コナン「今回の仕事って森川さんの遺産相続事件の時に知り合った大井弁護士からの紹介なんでしょ?」
毛利小五郎「ああ、前回同様報酬はたっぷり弾んで貰ってる」
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毛利小五郎「なんでも老舗の料亭からの依頼だそうだ」
毛利蘭「老舗料亭って事は…」
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大井宏樹「ようこそいらっしゃいました」
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大井宏樹「毛利探偵、蘭さん、そして小さな名探偵江戸川コナン君」
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コナン「えへへ」
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大井宏樹「コナン君、今回はこの下関で創業100年を超える老舗ふぐ料亭“泉谷”の四代目が依頼人です。その依頼というのが…」
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毛利小五郎「ふんっ!依頼内容はわたくしに向かって話して貰ってよろしいですかな?」
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大井宏樹「ああこれはこれは失礼」
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毛利小五郎「やっぱり天然物は違いますな!」
毛利蘭「さっぱりしてて上品な味ですね!」
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「………」
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大井宏樹「今回相談したいのはそのてっちりの鍋の事なんです」
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泉谷誠「私達泉谷は江戸時代よりここ下関で料亭をさてせ頂いているのですが、創業当時から先祖代々伝えられてきた特別な鍋がありまして」
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泉谷誠「高名な陶芸家の作品で美術品としての価値も高く」
泉谷誠「最近ではここぞという時以外は金庫に大切に保管していたのですが」
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泉谷楓「先日、その鍋が盗まれてしまったのです」
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泉谷誠「依頼というのは他でもありません。我が家の家宝を探し出し取り戻しては頂けないでしょうか」
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毛利小五郎「なるほど…わかりました!お任せください!」
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「………」
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大井宏樹「今回相談したいのはそのてっちりの鍋の事なんです」
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泉谷誠「私達泉谷は江戸時代よりここ下関で料亭をさてせ頂いているのですが、創業当時から先祖代々伝えられてきた特別な鍋がありまして」
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泉谷誠「高名な陶芸家の作品で美術品としての価値も高く」
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泉谷楓「先日、その鍋が盗まれてしまったのです」
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泉谷誠「依頼というのは他でもありません。我が家の家宝を探し出し取り戻しては頂けないでしょうか」
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毛利小五郎「なるほど…わかりました!お任せください!」
泉谷誠「ありがとうございます」
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泉谷楓「それでこれがその鍋の写真です」
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大井宏樹「鍋が盗まれたのは2月19日。犯行が行われたと思われる時刻は19時から20時の間」
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大井宏樹「金庫を破壊し件の鍋だけを盗んで行った」
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毛利小五郎「ちなみにこの鍋の値段はいくらくらいなんでしょうか」
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泉谷楓「同じ作者の作品ならどれも数百万はくだりません。ですが私達がどうしても取り戻したい理由は値段じゃないんです!」
毛利蘭「じゃあどうしてなんですか?」
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泉谷楓「それでこれがその鍋の写真です」
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大井宏樹「鍋が盗まれたのは2月19日。犯行が行われたと思われる時刻は19時から20時の間」
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大井宏樹「金庫を破壊し件の鍋だけを盗んで行った」
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毛利小五郎「ちなみにこの鍋の値段はいくらくらいなんでしょうか」
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泉谷楓「同じ作者の作品ならどれも数百万はくだりません。ですが私達がどうしても取り戻したい理由は値段じゃないんです!」
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泉谷誠「それは…出汁です。創業以来最高のふぐを使ったてっちりだけを作り続けてきた鍋肌には」
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泉谷誠「ふぐの旨味がしみ込んでいるのです。同じ材料を使って作ったとしても」
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泉谷誠「味の奥深さは一味も二味も異なるのです」
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泉谷楓「創業以来の味と伝統がしみ込んだ鍋なのです」
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泉谷誠「ああ…あの鍋がないと私達は…」
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大井宏樹「ちなみに泉谷さんは週末に開催される全国イベント“てっちりグランプリ”の決勝戦に4連覇をかけて出場予定なのです」
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毛利蘭「てっちりグランプリ?」
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泉谷誠「ふぐの旨味がしみ込んでいるのです。同じ材料を使って作ったとしても」
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泉谷誠「味の奥深さは一味も二味も異なるのです」
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泉谷楓「創業以来の味と伝統がしみ込んだ鍋なのです」
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泉谷誠「ああ…あの鍋がないと私達は…」
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大井宏樹「ちなみに泉谷さんは週末に開催される全国イベント“てっちりグランプリ”の決勝戦に4連覇をかけて出場予定なのです」
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毛利蘭「てっちりグランプリ?」
泉谷誠「東京や大阪、全国の有名店が一堂に会し、しのぎを削るイベントです」
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毛利小五郎「それで犯人に心当たりはありませんか?」
大井宏樹「警察の捜査線に浮かび上がったのは4人います」
