ONE PIECE | 第975話『トキの最後』ネタバレ

ONE PIECE

原作(Original Story): 尾田栄一郎(Oda Eiichiro) TVアニメ『ONE PIECE』 第975話ネタバレ

第975話 燃える城！光月の一族の運命！
放送日	2021年5月23日
OPテーマ	DREAMIN' ON (歌 : Da-iCE)
CAST
光月おでん KOZUKI ODEN CV.石丸博也 光月トキ KOZUKI TOKI CV. 潘恵子 光月モモの助 MOMONOSUKE CV.折笠愛 光月日和 KOZUKI HIYORI CV.大和田仁美 錦えもん KIN'EMON CV.堀内賢雄 傳ジロー DENJIRO CV.岸尾だいすけ 菊の丞 KIKUNOJO CV.伊瀬茉莉也 雷ぞう RAIZO CV.江原正士 河松 KAWAMATSU CV.水島裕 アシュラ童子 ASHURA DOJI CV.飛田展男 ネコマムシ NEKOMAMUSHI CV.池田勝 イヌアラシ INUARASHI CV.土師孝也 カン十郎 KANJURO CV.山崎たくみ しのぶ SHINOBU CV.山本百合子 カイドウ KAIDO CV.玄田哲章

EPISODE GUIDE
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福ロクジュ「厄介な事…こうなれば奴の息子の存在、火種になるは必定」

「光月こそこの国の希望だったんだ！！」

「おでん様こそワノ国の真の将軍！！」

黒炭オロチ「何が真の将軍だ！！将軍はおれなんだよ！なにが煮えてなんぼだ！」

黒炭オロチ「何をぼさっとしてやがる！侍たちを追え！！」

黒炭オロチ「奴らを根絶やしにしろ！！」

『こうして一つの伝説が幕をおろし、次なる舞台の主役達へと受け継がれる』

番三郎「トキ様…今しがたおでん様の訃報が…」

番三郎「豪快な最期であったと…」

光月おでん「トキ、その時が来たら読んでくれ」

光月トキ「ご武運を」

光月おでん「トキ…おれはもう限界だ」

光月おでん「おれが討ち取れなかったら、カイドウを倒せる者は当座現れない」

光月おでん「20年以上先の話…世界ではおそらく大海を分かつ程の“巨大な戰”が起きる。つまり、あと20年もすれば…その“巨大な戰”の主役達が新世界に押し寄せる。カイドウを討てるのはそいつらだ」

