WIND BREAKER | 第17巻132話『駆けろ』ネタバレ

WIND BREAKER
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『WIND BREAKER』第132話「駆けろ」ネタバレ。梅宮を標的とする烽の罠を桃瀬と水木が看破する中、風鈴高校の正門前にはすでに防衛線が張られている事実が明かされる。焦る樽味たちをその場に引き留めるため、水木たちの説得を受けた桜と杉下は学校へと走り出し、残された戦場では兎耳山が新たな闘志を燃やして立ち塞がる。
第131話第133話

ウィンドブレイカー 第132話

原作 にいさとる
サブタイトル駆けろ
配信日2024年1月17日
掲載サイトマガジンポケット
単行本17巻
登場人物桜遥
杉下京太郎
水木聡久
桃瀬匠
兎耳山丁子
樽味清太郎
杓子千宙
梅宮一
焚石矢
棪堂哉真斗

第132話 駆けろ


あらすじ

戦争の最大の目標が梅宮を潰すことだと樽味が告げた瞬間、杉下が激昂して敵を吹き飛ばしながら突進し、桃瀬は梅宮を孤立させて確実に狩るためのルールだったのだと敵の策略を看破する。樽味と杓子は風鈴を街に釘付けにする任務の完了を宣言して勝ち誇るが、杉下が学校へ向かおうとすると樽味が背後から蹴りを入れて行く手を阻む。不敵に笑う水木は、確証がないながらも最小で最大の戦力である椿野、中村、硯の三人をあらかじめ風鈴高校の正門前に配置していたと明かし、それを聞いた樽味たちは自分たちの失態による焚石たちの怒りを恐れて激しく動揺する。水木から学校へ行くよう促された桜は、ボロボロの水木を案じて葛藤するものの、梅宮に任されたという言葉に背中を押されて杉下と共に走り出す。樽味は道を塞ぐよう仲間に命令して残った面々を死に損ないと罵るが、そこへ兎耳山が仲間外れを拒んで参戦し、自分の拳の重さを聞かせるために樽味たちに牙を剥く。

概要

第132話は、敵組織である烽の冷酷な隔離作戦の全貌が明かされると同時に、それを見越していた風鈴側の高度な戦術的先手が光る転換点のエピソードである。前半では、梅宮を学校に足止めするルールの真意が「総代の孤立と確実な排除」にあるという絶望的な事実が語られ、樽味たちの優位が強調される。しかし、四天王の一角である水木が、街の防衛と総代の警護を両立させるために事前に動いていたことが判明し、物語の主導権が五分へと引き戻される。後半では、学校にいる因縁の相手である棪堂のもとへ向かいたい桜の焦燥と、満身創痍でありながら前線を支えようとする水木の自己犠牲的な意思が美しく交錯する。桜と杉下が未来を託されて戦場を離脱する中、残された最強の助っ人である兎耳山が、自己の成長という新たな目的を胸に樽味たちを圧倒しようとする構図が、今後の戦闘の激化を期待させる見事な構成である。

本文:ネタバレ

1. 孤立の計略 | 杉下の突進と桃瀬の看破

戦争の最大の標的が梅宮一であるという衝撃の事実が樽味の口から語られ、周囲の空気は一気に張り詰める。
杉下の激しい憤激:
  • 最大の目標は梅宮一を潰すことだと言い放つ樽味の言葉を聞いた瞬間、杉下は大声をあげて激しい怒りを露わにする。
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敵の排除と突進:
  • 杉下は目の前の邪魔な敵の身体を力任せに吹き飛ばしながら、どういうことだと理由を問い詰めるために正面へと突進する。
桃瀬による策略の看破:
  • 現状の戦況を冷静に分析した桃瀬は、梅宮を学校から出すなという明確なルールが作られていた真の理由について思考を巡らせる。
目的のすり替えの指摘:
  • それは決して最高戦力である梅宮の動きを抑え込むためのものではなく、周囲から孤立させて確実に狩り取るための罠なのだと指摘する。

