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DEMON SLAYER |
原作(Original Story): 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotōge) 鬼滅の刃 第203話ネタバレ |
第203話 数多の呼び水 | |
配信日 | 2020年4月27日 |
ジャンプ | 2020年21・22合併号 |
単行本 | 第23巻 |
登場人物 | 竈門炭治郎 竈門禰豆子 嘴平伊之助 我妻善逸 冨岡義勇 愈史郎 鬼舞辻無惨 |
STORY | |
竈門禰豆子「お兄ちゃん帰ろう。家に帰ろう」 竈門炭治郎「帰りたい。俺も家に帰りたいよ禰豆子。本当に疲れたんだ。お願いします神様。家に帰してください。俺は妹と家に帰りたいだけなんです。どうか」
鬼舞辻無惨「帰ってどうなる。家族は皆死んだ。死骸が埋まっているだけの家に帰ってどうなる。恨まれているぞ。誰もお前が戻ることを望んでいない」 竈門炭治郎「謝りたい。みんなを傷つけてしまったこと、戻って謝りたい」 鬼舞辻無惨「謝っても許されない」 竈門炭治郎「それはお前が決めることじゃない。みんなが俺を心配してくれてる。匂いでわかる」 鬼舞辻無惨「黙れ。お前は私の意志を継ぐ者。前を向くな。人を信じるな。希望を見出すな。鬼でなくなれば数年の内に死ぬのだぞ。痣の代償を払わねばならぬ。自分のことだけ考えろ。目の前にある無限の命を掴み取れ」 竈門炭治郎「嫌だ。俺は人間として死ぬんだ。無限の命なんか少しも欲しくない。いらない。みんなの所に帰りたい」 鬼舞辻無惨「屑め、お前だけ生き残るのか?大勢の者が死んだというのに、お前だけが何も失わずのうのうと生き残るのか?こんなものお前の妄想だ。恥を知れ!やめろ!」
竈門炭治郎「しのぶさんの匂いがする。いや…これは…藤の花の匂いか…」 竈門禰豆子「お兄ちゃん帰ろう」 竈門炭治郎「禰豆子…」 鬼舞辻無惨「手を放せ。こっちに戻れ。太陽すら克服したというのに。お前は類稀なる生物なのだ。そっちに行くな炭治郎。死んだ者達の憎しみの声が聞こえないのか!何故お前だけが生き残るんだと叫んでいるぞ。何故自分たちは失ったのにお前だけが…」 竈門炭治郎「そんな人いない。自分ではない誰かのために命を懸けられる人たちなんだ。自分たちがした苦しい思いや悲しい思いを他の人にはして欲しくなかった人たちだから」 鬼舞辻無惨「炭治郎待て!待ってくれ頼む!私の意志を思いを継いでくれお前が!お前しかできない。お前は神に選ばれし者だというのがわからないのか。お前ならなれる!完璧な…究極の生物に!」 竈門炭治郎「みんな…」 《炭治郎戻って来い。絶対負けるな。こっちだ炭治郎》
竈門炭治郎「思い出が残ってる。あの幸せな日々は俺と禰豆子がいる限り消えない。だから帰る」 鬼舞辻無惨「無意味なことをするのはよせ。禰豆子は死んだ。お前が殺した」 竈門炭治郎「嘘だ。禰豆子は生きてる。お前は嘘つきだ」 鬼舞辻無惨「余計な真似するな亡者共。血の匂いがするだろう、仲間達の。お前がやったのだ」 《帰ろう。家に帰ろう》 鬼舞辻無惨「炭治郎、炭治郎行くな!私を置いて行くなアアアア!」
竈門禰豆子「お兄ちゃん」 竈門炭治郎「…ごめん…怪我…大丈夫…か…」 「戻ったああああ!炭治郎だああああ!」 嘴平伊之助「お前にやられた傷なんかたいしたこと…ねぇぜ…」 我妻善逸「俺は…一生かけて償ってもらうから…妻の分も」 竈門禰豆子「妻?」 隠「カナヲちゃん、炭治郎、目覚ましたよ!」 竈門炭治郎「(カナヲ…よかった…生きてる…)」
愈史郎「お前は死なないと思ってた…珠世様…終わりましたよ…」 | |
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