文スト 太宰を拾った日 | 第3話『Side-A:虚々実々』ネタバレ(最新話)

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『文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日』第三話「Side-A:虚々実々」ネタバレ。悲劇と悲劇の境目で青年を拾う物語でありポートマフィア内部での太宰の失踪を巡る議論から始まる。織田作の自宅に警察官がやってくる中で繰り広げられる太宰の奇行と居留守の葛藤を描きつつ突如として現れる襲撃者の正体と過酷な展開を詳細に追っていく。

文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 第3話

原作朝霧カフカ
漫画空倉シキジ
サブタイトルSide-A:虚々実々
配信日2026年9月4日
ヤングエース2026年10月号
登場人物太宰治
織田作之助
森鴎外
エリス
尾崎紅葉
広津柳浪

第3話 Side-A:虚々実々


あらすじ

ポートマフィアでは太宰の長引く音信不通により部下たちが困惑しており尾崎紅葉は外からの勢力であるストレインの存在を踏まえて捜索を提案するが首領の森鷗外は暗殺王の事件直後における組織強化を優先して放置を決定する。一方の織田作の自宅には近隣で血だらけの男が倒れていた通報を受けたS署の警察官がやってくる。織田作は太宰と出会ってからの運気低下を実感しながら警察に応対する場合と黙っている場合のリスクを詳細に比較検討する。素直に話せば事後従犯となり黙っていれば犯罪蔵匿罪に問われるうえ太宰を売ればポートマフィアの報復により砂の城のように家ごと消し飛ぶため居留守を選択する。キッチンで火を消そうとする織田作に対し太宰は銃や包丁で警官に射殺されようとする奇行を見せるが力ずくで押さえ込まれる。突入してきた警官が瓦斯を散布したことで織田作は相手が本物の警察ではなく襲撃者であると察知する。

概要

本エピソードはポートマフィアの組織的判断と織田作の自宅における張り詰めたやり取りを描く作品である。暗殺王の件を経て組織を固める森鷗外は太宰の捜索を行わない冷徹な方針を固める。織田作は門を叩く警察官に対し太宰の指示に従って居留守を決意するがその過程で太宰の持つ予想不能な思考パターンに振り回される。安普請の床板に注意しながらキッチンの火を消そうとする最中にも太宰は包丁を持ち出して自暴自棄な行動を提案し織田作は首を絞めて制止することを余儀なくされる。警官たちが部屋の中に踏み込んできた直後騒音容疑の尋問にはあり得ない瓦斯が撒かれたことで敵の正体が暴かれる。織田作は朝に倒れていた太宰を助けたことを思い返しながら階段下へ蹴り落としておくべきだったという強い後悔を胸に抱くことになる。

本文:ネタバレ

1. ポートマフィアにおける太宰の失踪と首領森鷗外の判断

ポートマフィアの内部において幹部たちが集まり太宰の失踪について議論を交わす。
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太宰の行方不明:
  • 首領である森鷗外に対して太宰が行方不明になっているという事実が報告される。
部下たちの困惑:
  • 広津は音信不通自体は珍しくないもののこれほど長期間に及ぶと太宰の直轄の部下たちが困惑していると説明する。
外部勢力の脅威:
  • 尾崎紅葉は近頃ストレインという連中が外部から出張ってきていてきな臭い状態であるため捜索してやったほうがよいのではないかと提案する。
首領による放置の決定:
  • 森鷗外は暗殺王の事件からまだ日が浅く組織をより強固なものにしなくてはならない時期であるため放っておいてあげようと決定し広津柳浪もこれに承知する。

2. 織田作の自宅前に訪れる警察官と居留守選択への葛藤

場面が切り替わり織田作の自宅の玄関先から警察官の呼びかける声が響く。
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警察官による訪問:
  • S署の警察官が近隣で血だらけの男が倒れていたという通報があったため話を聞かせてほしいと声をかけ反応がないため出て来ない様子をうかがう。
運気の低下と黒猫の迷信:
  • 織田作は太宰と出会ってから自身の運気が下がり続けついには地底を貫いていると感じ黒猫の迷信がこの状況でも効果を発揮していると考える。
太宰からの静寂の合図:
  • 太宰は織田作に対して口元に手を当てて静かにするようにしーっと合図を送る。
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織田作の思考開始:
  • 織田作は頭を回し始め自分を逮捕しにきた連中ではなく後ろ暗い事は何もないため例えば「やあ」と応対した場合の未来について思考を巡らせる。

3. 織田作が考察する逮捕リスクとポートマフィアの報復

織田作は門の前にいる警察官への対処について自身の立場とリスクを思考する。
素直に話す場合のリスク:
  • 血だらけの男を見なかったか尋ねる警官に素直に話すと太宰はほぼ間違いなく連れていかれ指名手配や逮捕目当ての可能性から自分も事後従犯とされる可能性が高いと考える。
黙っておく場合のリスク:
  • 黙っておけば警察は去るものの太宰が罪を犯していれば自分は後に犯罪蔵匿罪に問われることになり間違いなく犯しているためどちらにしても逮捕される結末になると判断する。
口裏合わせの困難さ:
  • 犯人と知らず治療したという言い分は通らず太宰の性格上口裏合わせを諾々と受け入れるかも分からないと分析する。
マフィアの報復と居留守の結論:
  • 太宰を警察に売る場合はポートマフィアの報復を受けて津波にさらわれる砂の城のように家ごと消し飛ぶため結論として居留守しかないと決意する。

