WIND BREAKER | 第17巻133話『対峙』ネタバレ

WIND BREAKER
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『WIND BREAKER』第133話「対峙」ネタバレ。商店街で大勢の敵と戦う桜と杉下は、互いに衝突しながらも共闘を続けていく。一方、風鈴高校の校門前には焚石と棪堂が到着し、待ち受けていた椿野、中村、硯の三人と対峙する。圧倒的なプレッシャーを放つ焚石の前に危機が迫る中、ついに総代の梅宮が姿を現す。
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ウィンドブレイカー 第133話

原作 にいさとる
サブタイトル対峙
配信日2024年1月31日
掲載サイトマガジンポケット
単行本17巻
登場人物桜遥
杉下京太郎
梅宮一
柊登馬
椿野佑
水木聡久
桃瀬匠
兎耳山丁子
中村幹路
硯秀平
焚石矢
棪堂哉真斗

第133話 対峙


あらすじ

商店街で大勢の烽のメンバーを相手に苦戦を強いられている桜と杉下は、桜の先への誘導に対して杉下が敵の足止めで動けない状態になる。杉下の様子がいつもと違うことに気づいた桜は、敵にボロボロだと嘲笑される杉下を助けて蹴り飛ばし、そんなに傷が痛むなら帰れと告げ、自分が梅宮のところへ行くと話す。その言葉に激昂した杉下は、敵をぶっ飛ばしながら梅宮に敬称をつけるよう怒鳴り、桜はその様子を見て安心する。場面が変わり、風鈴高校に到着した焚石と棪堂は、校門の前で待ち構える椿野、中村、硯と対峙し、棪堂は街の暴力をBGMにお茶をしていたと挑発を繰り返す。さらに静かに歩み寄る焚石が放つ圧倒的な威圧感に硯が諦めかけたその時、背後から総代の梅宮が現れて屋上へと二人を誘い、椿野は梅宮のいままでにない激しい怒りを感じ取る。

概要

第133話は、前線での不器用な共闘と、本丸である風鈴高校での最高戦力同士の激突の幕開けを描く重要なエピソードである。前半では、犬猿の仲である桜と杉下が、満身創痍の状況でありながらも、互いの存在を起爆剤にして戦い続ける泥臭い絆が描写される。特に梅宮に対する杉下の絶対的な崇拝心が、限界を超えた身体を動かす原動力になっている点が強調される。後半では、風鈴高校の正門前を舞台に、かつての因縁を持つメンバーたちが一堂に会する緊迫した対峙が描かれる。お茶を濁すような棪堂の不気味な挑発と、ただ一言で周囲を戦慄させる焚石の圧倒的な存在感が、風鈴側に絶望的なプレッシャーを与える。しかし、その絶望を切り裂くように現れる梅宮の登場により、物語のボルテージは最高潮に達し、普段の穏やかさとは異なる梅宮の深い怒りが、これからの戦いの壮逐さを予感させる構成となっている。

本文:ネタバレ

1. 商店街での苦戦 | 桜の呼びかけと杉下の異変

商店街の戦場において、桜と杉下の二人は大勢の敵に囲まれて非常に厳しい戦いを強いられている。
進路の提示:
  • 目の前の敵を捌きながら、桜は杉下に向かってこちらの方角から一気に進んでいくぞと大声で指示を出す。
身動きの制限:
  • しかし呼びかけられた杉下は、群がる敵をその場で必死に食い止めている最中であるため、そこから自由に身動きを執ることができない。
桜の苛立ち:
  • 杉下がついてこない様子を見た桜は、一体何をもたついているのだと声を荒らげ、敵を振り切って早くこちらへ来いと急かす。
違和感の察知:
  • 言葉を投げかけながらも、桜は目の前にいる杉下の様子がいつもと比べてどこか少し違っているという事実に直面して気がつく。
敵からの嘲笑:
  • 周囲を取り囲む烽のメンバーたちは、杉下の状態を見てこいつはすでに全身がボロボロではないかと大きな声を上げて馬鹿にする。

