ホリミヤ | 第4話『誰も誰かが好きなんだ』ネタバレ | HORIMIYA

HORIMIYA

🖊原作者(Original Story): HERO

TVアニメ『ホリミヤ』 第4話ネタバレ

第4話『誰も誰かが好きなんだ』

Everybody Loves Somebody

キャスト

🔶堀京子 Hori Kyōko CV.戸松遥

🔶宮村伊澄 Miyamura Izumi CV.内山昂輝

🔶石川透 Ishikawa Tōru CV.山下誠一郎

🔶吉川由紀 Yoshikawa Yuki CV.小坂井祐莉絵

🔶仙石翔 Sengoku Kakeru CV.岡本信彦

🔶綾崎レミ Ayasaki Remi CV.M.A.O

🔶河野桜 Kōno Sakura CV.近藤玲奈

🔶進藤晃一 Shindō Kōichi CV.八代拓

🔶堀創太 Hori Sōta CV.寺崎裕香

宮村伊澄「はい」

石川透「くれんの？」

宮村伊澄「一緒に帰るって言ったのに石川君なかなか来なかったからさ、そしたら堀さんが…」

堀京子「うわっ暑っ！暑苦しい！帰りくらいブレザー脱ぎなさいよ！」

堀京子「ほらアイス。透が来たら一緒に食べたら」

宮村伊澄「ってくれたの。半額だったんだって」

石川透「そっかぁ。堀がくれたのかぁ」

石川透「堀が…！！俺メロン味食えねぇんだよ！」

宮村伊澄「ええっ！！」

仙石翔「はぁ…」

宮村・石川「待たれよ！」

仙石翔「何事かと思ったじゃないか」

宮村伊澄「俺2個も食えないし」

仙石翔「俺は処理係か」

宮村伊澄「ごめんね」

仙石翔「あれ？宮村君 舌が白くなってるぞ」

宮村伊澄「アイス食べたからかな？会長は？」

宮村伊澄「お、緑！めっちゃ緑」

石川透「いいなお前らだけ楽しんで。どうせ俺だけ無着色だよ」

宮村伊澄「石川君、舌長くない？」

石川透「そうか？」

仙石翔「確かに長い。蛇みたいだ。あとでレミと桜にも教えてやろう」

石川透「やめろよ！ん？桜って誰？」

仙石翔「河野桜だよ。レミと一緒にいる生徒会役員」

石川透「あぁメガネの」

仙石翔「メガネって言うな」

石川透「そういや生徒会とか役員って女子の方が多くね？」

宮村・石川「仙石式ハーレム？」

仙石翔「違うよ！仕事だよ！」

石川透「生徒会室のクーラー使い放題をいいことに好き勝手してるんだ…暴君だ」

宮村伊澄「会長そんなことを…？」

仙石翔「冤罪もいいとこだよ」

仙石翔「まぁクーラーは特権だし、たまに涼みに来るくらいはしていいよ」

石川透「いいの？」

「じゃんけんぽん！」

堀京子「負けたー！」

綾崎レミ「堀さんと宮村君の負けー！」

仙石翔「(ホントに来た。しかも増えた)」

堀京子「烏龍茶にオレンジにコーラ…あと何だっけ？」

宮村伊澄「イチゴ牛乳」

綾崎レミ「ねぇ本当に堀さんと宮村君って付き合ってないの？」

吉川由紀「えぇ…」

石川透「さぁ」

綾崎レミ「でもどっちかっていうと堀さんは石川君とお似合いって感じ」

石川透「えっ！？ほ…ほんと？」

吉川由紀「ダメだよー。透は堀のこと最近やっと諦めたんだから」

仙石翔「でもまさか京ちゃん狙いとは相当Mじゃないと務まらんぞ」