光月おでん「ワノ国には長い冬が来る…トキ、お前の能力(ちから)を使ってほしい」

光月おでん「もしおれが死んだら」

光月おでん「頼むぞ。閻魔(えんま)と天羽々斬(あめのはばきり)。おれの刀を子供達に」

光月トキ「刀なんてまだあの子達には危ないと思うけど」

光月おでん「ん～？悲しくないのか？死刑だぞ？」

光月トキ「あなたは死なないでしょ？」

光月おでん「わっはっはっはっは」

光月おでん「さすがおれの妻」

光月トキ「(泣いてたら笑われちゃうよね。私達はあなたの弱点じゃない。見てておでんさん…20年後の未来)」

錦えもん「皆、無事だな？」

傳ジロー「錦さん、どうする？」

ネコマムシ「決まっちゅうわ！奴ら全員ぶっ倒してやるじゃき！」

イヌアラシ「待て！考えも無しに突っ込んでどうする？無駄死にする気か？」

ネコマムシ「おでん様の仇に背を向けるなどもう我慢ならんぜよ！！」

イヌアラシ「耐えろ！ここで戦うことに意味などない！」

ネコマムシ「離せ！この臆病者が！」

イヌアラシ「何ィ！？臆病者だと！？」

イヌアラシ「喚き散らすだけのゆガラが偉そうに言うな！ただ死んでなんとする！おでん様の我らに対する信頼を裏切る気か！！おでん様の言葉を思い出せ！！」

錦えもん「どうでした？外の世界は」

光月おでん「旅を総括して言うならば…最高の冒険だった！！」

ネコマムシ「ゾウには寄れたかよ？」

光月おでん「ああ、もちろんだ！ゾウと光月家は歴史的に固い絆で結ばれていた。ミンク族は強力な戦士達だ」

光月おでん「覚えておけ、お前達。いざという時は"ゾウ"を目指せ。必ず強い助けになってくれる」

菊の丞「おでん様、いざとは？」

光月おでん「いざとは？いざだろ～」

光月おでん「お前達を頼りにしてるぞ」

ネコマムシ「なんだか照れるニャー」

イヌアラシ「今こそいざという時だ！我らが皆をゾウへ導かんでどうする！！」

ネコマムシ「黙れバカイヌ！！わしは戦う！！それで死ねるなら本望ぜよ！！」

イヌアラシ「バカはどっちだ！！この単細胞ネコ！！」

イヌアラシ「もういい！！そんなに死にたいならおれが引導を渡す」

ネコマムシ「やってみ！」

錦えもん「やめろ！」

錦えもん「我らの使命は九里におわす」

錦えもん「トキ様、モモの助様、日和様をお助けし、ゾウへ逃れること！」

錦えもん「延いては、おでん様の開国の志をはたすこと！」

錦えもん「無駄に命を散らすことはこの拙者が絶対許さん！」

雷ぞう「追手か！？」

しのぶ「皆様、ご安心を」

しのぶ「これをかき集めておきました」

錦えもん「なんと！」

しのぶ「この国の未来のため皆様は死んではなりません！」

錦えもん「かたじけない」

錦えもん「目指すは九里！おでん城！」

錦えもん「行くぞ！」

「おおおおお！」

しのぶ「ねぇ、錦様…わたすも光月の家臣でいいのかな…？」

錦えもん「我らも全員 押しかけ家臣！！」

錦えもん「お前の心の一つだ！！」

しのぶ「はい！！」

「いたぞ！光月家の血筋を殺せ！」
錦えもん「菊」

菊の丞「はい！」

ネコマムシ「やかましや！」

ネコマムシ「カイドウのいうスパイはゆガラとちゃうんか？イヌ！」

イヌアラシ「ふざけるな！全てはカイドウとオロチを煽ったせいだ！おガラがおでん様を殺したようなもんだ」

ネコマムシ「なんだと！」

イヌアラシ「皆はおれがゾウへ導く！」

ネコマムシ「ゆガラに任せたら、ゾウへ着く前に全滅ぜよ！」

雷ぞう「イヌアラシ！ネコマムシ！いい加減にしろ！」

ネコ・イヌ「ん？」

菊の丞「イヌちゃん！ネコちゃん！」

傳ジロー「バカめ！あいつら！」

河松「何だありゃ！！」

錦えもん「助けにも行くな！時間がない！」

傳ジロー「追手が多すぎる！手ェ貸せ！アシュラ！」

アシュラ童子「おう！！」




錦えもん「傳ジロー！アシュラ！」

アシュラ童子「行け～！！錦えもん！！」

傳ジロー「光月の未来を！おでん様の意思を継げ！！！」

菊の丞「拙者助太刀に…」

錦えもん「走れ！！振り返るな！！進め！！」

雷ぞう「くそ…」

菊の丞「ごめん…」

錦えもん「おでん城へ～～～！」

光月トキ「大丈夫！あなた達は必ず私が逃がすわ！逃げ場ならある！」

光月モモの助「父上…」

光月おでん「たかいたかい！」

「ははははは」

レイリー「止せ！高すぎだろ！おでん！」

光月おでん「こんな高い空から見ても見渡せやせん」

光月おでん「これが世界だ。モモの助、日和」

光月おでん「よぉく見ておけ。ワノ国にはない景色」

光月モモの助「わーキラキラで宝物みたいでござる」

光月おでん「宝か？面白い事言うな～！さすがおれの息子！」

光月おでん「見聞を広めろ、モモの助。おれの知ることも存分にお前に伝えてある」

光月おでん「お前好みの女はどういうタイプだ？」

レイリー「早すぎる！！」

光月おでん「人間を竹輪だと思って斬るんだ、モモの助」

レイリー「教え方！！」

光月おでん「腕を上げたなぁ、日和。おれはその曲が好きだぞ」

光月日和「本当？"つきひめ"っていうの。もっと上手になるね」

光月おでん「う～ん 良い曲だ～おれの葬式で弾いてくれ」


光月おでん「おい、モモ！妹を泣かすな」

光月モモの助「父上でござるよ」

光月おでん「ん？先のか？悪かった。冗談だぞ」

光月日和「本当？」

光月おでん「おれは死なねェよ」

光月モモの助「母上！！」


光月日和「母上！母上！」

カイドウ「名は？」

光月モモの助「…落ちる…高い…怖い…死ぬ…」

カイドウ「お前の父はバカ殿だ。光月家はお前が死んで終わりだな」

光月モモの助「ちがう…」

光月トキ「父上が偉大な男で、あなたは…」

光月モモの助「父上は…いだいな武士で…拙者はいつかこの国を背負って立つ男だ」

カイドウ「薄っぺらい言葉…言わされた夢…ここまで幼いとは…お前の名はなんだ！言ってみろ！！」

光月モモの助「うわあああん父上ェ～～！誰か助けて！」

カイドウ「(あれがおでんの息子とは…城と共に燃えて死ね！)」

錦えもん「申し訳ございませんぬ！！我々がついておりながら、みすみすおでん様を」

光月トキ「頭を上げなさい」

錦えもん「トキ様！ここは危険です！逃げましょう！」

光月トキ「私はとどまります」

雷ぞう「なりません！！」

カン十郎「我々と共に城を出ましょう」

河松「トキ様！我々が命続く限りお守りいたします！」

光月トキ「お逃げなさい、未来へ。人は決して過去には戻れないけれど、未来へなら行けるのよ」

光月モモの助「母上…」

光月モモの助「イヤでござる！！拙者は母上と一緒に残ります！！母上！やめてください！母上！！」

光月トキ「河松、日和を頼みます」

光月日和「母上は？」

光月トキ「私は後から行くから、河松の言うこと聞いて、いい子にしてるのよ」

光月日和「はい…」

「逃がすな！！殺せ！！」

光月おでん「トキ、お前も探しに来たんじゃないのか？800年の昔から世界がひっくり返る日を」

光月おでん「ならば20年先へ飛べ」

光月おでん「お前の望…」

光月トキ「今日は夕飯無しよ、おでんさん」

光月おでん「ええ！？まァ…稼ぎがねェから仕方ねェ～」

光月トキ「ちがう！！」


光月おでん「何だ？…わからん…」

光月トキ「ひどい事言われたもん！」

光月おでん「ひどい事？」

光月トキ「今、私に一人で20年後へ飛べって言ったじゃない」

光月おでん「いやぁ…それはお前の旅の目的を考えたら…その方がいいと思ってだな」

光月トキ「変わったのよ」

光月おでん「ええ！？」

光月トキ「変わったの」

光月トキ「(あなたに出会って)」

『九里 博羅町』

光月トキ「(おでんさん…私は過去から逃げてきた…未来へ飛べば…誰かがやってくれるって…私…思ってた…)」

「トキ様…」

光月トキ「月は夜明けを知らぬ君 叶わばその一念は」

光月トキ「二十年(はたとせ)を編む月夜に九つの影を落とし」

光月トキ「まばよき夜明けを知る」


光月トキ「君と成る」