ホリミヤ | 第3話『だから大丈夫』ネタバレ | HORIMIYA

HORIMIYA

🖊原作者(Original Story): HERO

TVアニメ『ホリミヤ』 第3話ネタバレ

第3話『だから大丈夫』

That's Why It's Okay

キャスト

🔶堀京子 Hori Kyōko CV.戸松遥

🔶宮村伊澄 Miyamura Izumi CV.内山昂輝

🔶石川透 Ishikawa Tōru CV.山下誠一郎

🔶吉川由紀 Yoshikawa Yuki CV.小坂井祐莉絵

🔶井浦秀 Iura Shū CV.山下大輝

🔶堀創太 Hori Sōta CV.寺崎裕香

先生「あれ？宮村君は一人？」

先生「誰か宮村君と一緒にやってくれる人？」

小学生「やだよ。宮村変なんだもん」

先生「今日は実験するので5人グループで班を作ってください」

「また宮村か…暗いよね」

「何考えてるか分かんないんだもん」

「おい、どこか入れてやれ」

「えぇー」

宮村伊澄「(えぇー……か……)」


宮村伊澄「あっ…痛っ」

宮村伊澄「学校って…難しいな…」

高校生「あそこまで徹底して暗いと逆にすごいよね」

堀京子「誰のこと？」

「宮村だよ」

堀京子「宮村って誰？」

「誰って…ある意味 堀さんもすごい」

「次の古典のレポート課題は名簿順で組んでやれってさ」

堀京子「何してんの？」


堀京子「べ…別に…」

堀京子「あ、今なんか隠した？次のレポート一緒なんだってさ」

宮村伊澄「あぁ…そうですか…えっと…」

堀京子「堀だよークラスの人の名前くらい覚えてよ」

宮村伊澄「あっ、ごめん」

宮村伊澄「(さっきこの人…俺の名前覚えてなかったような…)」

堀京子「みんなアンタのこと暗いって言ってた」

宮村伊澄「そう…」

堀京子「なんだ～全然暗くないじゃない」

宮村伊澄「(変な人…堀さん)」

堀京子「1組！由紀と同じクラス！」

吉川由紀「やったー！」

石川透「(1組…1組…1組こい…)」

井浦秀「石川は何組？」

宮村伊澄「あ、俺1組だ」

石川透「よっしゃー！俺も1組！宮村！俺も1組！すごくね!?これすごくね？愛？」

宮村伊澄「あ…愛…！？」

「なに？えっ？愛とか…石川君も1組で…」

「えっ？あの2人ってそういう？」

石川透「やったー！これで卒業まで一緒！」

堀京子「宮村何組だった？」

宮村伊澄「堀さん…」

堀京子「なんで半泣きなのよ？」

宮村伊澄「ヒソヒソされるんだもん…」

吉川由紀「男だろ！しっかりしろ！」

井浦秀「そういえば、石川が聴きたがってた曲、昨日間違って消しちゃったんだよねー」

石川透「えぇーマジかよ」

井浦秀「そう。容量いっぱいになっちゃっていじってたら…」

宮村伊澄「(時々ふと思う)」

宮村伊澄「(この輪の中で)」

宮村伊澄「(俺はちゃんとできているんだろうか)」

先生「はい、じゃあ今日は4人1組でレポート作成。好きに組んでいいわよ」


先生「宮村君余ったの？」

石川透「吉川ペン貸して。お前無駄にいっぱい持ってんだろ？」

吉川由紀「無駄とかねぇ！そういうこという人には貸さなーい」

石川透「ケチー」

堀京子「誰か資料集持ってきてない？」

石川透「あぁ俺持ってる」

京子「宮村、表まとめて」

宮村伊澄「あぁ、うん」






宮村伊澄「友達…友達なのかな…これって…友達でいいのかな」

石川透「あ！宮村いた」

宮村伊澄「石川君」

石川透 「次の授業、数学から政経に変更だってよ」

宮村伊澄「あぁ…教科書持ってきたかなぁ？」
石川透「急な変更やめて欲しいよな。そういやさ…」


石川透「でさ…宮村はどう思う？」

宮村伊澄「は？」

石川透「はあ！？聞いてなかったのかよ？」

宮村伊澄「えっと…あのさ…石川君…俺…俺の事…どう思う？」

石川透「そういうことを素で聞く時はキモいと思う。あと堀と仲いいのが無条件でムカつく。ハッキリ物を言わないときはイライラする」

石川透「たまに行動変」