宮村伊澄「あっ！やっばコーラが…」

堀京子「誰のだっけ？」

吉川由紀「ジュース遅いね～」

河野桜「なんかしてるんじゃない？」

河野桜「あ、別に変な意味じゃなくてね。その…」

堀京子「もう何やってんのよ」

宮村伊澄「ごめん」

綾崎レミ 「桜が変なこと言うから…」

河野桜「失言だったわ」

吉川由紀「気にすんなよ。どうせ宮村が小銭ぶちまけたとかだよ」

石川透「吉川の優しさが温かかったって今日の日誌に書くね。俺日直だから」

堀京子「はーいお待たせー」

宮村伊澄「ごめんね。遅くなって」

石川透「おうサンキュー。コーラ俺だ」

宮村伊澄「ごめんね」

石川透「えっ？何？」

宮村伊澄「やっちゃった」

宮村伊澄「ほんとにあの…石川君には謝らないといけ…」

石川透「やめて！聞きたくない！」

綾崎レミ「えっ？何？」

仙石翔「どうした？」

堀京子「実はね透のコーラ…」

仙石翔「あちゃー、それはマズイって」

仙石翔「俺だったらやっちゃったヤツすごく怒っちゃうかもなぁ。うっかりしすぎ」

綾崎レミ「さすが仙石君。男らしい」

石川透「吉川…お前たくさんペン持ってたよな？それで俺の腕刺してくんない？」

吉川由紀 「ちょっと！たかが少しやっちゃったくらいで！」

宮村伊澄「そうだよ石川君！」

宮村伊澄「なんかあの…あれだったんだって。ついうっかり…」

堀京子「そうね。あれはうっかりだったわ。事前に防げなかった私も悪かったのよ。うっかりうっかり」

吉川由紀「うっかりだってさ。まぁドンマイ」

石川透「ド、ドンマイじゃねぇ！」

堀京子「もうしょうがないわね。コーラくらいで」

石川透「は？コ…」

石川透「ええっ！！何これ！！ちょっ！えっ！！宮村ぁぁああ！」

河野桜「宮村君がコーラ落としちゃったんだって」

石川透「あぁそういうことか。気にして損した」

河野桜「はい」

石川透「ありがとう河野さん」

堀京子「クーラー壊れててごめんね」

宮村伊澄「暑さには強いから平気。寝る時は服着ないけど」

堀京子「あー、こうなったら生徒会室行って勉強…」

堀京子「えっ！？全裸？」

宮村伊澄「あぁ最低限は着る」

宮村伊澄「(ふ…普通だと思ってた…やっべぇ…)」

堀京子「(そういえば普通に脱ぐよなぁ…はっ！もしかして脱いだら恥ずかしがるべきだった？女子として！うわっ！考えたら恥ずかしくなってきた)」

堀京子「宮村ちょっと刺青見せてくんない？」

「ん？いいよ」

堀京子「脱ぐな！！」

堀京子「見せろと言われてすぐ脱ぐ発想！疑問を抱かぬその姿勢！怖い！」

宮村伊澄「俺は堀さんの声が怖かった…」

堀京子「宮村はすぐ人前で脱ぐの？」

宮村伊澄「いや…俺こんな体だから…」

堀京子「透の前では？」

宮村伊澄「えっ？いや別に脱げるけど…石川君、刺青のこと知ってるし」

堀京子「透がさ脱いだらドキッとする？」

宮村伊澄「置かれている状況による？」

堀京子「じゃあさ！」

宮村伊澄「ストップ！堀さんハッキリ聞こう。何？」

堀京子「宮村があんまり恥ずかしがらないからどんな状況になればこう…恥ずかしがるのかなと…だってあんまり照れてるところも見たことないし…ね？なんかいつも私ばっか騒いでるじゃん。すぐ赤くなったり」

