名探偵コナン | 第1082話『秘密基地のメッセージ①』ネタバレ | Detective Conan

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama)
名探偵コナン 漫画 1082話 諸伏景光 山村ミサオ 諸伏高明 Detective Conan Chapter 1082
名探偵コナン 第1082話ネタバレ
第1082話 ライン上の殺人
名探偵コナン 漫画 1082話 諸伏高明 諸伏景光 Detective Conan Chapter 1082
サンデー2022年1号
配信日2021年12月1日
登場人物江戸川コナン
毛利小五郎
毛利蘭
山村ミサオ
諸伏高明
大和敢助
上原由衣
諸伏景光
高崎駅の親子
月島一貴
中田由水
星川鏡子
花山泉太
場所高崎駅
冬名峠ホテル
STORY
「毛利小五郎名探偵、この度は本当にありがとうございました。ウチの愚息を捜して頂いて…ったく受験に3回失敗したぐらいで家出するなんて」
「ゴメン」
名探偵コナン 漫画 1082話 群馬 長野 県境 諸伏高明 大和敢助 山村ミサオ Detective Conan Chapter 1082
毛利小五郎「まあ息子さんがSNSで自分の写真を投稿してらしたのですぐ見つかりました」
毛利蘭「まあそれをネットで見つけたのはコナン君だけどね」
毛利小五郎「俺のPCで見つけたんだから俺が見つけたようなモンだろ?んじゃ後は2人でじっくり話して」
「はい、お世話になりました」
毛利小五郎「なんか久しぶりに興信所のオッサンっぽい仕事をしたなぁ。せっかく群馬に来たんだから何かうまい物食って帰るか?」
毛利蘭「いいね。群馬の名物って何があるっけ?」
コナン「水沢うどん、高崎パスター、ソースカツ丼も評判がいいってネットに書いてあるよ」
毛利蘭「じゃあその中で星がいーっぱい付いてるお店に行ってみよ」
コナン「うん」
毛利小五郎「待て待て。ネットの評判なんて当てにならねーよ。こーいうのは現地の人間に聞くのが一番だ」
毛利蘭「(ネットで人捜ししたのに)」
コナン「誰に聞くの?」
毛利小五郎「群馬県警の山村に決まってんだろーが」
コナン「(あのヘッポコか)」
📱山村ミサオ「はい、山村ですが」
📱毛利小五郎「俺だ、毛利小五郎だよ。今ちょうど群馬に来ててなぁ、どこかうまい店を」
📱山村ミサオ「毛利さんが群馬に来てる?おお!だったら今すぐココに来てくれちゃってください」
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📱毛利小五郎「ココに来てって…事件か?」
📱山村ミサオ「事件も事件、殺人事件です。県境に建ってるホテルの宿泊客がそのホテルの駐車場で撲殺されちゃったんですけど遺体があった場所が県境のラインの丁度真上で僕より後に来た隣の県の刑事達とどっちの事件かもめちゃって」
📱毛利小五郎「お前の方が先に現着したんなら自分の事件だってゴリ押ししろよ」
📱山村ミサオ「ええ…そう言ってるんですけど、色黒で図体がでっかい刑事は乱暴な口調で恫喝してくるし、おでこが広くて賢そうな口ヒゲの刑事は屁理屈をこねくり返してマインドコントロールしてくるし、髪を団子にした女刑事は美人だから譲ってもいいかなーってうっかり妥協したくなっちゃうし…とにかく僕だけじゃ負けそうなんですぐに加勢に来てくれちゃってくださいよ」
📱毛利小五郎「…ったく面倒くせぇなぁ」
コナン「(まさかその3人って)」
毛利蘭「大和警部に諸伏警部、由衣刑事も…お久しぶりです」
コナン「(やっぱりな)」
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山村ミサオ「え?ウソ…知り合い?」
大和敢助「っていうかお前も俺に会った事あるだろーが」
上原由衣「ホラ、他県にまたがる連続殺人事件で東京に呼ばれて…あの時も遺体が長野と群馬にまたがっていたような」
山村ミサオ「ああ何かぼんやりと思い出しました。じゃああなたにも会った事あるんですね?」
諸伏高明「いえ、私はそれに同行していないので、あなたとお会いするのは今日が初めてかと」
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山村ミサオ「そうですか?あなたとはどこかで会ったような気がしてくれちゃってたんですけどねぇ」
毛利小五郎「とにかくその遺体があった場所に連れてってくれ」
山村ミサオ「ホラ、この真ん中のラインが群馬と長野の県境で向かって右が群馬で左が長野です」
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毛利小五郎「確かに県境の真上で殺されてるようだ。でもまぁ先に現着したのが山村なら捜査は群馬に」
上原由衣「いえ、実は先にここへ来たのは私だったんです。でも遺体のポーズがかなり奇妙だったのでちゃんと写真を撮っておこうと鑑識さんを呼びに行って戻って来たら山村警部が来られてて」
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山村ミサオ「ホントですかー?」
コナン「奇妙なポーズってどんなの?」
上原由衣「口を大きく開けてガニ股だったのは覚えてるんだけど、両手は山村警部がいじってしまわれたみたいで」
山村ミサオ「仕方ないでしょ?脈とかとってたんだから」
コナン「動かす前にポーズは覚えてないの?」
山村ミサオ「んーよく覚えてないけど…“食べ過ぎて苦しい”って感じのポーズだったよ」
大和敢助「もおいい!ここは俺らに任せて役立たずのお前は帰れ」
山村ミサオ「何を言ってくれちゃってるんですか!帰りませんよ」