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大井宏樹「飲食店勤務の小林康。2年前に泉谷に窃盗に入り捕まっています」
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大井宏樹「2人目は“勘”という名の和食レストランチェーン経営の藤井真一。前に泉谷を買収しようとして失敗している過去があります」
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大井宏樹「そして3人目は門司のレストラン“キングアーサー”のオーナーシェフ大江原悟。彼は泉谷の家宝の鍋の存在を知っている人物です」
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大井宏樹「最後は伴啓介。過去に泉谷で働いていたが首になったそうてす」
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泉谷誠「毛利さん、何卒宜しくお願い致します!」
毛利小五郎「この毛利小五郎、必ずや家宝の鍋を取り戻してみせましょう!」
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毛利小五郎「それで犯人に心当たりはありませんか?」
大井宏樹「警察の捜査線に浮かび上がったのは4人います」
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大井宏樹「飲食店勤務の小林康。2年前に泉谷に窃盗に入り捕まっています」
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大井宏樹「2人目は“勘”という名の和食レストランチェーン経営の藤井真一。前に泉谷を買収しようとして失敗している過去があります」
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大井宏樹「そして3人目は門司のレストラン“キングアーサー”のオーナーシェフ大江原悟。彼は泉谷の家宝の鍋の存在を知っている人物です」
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大井宏樹「最後は伴啓介。過去に泉谷で働いていたが首になったそうてす」
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泉谷誠「毛利さん、何卒宜しくお願い致します!」
毛利小五郎「この毛利小五郎、必ずや家宝の鍋を取り戻してみせましょう!」
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小林康「探偵!?話なら警察にもうしただろうが!…ったく手短に頼むぜ」
小林康「こっちの話だ!もういいだろう!用事が済んだならとっとと帰ってくれ!」
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毛利小五郎「“泉谷を買収しようとして失敗した”という話を聞きましたが…」
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藤井真一「ええ、私としてはいい条件を提示したつもりだったんですがねぇ…フラれてしまいましたよ」
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毛利小五郎「“泉谷を買収しようとして失敗した”という話を聞きましたが…」
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藤井真一「ええ、私としてはいい条件を提示したつもりだったんですがねぇ…フラれてしまいましたよ」
毛利小五郎「事件当時のアリバイを教えてください」
藤井真一「いえいえ、お気になさらずに」
毛利小五郎「キングアーサーって店だ」
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藤井真一「ああ…大江原さんも疑われてるんですか」
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毛利蘭「お知り合いなんですか?」
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藤井真一「ええ、同業者ですからね。ああそうだ!僕らを犯人と疑うなら関門海峡の謎を解かないといけないみたいですよ」
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コナン「関門海峡の謎?」
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藤井真一「警察が調べたらしいんですよ。事件当日の関門トンネルの人道」
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藤井真一「ああ…大江原さんも疑われてるんですか」
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毛利蘭「お知り合いなんですか?」
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藤井真一「ええ、同業者ですからね。ああそうだ!僕らを犯人と疑うなら関門海峡の謎を解かないといけないみたいですよ」
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コナン「関門海峡の謎?」
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藤井真一「警察が調べたらしいんですよ。事件当日の関門トンネルの人道」
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藤井真一「そのどのカメラの映像にも僕らは映ってなかったそうですよ。つまり、僕らを逮捕したいのならまずは九州にいる我々がどうやって防犯カメラに映らずに本州へ移動したかを解明しなければいけないって事ですね」
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小林康「さっき探偵が来やがった…わかってる…だからマジで頼むぜ!裏切んじゃねぇぞ!」
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毛利小五郎「大江原さん、失礼ですが、あなたは過去に泉谷さんの家宝の鍋を譲ってほしいと頼んだそうですね」
大江原悟「ええ、あの鍋で作ったてっちりを頂いて感動したものですから」
毛利小五郎「譲ってもらえると思っていましたか?」
大江原悟「その日、店は定休日でしたが、新メニューの材料探しで北九州の契約農家を回っていました」
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大江原悟「写真のデータを見れば事件当日の夕方に撮られたものだとわかるハズです。雑誌の取材で写真が必要だったものでね」
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大江原悟「写真のデータを見れば事件当日の夕方に撮られたものだとわかるハズです。雑誌の取材で写真が必要だったものでね」
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毛利蘭「足をケガしていますね」
伴啓介「たしかに僕は泉谷を首になったけど、だからって犯罪なんてしないですよ!」
毛利小五郎「ちなみになぜ首になったんですか?」
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伴啓介「か…楓が俺言い寄ってきたんだよ。あいつが俺に付きまとってくるから仕事に支障があるから付き合えないって断ったら、どういうわけかその仕事がなくなっちまったんだよ!」
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毛利小五郎「ホントですか?」
伴啓介「まぁ楓はそうは言わないだろうけどな」
毛利小五郎「ちなみになぜ首になったんですか?」
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伴啓介「か…楓が俺言い寄ってきたんだよ。あいつが俺に付きまとってくるから仕事に支障があるから付き合えないって断ったら、どういうわけかその仕事がなくなっちまったんだよ!」
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毛利小五郎「ホントですか?」
伴啓介「まぁ楓はそうは言わないだろうけどな」
毛利小五郎「アリバイは?」
伴啓介「あの日はうず潮…って名前の居酒屋で飲んでたよ。いつも行く店だから店の人も覚えてるだろうぜ」
コナン 「とりあえず容疑者全員から話を聞いたよ」
大井宏樹「それで犯人はわかったんですか?」
コナン 「それはこれから。まずは証言の裏を取りに行くって」
大井宏樹「そうですか。それでは引き続きよろしく頼みますよ」
コナン 「了解。それじゃ」
大井宏樹「そうですか。それでは引き続きよろしく頼みますよ」
コナン 「了解。それじゃ」
居酒屋店長「覚えてっか?恵理ちゃん」

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