宮村伊澄「はい…」

堀京子「(敬語だー！引かれた！)」

宮村伊澄「えっ？俺さっき恥ずかしがるべきだった？分かった！もう一回やろう！」

堀京子「いいよ別に！それになんか違う」

宮村伊澄「だって暑いから。脱ぐと涼しいし」

堀京子「やっぱり暑いんかい！」

宮村伊澄「あのさ堀さん もしかして俺が何されても何しても一切動じないとか思ってない？」

堀京子「ちょっと 2mmくらい」

宮村伊澄「この前中学の時の同級生に会って…」

進藤晃一「宮村？」

宮村伊澄「ん？進藤」

進藤晃一「つーかマジで羨ましいって。宮村にも春が」

宮村伊澄「は？何が？」

進藤晃一「またまた」

宮村伊澄「俺が3年に進級したこと？お前出席日数足りなかったんだって？」

進藤晃一「おいちげぇよバカ！いつも彼女連れて歩いてんじゃん！」

宮村伊澄「はぁ！？彼女じゃないって」

進藤晃一「あぁ？そりゃあ嘘だろ」

宮村伊澄「俺はいいけどさ堀さんに失礼だ」

進藤晃一「堀さんって言うの？名前で呼ばないんだ？彼女なのに」

宮村伊澄「よ…呼ぶし」

宮村伊澄「って勢いでつい」

堀京子「わぁお…」

宮村伊澄「ごめん。やっぱりさ、さすがに堀さんを彼女に間違えられたらいくら俺でも照れるって。あぁでもちゃんと堀さんとはそんなんじゃないって言っておくから」

堀京子「別に否定する必要も…」

宮村伊澄「あ、コイツ！さっき話したさ中学の時の…今メール届いて」

堀京子「何その顔？」

堀京子「あ、画像添付！見して見して」

堀京子「ちょっ！気になるじゃない！」

宮村伊澄「やめてください」

堀京子「敬語やめろ！」

宮村伊澄「(何考えてんだ！あのバカ！)」

堀京子「ねぇ見せてよ！ねぇ！」

宮村伊澄「見せられるか！」

堀京子「うわっ、ビックリし」

宮村伊澄「はい削除！」

堀京子「こんなに狼狽える宮村初めて見たな」

宮村伊澄「え？いやほんとバカなんだよコイツがさ、マジで」

進藤晃一「はーいもしもーし 宮村？」

宮村伊澄「死ね！」

堀京子「中学の時の同級生と話す時っていつもそうなの？」

堀京子「(怒ったりしない人だと思ってた)」

堀京子「透とかと話す時もそうしてみたら？」

宮村伊澄「それはもうちょっと仲良くなってから」

堀京子「(変なところで謙虚)」

堀京子「今でも十分仲いいじゃない」

宮村伊澄「えへへ そ…そうかな？へへ…へへ」

堀京子「その反応はキモい」

堀京子「(まだ私の知らない宮村がいる。中学の頃、宮村はどんな感じだったんだろう？)」

堀京子「ゴホッ！風邪？クーラー直ってガンガン冷やしたから？いや夏風邪はバカがひくって言うし断じて…」

進藤晃一 「おーい堀さん」

堀京子「誰？」

宮村伊澄 「えっ？新曲出てたの？」

石川透「秀から借りたんだ。先週発売だったらしくてさ」

宮村伊澄「へぇー俺も借りようかな」

石川透「ボーカルの声すげぇよくて」

石川透「あれ堀じゃね？なにナンパ？」

宮村伊澄「えっ堀さ…あっ」

石川透「おーい堀…」

宮村伊澄「何してんだ進藤！」


石川透「(ええっ！躊躇なく殴った！)」

進藤晃一「そこで偶然会ってさ」

宮村伊澄「黙れ！」

進藤晃一「昔からの親友だろ？堀さんに紹介くらい…」

宮村伊澄「進藤晃一 高2 元同級生。以上」

堀京子「(そんな検索ワードみたいに…)」

石川透「宮村この人知り合い？」

宮村伊澄「えっ？ううん」

堀京子「(さっき自分で同級生って…)」

堀京子「あれ？高2？」

進藤晃一「うん。2回目の高2」

堀・石川「それって…」

宮村伊澄「バカだからさ。コイツほんとのバカだから」

進藤晃一「仮にも八坂だぞ。ひでぇ」

堀・石川「パチコー!?」

進藤晃一「あーでもやっぱ片桐も行ってみたかったなぁ」

宮村伊澄「はぁ？なんで？」

進藤晃一「宮村なんか楽しそうだし～なぁ？彼女のおかげ？」

宮村伊澄「だからそれはちげぇっつーの！」

進藤晃一「またまた照れんなって」

宮村伊澄「うるせぇ！」

堀京子「あーもう、まだ話すなら涼しいとこにして」

進藤晃一「え？じゃあどっかファミレス入る？」

宮村伊澄「おい進藤！」

進藤晃一「やべっ予鈴じゃん。次移動教室だろ？急げ！」

進藤晃一「やべっノート忘れた。先行ってて」

