」

ヘンリー「(だがしかしいがみ合っていた者同士が力を合わせ困難に立ち向かう。その心たるやステラに値するぞ少年少女よ)」

ダミアン「てめーふざけんな！！なんだあのクソボールは！かばって損したわ！」

ベッキー「なによ！自分だって当たんなかったクセに！」
アーニャ「やっぱおまえきらい」

ダミアン「えっ…んだとこのど短足！」
ベッキー「女の子に対してそんなこと言ったらいけないんです！」

ヘンリー「(…そうでもないかも)」

ヨル「(ははのおしえやくにたたない)」

 

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