大和敢助「だから最初に現着したのは俺らなんだよ」
山村ミサオ「最初に遺体に触ったのはウチだって」
大和敢助「それが問題なんだよ」
諸伏高明「舟を同じくして済るに当たりては相い救う。ここで会ったのも何かの縁、長野と群馬の合同捜査としましょうか」
毛利小五郎「舟を同じく?」
毛利蘭「孫子の言葉で仲が悪い同士でも同じ舟で嵐に遭ったら助け合おうって意味。簡単に言えば“呉越同舟”ね」
毛利小五郎「(んじゃ最初から呉越同舟って言えよ) んで?殺されたのはどこの誰なんだ?」
上原由衣「この冬名峠ホテルの宿泊客で月島一貴さん30歳。動画配信サイトに自作の動画を投稿して広告収入を得ている動画配信者よ。ここへは動画配信者仲間で集まって来ていたようですけど」
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上原由衣「もう一度話を聞いてみます?」
毛利小五郎「ああ」
中田由水「昨日の夜11時頃に窓の外で変な音とうめき声が聞こえたからカーテン開けてのぞいたら、駐車場に誰か倒れてて、フードを被った誰かがそこから逃げてくのが見えたのよ。それで群馬県警に電話したのよ。その時は倒れてるのが月島君だとはわからなかったけど」
『中田由水(28) 動画配信者』
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山村ミサオ「その通報した時間正確にわかります?」
中田由水「ええ、スマホを起動したら丁度夜11時だったわよ」
星川鏡子「私も由水と同じで窓の外の変な声が気になってのぞいたら駐車場に月島君が倒れてるのが見えて、慌てて長野県警と救急車を電話で呼びました」
『星川鏡子(27) 動画配信者』
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毛利小五郎「あんたは倒れてるのが月島さんだとわかったんですな?」
星川鏡子「ええ、夕食後に2人で動画を撮って配信したんですけど、その時に着替えた服と同じだったので…警察の人が来るまで怖くて駐車場には行けませんでしたけど」
毛利小五郎「2人で動画を?」
中田由水「彼女、月島君と絡んで“月&星”ってチャンネル名で配信してるから」
毛利小五郎「あんたは救急車を呼ばなかったのか?」
中田由水「当たり前でしょ?倒れてるの誰だかわからなかったし、イタズラで寝そべってるだけかもしれないし」
山村ミサオ「ちなみに長野県警に通報した時間わかります?」
星川鏡子「夜の11時でしたけど」
山村ミサオ「もたもたして11時1分だったりしません?」
大和敢助「11時1分なら何だってんだよ」
山村ミサオ「一応群馬県警に優先権があったりしちゃったりして…」
毛利小五郎「んで?後ろにいるあんたは?」
花山泉太「僕も彼女達と同じ動画配信者で月島が死んだのを知ったのは部屋のドアをドンドン叩いて“窓の外を見て”って叫んでた彼女達に教えてもらった時だよ。部屋のテレビをヘッドホン付けて観てたから…スマホが鳴ってるのに気づかなくて」
『花山泉太(31) 動画配信者』
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諸伏高明「そういえばまだ伺っていませんでしたが、亡くなった月島さんを含めたあなた方4人はここに集まって一体何を」
中田由水「長野の“信州ソバ”と群馬の“上州ソバ”の食べ比べよ」
星川鏡子「県境で食べたらどっちが美味しいだろう?って動画を撮ろうと」
花山泉太「どっちのソバも出してくれる食堂ってこのホテルぐらいしかないし」
大和敢助「んなモン信州ソバの方がうまいに決まってんだろーが」
諸伏高明「同感です」
山村ミサオ「いやいや意外と上州ソバの方が」
毛利小五郎「くだらねぇ」
大和敢助「今度食わせてやるから覚悟しとけ!」
山村ミサオ「ええ!ご馳走してもらっちゃいますよ」
コナン「ねぇ、駐車場に防犯カメラがあったけど」
諸伏高明「もちろん画像に目を通しましたが」
大和敢助「観てみるか?結構エグいぞ」
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諸伏高明「しばらく誰かを待っていると、画面の手前からフードを被った人物が近づき、一瞬、月島さんの表情が緩むが、突然、強張り…」
コナン「(殴られながら何度も県境の線を確認してる!?それに時間も確認!?)」
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大和敢助「んで、コトを終えたら、フードの犯人は手前に後ずさりしながらフレームアウトだ」
コナン「殺された人、時計見てたよね?」
上原由衣「ええ、なぜか文字盤が手首の内側になってて」
コナン「それと県境の」
諸伏高明「あのライン、被害者は何度も確認していましたよね?」
大和敢助「やっぱりガイシャはわざと県境に倒れたかも知れねぇな」
諸伏高明「ええ、長野と群馬に共通する何かを暗示しようとしたか、もしくは…県境…それを踏まえると何かわかるんでしょうか…」
諸伏景光《県境を頭に入れてみて。わからない?》
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諸伏高明「どうかされましたか?」
山村ミサオ「あ、いえ…あなたの苗字って確か…」
諸伏高明「諸伏ですが」
山村ミサオ「じゃあ諸伏のヒロちゃんと親戚だったりしちゃったりして」
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諸伏高明「景光なら私の弟ですが何か?」
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