進藤晃一「授業行かねぇの？あと2分で始まるよ」

進藤晃一「もう、せめて拾うぐらいしろ」

進藤晃一「ほら」

進藤晃一「えーっと山浦」

宮村伊澄 「違う…」

進藤晃一「ん？なに？」

宮村伊澄 「ちげぇよ名前」

進藤晃一「悪かった。そうだったよな山本」

宮村伊澄 「さらにちげぇよ」

進藤晃一「冗談だよ山川」

宮村伊澄 「山系じゃねぇよ」

宮村伊澄 「(同級生との普通の会話。大きな声で話すこと。久しぶりすぎて違和感)」

宮村伊澄 「あ、それ俺の」

進藤晃一「一口一口」

進藤晃一「そういや昨日のテレビ見た？大阪ライブのバンプ！」

宮村伊澄 「ああ見た見た！すごかった！」

進藤晃一「だよな！演出とかすげぇよ。1回ライブ行きてぇ」

谷原「進藤、最近宮村と仲いいみてぇじゃん」

進藤晃一「そうね。おかげさまで」

谷原「アイツさやめといた方がいいってマジ暗いし。つーかピアスとかものすごい開けてんだって。俺見たし！ああいうヤツに限ってキレたりするとマジヤバいっていうか」

進藤晃一「宮村を暗くさせたのは誰よ？谷原たちはさ俺が宮村にとられんのが悔しいだけでしょ？」

進藤晃一「大丈夫だよ。また遊んでやっから」

宮村伊澄「(俺の中学時代を変えたのはこの進藤だった)」

宮村伊澄「(そして今を変えるきっかけをくれたのは…)」

堀京子「宮村早く」

宮村伊澄「(きっと堀さん)」

堀創太「うわっ！すごい熱だよお姉ちゃん！ママもう仕事出ちゃったよ。どうしよう!」

堀創太「お姉ちゃんどこ行くの？」

堀京子「学校」

堀創太「その熱で？休めば？」

堀京子「違うの。夏風邪はバカがひくものなの。だからお姉ちゃんは風邪をひいてない」

堀創太「ひいてるじゃん」

堀創太「今日はもう寝ててよほら」

堀創太「僕学校行くけど死なないでね お姉ちゃん」

堀京子「死なないわよ。いってらっしゃい」

堀京子「(創太もしっかりしてきたなぁ)」

堀百合子「京子ごめんね。急な仕事が入っちゃったの。傍にいてあげたいけどママ行かないと」

堀京子「ママ、私…」

堀京子「つまるつまる鼻詰まる」

宮村伊澄「堀さんタオルいる？」

堀京子「うん。ありがとう」

宮村伊澄「はい。温くなったら言ってね。あ、ポカリとかも買ってきたし」

堀京子「幻覚？なんで宮村？」

宮村伊澄「創太が朝早くに”お姉ちゃんが死んじゃう”って電話してきたから」

宮村伊澄「もしかして学校行こうとしてた？熱は？」

堀京子「さんじゅうは…は、な…えっと37℃くらい」

宮村伊澄「薬飲んだ？」

堀京子「飲んだよさっき」

宮村伊澄「そっか。じゃあ」


宮村伊澄「あと制服は着替えた方がい…」

宮村伊澄「堀さん！」

堀京子「どこ行くの？」

宮村伊澄「えっと…飲み物を…」

堀京子「どこ行くの…」

宮村伊澄「堀さんあのマジで寝てた方が…」

堀京子「どこ行くのよ」

堀百合子「京子、あなたはいつも我慢上手だから甘えてしまってごめんなさいね」

堀京子「平気…今はパパいないし仕事が大変なのは分かってるから…もう子どもじゃないもの」

堀京子「大丈夫。いってらっしゃいママ」

堀京子「どうしてよ…！いっつもいっつもいっつもなんでいないの…どこ行くのよ！？」

宮村伊澄「堀さんそれ”どこ行くの？”じゃなくて”行かないで”じゃないのかな」

堀京子「どこ行くの…」

宮村伊澄「どこにも行かないよ」

宮村伊澄「お前なんかいらないって、顔も見るのも嫌だって、どこか行ってしまえって。堀さんがそう思わない限り俺はここにいるけど」

宮村伊澄「あとでちゃんと水分摂らないとね」

堀京子「うん…」

宮村伊澄「じゃ行くね。一応母さんと学校…っていうか石川君に連絡しといたから」

宮村伊澄「あと俺、堀さんが好きなんだけど…結構前から」

宮村伊澄「それと冷蔵庫に色々入ってるから」

宮村伊澄「何かあったら電話かメールして。すぐ来るから」


堀京子「(えっ？えっ？えっ？今の何？)」

堀京子「(ってかビックリしすぎて熱引いてる！)」

堀京子「(なんで…なんで連絡事項と一緒に言うの？起きてるの知ってて言ったの？)」

堀京子「(分からない…確認したい…でももう一度言わせたくない)」

堀京子「(たとえばこのまま何も聞かなかったことにすれば…)」

堀京子「(もう少しこのままでいられるのかな？)」