2. 意地の張り合い | 桜の言葉と杉下の怒りの復活

満身創痍の杉下を助けた桜は、あえて挑発的な言葉をかけることで杉下のいつもの闘志を引き出す。
敵の蹴り飛ばし:
  • 杉下に向かって一斉に襲いかかろうとする敵の動きを察知した桜は、その身体を鋭い一撃で激しく蹴り飛ばして排除する。
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帰還の促し:
  • 助けに入った桜は杉下の顔を見つめ、「帰っていいぜ、そんなに傷ず痛むならよ」と告げる。
役目の引き継ぎ:
  • 自分たちが目指している梅宮のいる場所には、自分一人で向かうから問題ないと桜は言葉を続ける。
杉下の反応:
  • その言葉を耳にした瞬間、杉下の表情に明確な衝撃が走り、その身体に強い電気が走る。
敬称へのこだわり:
  • 正面から襲いかかってくる敵を力任せにぶっ飛ばしながら、杉下は「何度言ったらわかるんだ…梅宮“さん”だ!」と激しい怒声を上げる。
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桜の納得:
  • その凄まじい気迫を見た桜は、まだそれだけの元気が残っているのなら十分に動くことができるではないかと不敵に笑う。
杉下の拒絶:
  • 自分の状態をからかうような桜の物言いに対し、杉下はただ一言だけ静かに黙れと返して怒りを滲ませる。

3. 正門前での再会 | 焚石と棪堂の襲来と過去の因縁

場面は大きく風鈴高校へと切り替わり、校門の前でかつて同じ時間を過ごした者たちが再び相まみえる。
風鈴高校への到着:
  • 目的の場所である風鈴高校の敷地へと、焚石と棪堂の二人の姿が静かに到着を果たす。
待ち受ける防衛線:
  • 二人が進む校門のちょうど正面には、彼らを迎え撃つために椿野と中村、そして硯が毅然と立っている。
過去の記憶の喚起:
  • 目の前に並ぶ三人の顔ぶれを視界に捉えた棪堂は、この場所に集まっているメンバーはあの当時の状況と全く一緒であると口にする。
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中村の拒絶:
  • 棪堂の言葉に対して中村は、自分たちの立場としては別にお前のような奴とは二度と会いたくなどなかったと冷淡に言い返す。
椿野の指摘:
  • 再び会おうという言葉をかつて最後に残していったのは、他の誰でもなくあんた自身のほうだったはずだと椿野は事実を突きつける。
棪堂の軽口:
  • そんな冷たい態度を取るのではないと棪堂は声をあげ、隣にいる焚石に向かってこいつらは本当につれない奴らだと同意を求める。

4. 棪堂の不気味な挑発 | 暴力のBGMと時間潰しの理由

中村から移動の遅さを指摘された棪堂は、この街で起きている惨状を愉しんでいたという非道な本音を語る。
進軍への疑問:
  • 自分たちは全速力を使ってこの場所に駆け付けたというのに、お前たちは随分とちんたらしながら移動していたではないかと中村は不満を口にする。
悪趣味な理由の告白:
  • その問いに対して棪堂は、お前たちの愛するこの街が暴力の渦に呑まれる音が、自分にとっては非常に心地よく響いていたのだと笑う。
お茶の時間の暴露:
  • その街の崩壊の音を贅沢なBGMとして聞きながら、自分は焚石と一緒にのんびりとお茶を楽しんでいたのだとふざけた様子で話す。
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椿野たちの激昂:
  • そのあまりにも人を舐め腐った発言を耳にした椿野と中村の二人は、ああと声を荒らげて激しい怒りを表情に浮かべる。
時間潰しの説明:
  • いちいちそのようなことですぐにキレるのではないと棪堂は阻め、これはただの贅沢な時間潰しに過ぎないと語る。
生煮えの例え:
  • せっかくのメインディッシュをまだ生煮えの状態で食べても全く美味しくはないだろうと、独自の例え話を展開する。
味の染み込みの待ち時間:
  • じっくりと時間をかけて煮込み、中にまでしっかりと味が染み込んでいくのを自分たちは外で待っていたのだと不気味に微笑む。
椿野の困惑:
  • 一体あんたは何をわけの分からないことを言っているのだと、椿野はその言葉の真意を掴めずに問いかける。