2. 釘付けの任務の完了 | 樽味たちの嘲笑と杉下の阻害

桃瀬の指摘をあっさりと認めた樽味は、風鈴の面々を街に足止めする自分たちの役割が終わったことを告げて笑う。
正解の提示と嘲笑:
  • 桃瀬の言葉に対して樽味はその通りだと大声で正解を告げ、梅宮の周囲にいつも風鈴の連中がうざく群がっているからだと理由を話す。
街への釘付けの任務:
  • 街を破壊することよりも前に、風鈴のメンバーをこの場所に釘付けにさせておくことこそが自分たちの本来の仕事であると語る。
任務の終了の宣言:
  • そしてその足止めの仕事はすでに完全に終わりを迎えているのだと、樽味は不気味な笑みを浮かべながら勝ち誇る。
最高戦力の高校到着:
  • 今頃には、自分たちの組織の最高戦力である焚石と棪堂の二人が目的の風鈴高校に無事に到着しているはずだと告げる。
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二人の圧倒的な武力:
  • 梅宮だろうが誰であろうが、あの凄まじい二人の実力者を同時に相手にされては絶対にどうにもならないと樽味は断言する。
杓子による終わりの宣告:
  • これで風鈴高校の歴史も完全に終わりを迎えるのだと杓子は言葉を続け、楽しそうにあっはっはと大声を上げて笑う。
桜の激しい悔し涙:
  • 敵の思惑通りに動かされていた事実に直面し、桜はくそがと短い言葉を吐き捨てて歯噛みをしながら悔しがる。
杉下の単独行動:
  • 梅宮の危機を察知した杉下は、周囲の状況を構うことなくそのまま学校のある方角へと向かって勢いよく走り出す。
背後からの樽味の蹴り:
  • しかし杉下の無防備な背後を狙って樽味の鋭い蹴りが放たれ、その衝撃によって杉下の移動が強引に阻まれる。
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甘さへの容赦ない指摘:
  • 敵に背中を堂々と向けてこの場を去ろうとするその行動はあまりにも甘すぎるのだと、樽味はおっと声をあげて杉下を嘲笑する。

3. 水木の確証と防衛線 | 待ち構える三人と樽味たちの焦燥

樽味たちが勝利を確信する中で水木は突然笑い声をあげ、風鈴高校の前にすでに強力な防衛線を張っている事実を突きつける。
水木の反応:
  • 絶望的な状況であるにもかかわらず、水木はフッと笑う。
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樽味たちの強い困惑:
  • 突然笑い出した水木の様子を見て、樽味と杓子の二人は一体何がおかしいのだと眉をひそめて強い疑問を抱く。
街での不審な動きの回想:
  • 焚石たちの後を必死に追いかけて急いでこの街に入ったものの、あの二人が途中で忽然と姿を消した事実に水木は違和感を覚える。
ルールの真意の予測:
  • その奇妙な状況に直面した時に、今回のケンカの不自然なルールは最初から梅宮一が狙いなのではないかと予測を立てる。
確証のなさと人員の分散:
  • とはいえ当時は何の確証も存在せず、そのうえで大切な街を守り続けるための防衛人員も絶対に必要であると考える。
最小にして最大の戦力:
  • だからこそ、自分はあの時点で出来うる限りの最小でありながら最大の戦力をあらかじめ学校に隠して向かわせておいたのだと語る。
校門前での迎撃の構え:
  • 焚石と棪堂の二人が目的の風鈴高校に到着したその瞬間の、彼らの校門のちょうど正面には椿野と中村、そして硯の三人が毅然と待ち構えている。
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樽味たちの激しい動惑:
  • 想定外の防衛線の存在を聞かされた樽味と杓子は、はぁと声をあげて信じられないという表情で激しく困惑する。
失態への強い苛立ち:
  • 事態が自分たちの思惑と違っている事実を知り、ふざけるなと樽味はおいと声を荒らげて周囲に強い不満をぶつける。
大将の機嫌への恐怖:
  • 立ちはだかる者がいたことであの恐ろしい二人の機嫌を損ねてしまうことだけは絶対に勘弁してほしいと、樽味は顔を青くして焦る。
責任のなすりつけ合い:
  • このような事態になってしまったのは一体自分たちのせいにされてしまうのかと、杓子は冷や汗を流しながら隣の樽味に問いかける。
迅速な片付けの決意:
  • うるさいと樽味は一蹴し、とにかく目の前にいるこいつらを秒の速さで片付けてから自分たちも急いで学校へ向かうぞと指示を出す。

4. 学校への急行 | 水木の頼みと桜の葛藤

学校に棪堂がいることを知った桜は激しく焦るが、水木は前線を自分たちに任せて早く向かうようにと桜の背中を押す。
学校の敵への意識:
  • 風鈴高校にあの大嫌いな棪堂が現在いるのだという事実を頭に浮かべ、桜の心の中に強い焦燥感が湧き上がる。
交わした大切な約束:
  • もしもの事態が起きてしまった時には、あの棪堂の相手はすべてお前に任せるという、梅宮と過去に交わした言葉を脳裏に思い出す。
前線の敵の多さへの苦悩:
  • しかし自分が現在いるこの場所にはまだ大勢の敵が残されており、これでは身動きが取れないと桜はくそと毒づく。
桜と杉下への移動命令:
  • 水木は桜に向かって、杉下と一緒に急いでここを離れて学校へ行ってくれと頼む。
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前線の引き受けの宣言:
  • この場所の敵の残党たちについては、自分たち四天王や周囲の仲間で何とかしてみせるから問題ないと伝える。
防衛の戦力不足の指摘:
  • いくら実力のあるあの三人が学校で待ち構えていようとも、焚石と棪堂の二人を相手にするには何人いても戦力が足りないと分析する。
水木の負傷への懸念:
  • ボロボロの水木の姿を見て、お前は自分がどれだけ酷いボロボロの状態なのか分かっているのかと桜は心配の声をあげる。
梅宮の信頼の提示:
  • 心配する桜を遮り、梅宮から大切な役目を君はしっかりと任されたのだろうと水木は早く行けと大声で叫んで発破をかける。
二人の力強い全力疾走:
  • 水木の強い覚悟に背中を押された桜と杉下の二人は、そのまま迷いを捨てて学校のある方向へと全力で走り出す。