石川透「あと人が良すぎ。危なっかしくてほっとけない。メガネ取って髪上げると女子より美人。ムカつく」

宮村伊澄「はぁ…男に美人…」
石川透「はっ！そこ！俺にそういうこと言わせるそこがムカつく！調子が狂うっつーの！」

宮村伊澄「理不尽」

石川透「あと俺のこと名字の君付けで呼ぶのなんてお前くらいだし 俺の方こそどう思われてんのか心配だよ」

宮村伊澄「と…透…」

石川透「キモっ！！」

石川透「恥ずかしいなら無理に呼ばなくていいよバカ！」

宮村伊澄「よ、呼んだだけ！呼んだだけだから！」

宮村伊澄「あの…」

宮村伊澄「そういえば高校に入ってから同級生のこと名前で呼ぶの初めてだなぁと思って」

石川透「お前やっぱり変」


宮村伊澄「ごめん」

石川透「変だけど嫌いじゃねぇ。お前はちょっと不器用なだけ」

石川透「聞こえたか？伊澄」


宮村伊澄「(大丈夫。10年前の自分にそう言ってあげたい)」



石川透「堀…切実によぉ…デコピンは骨以外の場所で…」

堀京子「昼休みはレポートまとめるっつったでしょ！！どこほっつき歩いてたのよ！」

石川透「ちょっと友情を確かめに屋上へ」

堀京子「なにそれ！ひくわー っていうかバカ2人」

石川透「甘いな！吉川を入れて3人だぜ！」

吉川由紀「ちょっとー！なんか言った？」

堀京子「ははははははは」

宮村伊澄「石川君、おはよう」

宮村伊澄「石川君が面白いって言ってた番組がさぁ」
石川透「いず…宮村はどのコーナーが面白かった？」

宮村伊澄「俺はねぇ…」

石川透「(てっきり名前で呼び合うようになったのかとばかり…コイツ分かんねぇ…)」

堀京子「やっぱりというか何というか…」

堀京子「創太また脱ぎ散らかして遊びに行ったわね」

宮村伊澄「えっ？今日もいないの？」

堀京子「帰ってすぐにサッカーしに行ったのよ、きっと」

宮村伊澄「アハハハッ！元気な証拠じゃない。堀さんはブルーベリー食べられないんだよね？」

堀京子「うん」

堀京子「(創太が小学校に通い始めてから2人きりの時間が増えた)」

宮村伊澄「はっ！今絶対映った！」

堀京子「いやCGよ。ヤラセよ」

宮村伊澄「堀さん自分が怖いからってアレでしょ？そういうアレでしょ？」

堀京子「だってあのタイミングで出てこないでしょ」

宮村伊澄「ひっ！」

堀京子「やーねぇ宮村メールの受信音よ」

堀京子「あ、ママ今日も遅くなるのか」

宮村伊澄「(恥ずかしい…)」

堀京子「あ？停電？」

宮村伊澄「ほ、堀さん…ブレーカーどこ？」

堀京子「一時的なものでしょ。大丈夫よ」

堀京子「ほら、ついた」

宮村伊澄「(絶対呪われてる)」

堀京子「だいぶ愉快な顔してどうしたの？」

堀京子「はい！じゃあ気を取り直して2枚目」

宮村伊澄「2枚目？！しかもまた心霊特集！！」

宮村伊澄「って何枚あんの？」

堀京子「今とりあえず3枚観て創太が帰ってきたら残り2枚観る」

宮村伊澄「うわぁ！5枚もあるー！」

宮村伊澄「ほんとだ。吉川さんの言う通り反ってる」

堀京子「え？」

宮村伊澄「指」

堀京子「由紀、手ちっちゃい！」

吉川由紀「えいっ！」

堀京子「えーなに？」

吉川由紀「いきなり掴まれるとドキッとしない？」

堀京子「ねぇ由紀の手見てみて！小さいの！」

石川透「男と比べりゃ堀の手も小せぇんじゃね？」

堀京子「男子と比べてどうすんのよ」

堀京子「ギュッてやったらぶっ殺すわよ」

石川透「宮村聞いたか？俺は堀と接触するのも命懸けなんだ」

宮村伊澄「石川君ドンマイ。俺の手が空いてる」

石川透「断る！」

吉川由紀「あ、堀の指反ってる。人差し指だけ？」

堀京子「うん。昔からね」

吉川由紀「骨折したとか？」

堀京子「ううん。生まれつき」

宮村伊澄「中どうなってるんだろうね？」

堀京子「さぁ？レントゲンでも撮らないと分かんない」

堀京子「宮村、手白いなぁ」

宮村伊澄「堀さんそれペンだこ？」

堀京子「うん」

堀京子「変なの。宮村の方が大きい」
宮村伊澄「えっ？普通そうでしょ」

堀京子「なんか小さい気がしてたから」

堀京子「す…好き」

