薬屋のひとりごと | 第9巻43話『隊商(後編)』ネタバレ | ビッグガンガン

KUSURIYA
原作(Original Story): 日向夏×ねこクラゲ
薬屋のひとりごと 9巻43話 壬氏 ジンシ かっこいい 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
薬屋のひとりごと 第43話ネタバレ
第43話 隊商(後編)
薬屋のひとりごと 9巻43話 壬氏 猫猫 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
単行本第9巻
ビッグガンガン2021年 Vol.6
配信日2021年5月25日
登場人物猫猫(マオマオ)
壬氏(ジンシ)
玉葉妃(ギョクヨウヒ)
小蘭(シャオラン)
紅娘(ホンニャン)
子翠(シスイ)
STORY
猫猫「くさい」
小蘭「わかる。ねぇくさいってどう書く?」
薬屋のひとりごと 9巻43話 猫猫 小蘭 シャオラン 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
『爪紅が下火になり、みな新しいものに飛びついたのだろう。隊商が去った後宮では香油が大流行していた。香油まみれの衣装を洗う洗い場はひどい匂いだ。西方の輸入品は香りが強く単品ではいい香りでも混ざり合うと本当にくさい。小説はいまだに人気があるようで小蘭の勉強は続いているようだ。三日坊主になると思っていたのに感心感心』
「ああっごめんなさい」
猫猫「(…薔薇か…以前作った香油が今なら売れるかもしれないが、しかし薔薇の精油は妊娠に悪い影響があるからなぁ)」
薬屋のひとりごと 9巻43話 猫猫 小蘭 シャオラン 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
薬屋のひとりごと 9巻43話 猫猫 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
猫猫「(行かなければ…どこよりも流行に流されやすい水晶宮へ)」
『翡翠宮』
壬氏「お前はもう少し節度がある人間だと思っていた」
猫猫「すみません。つい興奮して (了承を得ずに手当たり次第水晶宮の侍女の匂いを嗅げば抗議文が投書されてもおかしくはない)」
薬屋のひとりごと 9巻43話 ジンシ 壬氏 猫猫 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
猫猫「今度は了承を取って嗅ぎます」
壬氏「何故嗅ぐ!お前は変態おやじか」
薬屋のひとりごと 9巻43話 壬氏 猫猫 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
猫猫「(真正の変態に言われたくない。あれは疑念を晴らすために必要な実証だった。そのために壬氏が早速やってきたのは朗報だろう) 相応の理由があります」
壬氏「なんだこれは」
玉葉妃「どれも香の名前ね」
猫猫「はい。女官たちがつけていた香料や精油の名前です」
薬屋のひとりごと 9巻43話 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
壬氏「それがどうした?」
猫猫「それらはどれも微量ですが妊婦に害のあるものばかりです。隊商に香油のほかに香辛料や茶葉もありました。これらは私が隊商で買ったものです。茉莉花には子宮を収縮させる作用があり、妊娠中には飲まない方がいいとされています。辛子は女郎の堕胎剤によく使われる材料です」
壬氏「これを使うと流産する可能性が高まるということか?」
猫猫「どれも確実に効くものではありません。普段使う分には問題ない代物です。だからこそ持ち込まれたのでしょう (買った時点で気づくべきだった。祭りの雰囲気に流れていたのだろう) 出入りの業者は洗えますか?」
壬氏「調べることは出来るが、業者も一つ一つの種類までは記録してないだろう。持ち込まれる品物は全部検品したんだがな」
猫猫「(どれも商品としても後宮に出して恥ないものだ。管理する立場としてはそれで十分だったろう。けれど、そこに知られない副作用がある) これって毒おしろいに似てませんか?」
薬屋のひとりごと 9巻43話 壬氏 猫猫 高順 玉葉妃 紅娘 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
猫猫「(公主が病に倒れ同時に東宮だった梨花妃の御子も身罷れた。あれ以来、鉛をつかったおしろいは後宮に入れ込んでない。逆に言えば、おしろい以外なら持ち込めると思ったのかもしれない)」
壬氏「それは後宮に毒を持ち込もうとした人間がいるということだな」
猫猫「…私は毒になりうるものが多くあるとわかっただけです。それぞれは毒として扱われるものではありません。ただ、他の妃たちにも注意したほうがいいと思います」
猫猫「(服の件もある。もしかしたら後宮に妊娠している者がいないか、探ろうとしているのかもしれない。けれど、画策した人間がいると簡単に頷くことはできない。どれも推定でしかないからだ。これはまるで偶然が重なり必然が起こったあの事件に似ている)」
薬屋のひとりごと 9巻43話 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
猫猫「(蘇った官女の翠苓は未だ見つかっておらず、謎も多く残っている。はたしてどこまで憶測でどこまでが確信だろうか…妃の部屋付きでなければ給金も少なく隊商には興味が向かなかっただろう。香油が流行しなければ気付くこともなかった。あんな品揃えは今回だけかもしれない。どれが必然でどれが偶然なのかわからない。逃げだったとしても確証のない自分の言葉で誰かが罰せられるのは嫌なのだ…疲れた…気分が悪い。子翠に返された茉莉花茶…懐かしいな。昔小姐たちが客のいない間に飲ませてくれた)」
薬屋のひとりごと 9巻43話 猫猫 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
壬氏「それは毒ではなかったのか?」
薬屋のひとりごと 9巻43話 壬氏 ジンシ 猫猫 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
猫猫「毒もまた少量では薬です。茶一杯でどうにかなるものでもありませんし、私は妊婦でもありません。あとここは厨房で壬氏さまの立ち入る場所ではありません」
壬氏「細かいこと言うな」
猫猫「高順さまはどうしました?」
壬氏「伝令に行ってる。俺にも同じものを」
猫猫「これで最後です。今から入れても出がらしですよ」
壬氏「それでいい」
猫猫「(そうもいかないだろう。仕方ない。白茶でも入れるか)」
壬氏「この茶にはどんな作用がある」
猫猫「心を安らげます。不眠にも効きますし目覚めの効果もあります。妊娠中には良くありませんが、出産の際なら分娩を促すと聞いたことがあります」
壬氏「いい効果の方が多いんだな」
猫猫「ええ、だからこそ副作用を見落としやすいんです。どうぞ白茶です」
壬氏「出がらしでいいと言った」
猫猫「(子供みたいだな)」
薬屋のひとりごと 9巻43話 壬氏 ジンシ 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
猫猫「茉莉花には違う効能もあります」
壬氏「どんな?」
猫猫「主に男性側が原因の不妊に」
壬氏「………」
薬屋のひとりごと 9巻43話 壬氏 ジンシ かっこいい 原作 ねこクラゲ TheApothecary Diaries chapter 43
猫猫「(あ、皮肉にしては利きすぎたか…何か茶菓子を)」
壬氏「あまり好みじゃないな。帰る」
猫猫「(…やっちまった)」
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