5. 焚石の圧倒的な威圧 | 硯の恐怖と梅宮の降臨

静かに歩みを進める焚石の凄まじいプレッシャーに現場が凍りつく中、ついに風鈴高校の総代が姿を現す。
焚石の接近:
  • 棪堂が話している最中、それまで沈黙を保っていた焚石が、静かに椿野と中村、そして硯の三人の目の前へと歩み寄ってくる。
硯の身体の異変:
  • 近付いてくる焚石の姿を見た瞬間、硯は頭の中にめまいが引き起こされるほどの、全身の毛穴が激しく粟立つような奇妙な感覚に襲われる。
冷徹な一言:
  • 目の前に立ち塞がる三人に対して、焚石はただ一言だけ、「どけ」と静かに、しかし重みのある言葉を放つ。
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絶望の確信:
  • その言葉に込められた圧倒的な実力差を感じ取った硯は、この男を相手にするのは絶対に無理だと、心の中で半分諦めかける。
梅宮の登場:
  • 三人がその圧倒的な存在感に気圧されそうになっていたその瞬間、彼らの背後から風鈴高校の総代である梅宮が姿を現す。
気軽な出迎え:
  • よく来てくれたといらっしゃいの言葉をかけ、梅宮は焚石に向かって本当に久しぶりだなと親しげに声をかける。
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焚石の歓喜:
  • 目の前に現れた梅宮の姿を視界に入れた瞬間、それまで無表情だった焚石の顔に、非常に嬉そうな感情が浮かび上がる。
屋上への誘導:
  • このような校門の前のような場所で話をしていても何だからと前置きし、上に上がって屋上へ向かおうと梅宮は提案する。
見せたいものの存在:
  • 自分にはお前たちに対してこの場所で是非とも見せたいと考えているものがあるのだと梅宮は言葉を付け足す。
椿野の驚き:
  • その梅宮の様子をすぐ近くで見ていた椿野は、これまでの長い付き合いの中で、こんなにも激しい怒りを内面に孕んでいる梅を見るのは初めての経験だと心の中で深く驚愕する。

まとめ

第133話は、商店街での苦戦の中で桜が杉下の闘志を再び燃え上がらせる場面と、風鈴高校に到着した焚石と棪堂の前に梅宮が立ちはだかり、決戦の舞台を屋上へと移すストーリーである。
商店街での桜と杉下の苦戦:
  • 商店街で大勢の敵を相手に戦う中、桜が進路を示すが杉下は敵の足止めで動けない状態が続く。
杉下の異変と敵からの嘲笑:
  • 杉下の様子がいつもと少し違うことに桜が気づく中、周囲の敵は杉下がボロボロであると大声で嘲笑する。
桜の挑発と杉下の怒りの復活:
  • 敵を蹴り飛ばした桜が傷を理由に帰れと言い自分が梅宮の元へ行くと告げると、杉下は梅宮さんだと怒鳴って敵をぶっ飛ば。
風鈴高校への焚石と棪堂の到着:
  • 場面が変わり、高校に到着した焚石と棪堂は、校門の前で待ち受ける椿野、中村、硯の三人と対峙する。
棪堂による悪趣味な時間潰しの告白:
  • 街が暴力に呑まれる音をお茶のBGMにしていたと話す棪堂は、メインをじっくり煮込むための時間潰しだったと語る。
焚石の威圧感と諦めかける硯:
  • 静かに近づいた焚石がどけと一言放つと、硯はめまいがするほどの恐怖を全身に感じて無理だと諦めかける。
総代・梅宮の登場と椿野の驚愕:
  • 背後から現れた梅宮が久しぶりだと挨拶して屋上へ二人を誘う中、椿野はこれまでに見たことがないほどの梅宮の激しい怒りを感じ取る。
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