4. 忍び足によるキッチンへの移動と床板の緊張感

室内で息を潜める織田作に対して太宰が身振りで意図を伝達する。
黙っている場合の推移:
  • このまま黙っていれば警官は引き上げて穏やかさが訪れると期待するもののどう取り繕っても誰かが在宅であることが判ると察する。
太宰の手の合図:
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  • 太宰が手で何か合図を送るため織田作がどういう意味か尋ねると太宰は静かにするよう怒りながら忍び足でキッチンまで行って火を消してくるよう伝えるのだと説明する。
床板の構造と把握:
  • 太宰はこの家の床が軋むものの家主である織田作ならある程度鳴らない場所が分かるはずだと指摘し織田作もそれに納得して同意する。
表情に対する太宰の疑問:
  • 太宰は織田作の表情が全く変わらないため本当に焦っているのか分からないと質問を投げかける。
床の薄さと歩行の注意:
  • 飴色に輝く床板は安普請のため薄く少しでも体重のかけ方を間違えるとギシッという音を出すため織田作は自分のつま先を柔らかく落ちる布と考えながら一歩踏み出す。

5. 織田作の異能と太宰の突飛な思考パターン

玄関の外で警察官たちが交わすやり取りが室内の織田作へと届く。
警官たちの会話:
  • 警察官たちは出直しにするか話し合い住人が土日休みなのか疑問を抱くとともに公権力がこちらの事情を鑑みてくれない現実が示される。
住人情報の確認:
  • 警察官は織田作が二十一歳で郵便配達員であり日曜日は郵便をやっていないため休みであると確認する。
順調な進行と希望的観測:
  • 家を荒らされては困るためここまで三十秒経過して順調だと考えるものの自身の状態が辞書の【希望的観測】の項目を説明するに相応しい状態であると認識する。
異能の発動とタイムリミット:
  • 織田作は自身の異能が予見する未来が五秒より長く六秒より短いことを意識しタイムリミットである死刑宣告まであと五秒だと実感する。
アメンボに例える行軍:
  • 音もなく水上を浮遊する真夏のアメンボのような恥なき行軍姿を撮影されて街の広報新聞に載るならばその日のうちに別の街へ引っ越すだろうと考える。
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太宰の予想不可能性:
  • 二人三脚で目標へ進んでいる最中に唐突に逆方向へ走り出したり必死に崖を登っている最中に崖から落下したいと言い出したりする太宰の予想のつかなさを実感する。

6. 太宰の暴走と包丁を巡る織田作の制止行動

緊迫した状況の中で太宰が突如として死を連想させる予測不能な言動を開始する。
警官による射殺の提案:
  • 太宰は今すぐ銃を片手に玄関を飛び出せば驚いた警官に射殺されるのではないかと提案する。
包丁への変更:
  • この家に銃はないと織田作が返答すると太宰は包丁でいいと言い出し織田作は誰かに泣きつきたくなる気持ちを抱く。
包丁の投げつけと抑止:
  • 警察がドアを開けると言って開けようとする瞬間太宰が包丁を投げつけるため織田作は力ずくで太宰を止め包丁なんか二度と研ぐものかと思う。
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森さんの注射の台詞:
  • 織田作が暴れるなと言いながら怖くない痛くもないとなだめると太宰は森さんが注射する時と同じ台詞だと言って嘘だと拒絶する。
森さんへの疑問と状況整理:
  • 織田作は森さんとは誰かと思い他にも太宰で苦労している人間がいるのかと考えつつ頭上に薬缶や顔の横に包丁や家に偽札や玄関に警察があり男の首を絞めている異常な状況を認識する。

7. 警官の室内突入と現場で生じる奇妙な静寂

強引にドアを開けて室内へ突入してきた警察官との間に奇妙な空気が流れる。
警察の突入:
  • 警察官が突入すると叫びながら室内に入り込み大人しくするよう求める。
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靴を脱ぐよう促す指示:
  • 部屋に入ってくる警官に対して織田作は靴は脱いでくれと声をかけ警官もそれに応じて靴を脱ぐ。
警官の戸惑い:
  • 突入してくる警官は今日はずいぶん変な仕事になりそうだと呟き織田作もその気持ちが分かると返答する。
喜劇的状況の連続:
  • 織田作は訳の分からない喜劇的状況が次々と起こっているもののとびきり一番奇妙な出来事はまだ起きていないと感じる。

8. 散布された瓦斯と襲撃者の正体に対する織田作の後悔

突入してきた者たちの行動によって現場の緊張感が一気に高まる。
警官の仕事に対する認識の誤り:
  • 織田作は警官たちの気持ちが分かると言うものの彼らが考える仕事についてもこれから起こる事についても分かっていないと気付く。
瓦斯の散布と偽物の確信:
  • 警官が騒音の容疑者を尋問するために瓦斯をばらまくなんて有り得ないため目の前にいる連中が警官ではないと見抜く。
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朝の出来事に対する後悔:
  • 織田作はあの朝玄関で倒れている太宰を見つける時に階段下まで蹴り落としておくべきだと痛感する。
後悔の受け止め:
  • 後悔は自身の人生につきものであり今更後悔がひとつ増えたところで大した痛手ではないと受け止めつつ物語はあの日から先へと続く。
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まとめ

第三話はポートマフィア内部の動向と織田作の自宅で繰り広げられる偽警官との攻防を描いたエピソードである。
首領の判断と失踪:
  • 森鷗外は暗殺王事件の直後における組織強化を優先し太宰の捜索を行わない決定を下す。
織田作の居留守:
  • 警察官の尋問に対して逮捕リスクやポートマフィアの報復を計算し居留守を選択する。
太宰の暴走と制止:
  • 警官に射殺されようとして包丁を投げる太宰を織田作が力ずくで押さえ込む。
襲撃者の発覚と後悔:
  • 突入してきた者が瓦斯を散布したことで偽者と見抜き朝に太宰を拾ったことを後悔する。
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