5. 包囲網の展開 | 樽味の命令と死に損ないへの暴言

桜たちの離脱を阻止しようとする樽味は、周囲の仲間に連絡を回して学校までのルートを完全に封鎖しようと試みる。
部下への追撃命令:
  • 走り去っていく桜たちの姿を見た樽味は、おいお前らあいつらの移動を今すぐ全力で止めろと周囲の烽のメンバーに大声で指示を出す。
ルートの完全封鎖の指示:
  • 他の場所にいる仲間たちにも至急連絡を入れて、学校へと繋がっているすべての道を完全に塞いでしまえと言葉を重ねる。
烽メンバーの了解:
  • 樽味からの緊急の命令を受けた烽のメンバーたちは、うすと短い返事をして一斉に連絡と追撃のために動き出す。
思い通りの不快感:
  • 自分たちにここまで余計な手間をかけさせやがってと、樽味は顔に青筋を立てて周囲への不快感を隠そうともしない。
負傷者たちへの暴言:
  • 目の前に残っている満身創痍の連中に向かって、この死に損ないどもがと吐き捨てるように酷い言葉を投げかける。
残酷な拷問の宣言:
  • こんな苦痛を味わうくらいなら、いっそのこと最初の時点で死んでいた方がよっぽど楽だったと心から思わせてやると冷酷に告げる。

6. 兎耳山の参戦 | 仲間外れの拒絶と重さの問いかけ

絶体絶命の前線に兎耳山が割って入り、満身創痍の仲間を休ませるために樽味たちの前に立ちはだかる。
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陽気な制止の声:
  • 冷酷な言葉が響く戦場に、ちょっと待ってほしいと兎耳山は何度も声をあげながら軽い足取りで二人の前に割って入る。
仲間外れへの不満:
  • 自分だけをそのような楽しい戦いの空気から仲間外れにしないでほしいと、兎耳山は不満そうな表情を浮かべる。
負傷者への休息の勧め:
  • あいつらが言う通り現在のそっちは完全にボロボロなのだから、今は大人しく休んでいたらどうかと水木たちに提案する。
二人の敵の引き受け:
  • そこにいる樽味と杓子の二人の相手については、他ならぬこの自分が責任を持ってやっておくと力強く宣言する。
樽味たちの強い威嚇:
  • 突如として目の前に立ち塞がった兎耳山に対し、樽味と杓子はああと声を荒らげて激しい敵意を込めて睨みつける。
現在の明確な目的:
  • 自分は今ちょうど新しく目指している目標の場所があり、そのためになるべく多くの人間から意見をたくさん集めたいのだと語る。
拳の感触への問いかけ:
  • だからこそ是非とも自分に聞かせてほしいと言い、自分の放つこの拳が一体どのくらい重いのかを身を以て体験してほしいと静かに微笑む。

まとめ

第132話は、梅宮を孤立させる烽の策略が明かされる一方で、水木が事前に配置していた防衛線により樽味たちが焦り、桜と杉下が学校へ急行する中で残された前線を兎耳山が引き受けるストーリーである。
梅宮孤立の策略の看破と釘付けの完了:
  • 梅宮を孤立させて狩るためのルールだと桃瀬が看破する中、風鈴を街に釘付けにする仕事は終わったと樽味たちは嘲笑する。
杉下の急行と樽味による妨害:
  • 学校へ向かおうと走り出した杉下の背後を樽味が激しい蹴りで捉え甘すぎるとその行く手を強引に阻む。
水木の予測と三人の事前配置:
  • 不敵に笑う水木は焚石たちの不審な動きから梅宮一が狙いだと予測し、椿野と中村と硯を事前に学校へ向かわせたと明かす。
樽味たちの失態への焦燥と激しい動惑:
  • 学校の正門前で三人が待ち構えていると知った樽味たちは焚石たちの機嫌を損ねることを恐れて激しく動揺する。
水木の説得と桜たちの学校への出発:
  • 棪堂を任せるという梅宮の言葉を思い出し葛藤する桜に対し、水木は早く行けと発破をかけて杉下と共に学校へ走らせる。
学校までの道の完全封鎖命令:
  • 桜たちを止めるために樽味は他の仲間にも連絡を入れて学校までのすべてのルートを完全に塞ぐよう部下に命令を下す。
死に損ないへの暴言と兎耳山の参戦:
  • 水木たちを死に損ないと罵る樽味たちの前に兎耳山が割って入り、ボロボロなのだから休んでいろと二人の相手を引き受ける。
目標の提示と拳の重さへの問いかけ:
  • 目指している場所のために意見を集めたいと語る兎耳山は自分の拳がどのくらい重いかを是非聞かせてほしいと樽味たちを挑発する。
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