堀京子「み、宮村の手があの…いいなと思って…」

宮村伊澄「手？」

堀京子「そう。なんか好きだなって思って」

宮村伊澄「堀さんと違ってペンの持ち方いいからペンだこもないしね」

堀京子「う、うるさいわよ」

宮村伊澄「そっか。俺も好きだよ」

堀京子「そう」

宮村伊澄「好きだよ」

堀京子「さっき聞いたわ」

堀創太「ただいま」

宮村伊澄「おかえり」

堀京子「創太、手洗った？」

堀創太「まだ」

堀創太「お兄ちゃん何してんの？」

宮村伊澄「堀さんが間違って中身とケースバラバラにしたのを直してるんだよ」

堀京子「ほらもうご飯食べるわよ」

堀創太「はーい」

堀京子「宮村も食べてくでしょ？」

宮村伊澄「あ、うん。いいの？」

堀京子「じゃあ創太と一緒に手洗ってきて」

宮村伊澄「創太行こう」

堀創太「うん」

堀京子「宮村おはよ…！！ええっ！！」

宮村伊澄「おはよう」

堀京子「なに？どうしたの？その顔」

宮村伊澄「殴られた。ちょっと喧嘩して」

堀京子「はぁ？喧嘩って誰に？」

宮村伊澄「石川君…」

堀京子「透！？バカでアホだけどまさかアイツが友達に手を上げるなんて」

宮村伊澄「あ、あのね、堀さん実は…」

堀京子「いいわよ！何も聞きたくない！アイツがどういう男かよーく分かったから！」

井浦秀「あ、石川おはよう！ってどうしたん？それ」

堀京子「透！！！」

石川透「おう…おはよう」

吉川由紀「喧嘩したんだって？」

宮村伊澄「うん…」

吉川由紀「で殴り合ったわけか」

宮村伊澄「いや殴り合ったっていうか…俺1発以外全部避けたから石川君ボッコボコっていうか…」

吉川由紀「宮村怖ぇ」

堀京子「原因は何？」

石川透「堀には関係ねぇよ」

堀京子「あーそう？でもアンタたちが喧嘩するなんて信じられないわ」

堀京子「で、透は勝ったの？負けたの？」

石川透「負けたんじゃないの？俺は」

石川透「絶対もう無理なのは分かってるよ」

宮村伊澄「うん」

石川透「聞いてよ。マジで」

宮村伊澄「聞いてるよ。大丈夫だよ」

石川透「堀は宮村が好きだ」

宮村伊澄「前にも言ったね。でもそれはないよ。石川君の想像で…」

石川透「違う…とかそう言ったらお前どうする？」

宮村伊澄「心理戦だ」

石川透「実際、堀がお前にそういうこと言ってきたらお前はなんて答えるわけ？今みたいに誤魔化すわけ？」

宮村伊澄「堀さんは俺を友達としか思ってないよ」

石川透「なんでそう言い切っちまうんだよ？」
宮村伊澄「そうでもしないと石川君また聞くでしょ？」

石川透「まぁ…」

宮村伊澄「それに見てれば分かるよ。どこにそう思う要素があるのか逆に聞きたいし」

石川透「それは…」

宮村伊澄「石川君なりに何か思うところがあるのかもしれないけど…堀さんの気持ちも確かめないでそんなこと」

石川透「だから」

宮村伊澄「石川君がビックリさせるから」

石川透「この分からず屋！」

宮村伊澄「はぁ！？なんで石川君にそこまで言われなきゃいけないの！？」

石川透「言わなきゃ分かんないだろ！」

宮村伊澄「なにそれ！？」

石川透「あ、ごめん」

宮村伊澄「いったぁ…」

石川透「宮村ストップストップ！」

宮村伊澄「せ、正当防衛…？」

石川透「俺ボコボコじゃねぇか！過剰防衛な上！堀すでに関係ねぇ！」

石川透「ビックリしただけなんだよな？」

宮村伊澄「いや多少のイラつきもあった」

石川透「正直に言うなよ。余計怖ぇだろうが」

石川透「俺が宮村にしつこく迫ったせいでこんなことに…ごめん宮村…」

堀京子「いいから早く仲直りしなさいよ」

吉川由紀「ふん～宮村はねぇ”俺が一方的に悪い”って言ってたよ」

堀京子「へぇー透と真逆ね」

吉川由紀「殴り合って庇い合ってんの？」

堀京子「変」

吉川由紀「だよね」

堀京子「まったく、どうしてこうなったんだか」

宮村伊澄「喧嘩の原因、実は堀さんなんだ。言わないでね」

吉川由紀「ふっふっふ」

堀京子「えっ？なによー」

堀京子「男子はいいわね。そういう喧嘩ができて」

吉川由紀「確かに」