名探偵コナン | 第1069話『受話器ごしのスウィートボイス』ネタバレ | Detective Conan

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原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1069話ネタバレ

第1069話 受話器ごしのスウィートボイス
CAST
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 🔷毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 🔷毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 🔷目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 🔷高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉 🔷永峯春彦 CV.西嶋陽一 🔷永峯麻也子 CV.島袋美由利 🔷荒垣一平 CV.白井悠介 🔷湯船沢郷子 CV.七緒はるひ
Opening
SPARKLE	大黒摩季
Ending
プレイメーカー	all at once

EPISODE GUIDE
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airdate
2023年1月14日

毛利小五郎「あ、永峯さんですか！今日の約束は午後の3時でしたね。お待ちしております」

永峯麻也子「それがちょっと道を間違えてしまって5分程遅れそうなんですが…」

毛利小五郎「ハハハハ！慌てなくて大丈夫ですよ」

毛利小五郎「今日のスケジュールは全て永峯さんの為に空けてありますから」

永峯麻也子「あの毛利さん…一つお願いが…」

毛利小五郎「何でしょう」

永峯麻也子「私の事は麻也子と呼んでください」

毛利小五郎「え！？お会いした事もないのによろしいんですか？」

永峯麻也子「ええ、その方が私も正直に話せると思うんです」

毛利小五郎「わかりました」

コナン「(女性の依頼人となるとおっちゃんはいつもデレデレだ。しかしいつもの事だがちょっと嫌な予感がする)」

コナン「１年前に会社の上司だった永峯春彦さんと結婚して今は専業主婦」

コナン「旦那さんはバツイチで結婚後も浮気の噂が絶えなくて…」

毛利小五郎「何でそんな事まで！」

コナン「だっておじさん昨日も大きな声で電話してたじゃない」

毛利小五郎「あっ！」

コナン「今日の依頼も旦那さんの事なんでしょ？」

毛利小五郎「何か犯罪に関わってるんじゃないかと心配してるんだ」

コナン「犯罪？」

毛利小五郎「最近、永峯さんが夜中に」

毛利小五郎「スーツケースを運んで来て」

毛利小五郎「ガレージに隠すのを目撃したらしい」

毛利小五郎「永峯さんが出かけた後、彼が隠していたスーツケースを取り出して中身を調べようとしたら」

毛利小五郎「鍵がかかって開かなかったそうだ。ただそのスーツケースはずっしりと重かったらしい」

毛利蘭「あの失礼ですけど、どこかお探しですか？」



毛利小五郎「はい毛利探偵事務所…あ、麻也子さん」

永峯麻也子「すみません…すぐ近くまで来てるハズなんですが…ハッ！今チラッと主人の姿が！やっぱり主人です！主人が私を尾行していたんです！」

毛利小五郎「麻也子さん！そこを動かないで！」

永峯麻也子「いえ、ダメです！探偵さんの所に行く事が知れたら大変です！一度主人をまいてからそちらに行くのでもう少し待っていてください」

毛利小五郎「大変だ！永峯さんに尾行されてるらしい」

コナン「だったら電話を切らずに繋ぎっぱなしにしといた方が…」

毛利小五郎「ダメだ。麻也子さんは公衆電話からかけてきているからな」

毛利小五郎「彼女の話によると夫の永峯さんはとてもキレやすい男で」

毛利小五郎「探偵に相談していてるなんて知られたら何をされるかわからない」

毛利小五郎「スマホも事細かにチェックされてるそうだ。だからここにかけてくる時はいつも公衆電話なんだ」

毛利蘭「ただいま」

コナン「どうしたの蘭姉ちゃん」

毛利蘭「さっき道に迷ってる綺麗な女の人を見かけたんだけど…」

コナン「もしかしてこの人？」

毛利蘭「そう、この人よ」

毛利小五郎「何！？」

毛利蘭「この人の後を帽子を被った怪しい男がつけてて」

毛利小五郎「そいつはこの男じゃないのか？」

毛利蘭「ん…帽子を被ってて顔は見えなかったから…」


毛利小五郎「もしもし」

永峯麻也子「毛利さん、今蔵雲公園にいるんですが…」

コナン「(蔵雲公園？)」

永峯麻也子「きゃあああああ！」

毛利小五郎「麻也子さん！」

毛利小五郎「助けに行って来る！」

毛利蘭「お父さん！」

毛利小五郎「蘭、頼んだぞ」

毛利蘭「大丈夫ですか？」

毛利小五郎「永峯さんですか？」

毛利小五郎「永峯！」

毛利小五郎「麻也子さん！」


毛利小五郎「蘭！触るんじゃない！」

毛利蘭「は…はい」

コナン「蘭姉ちゃん、手に血が！」
毛利蘭「本当だ！」


コナン「(犯人は何かを探してバッグをあさったようだな)」

高木刑事「被害者は永峯麻也子さん31歳。主婦をされていてお住まいはかなり遠くですね」

コナン「ねぇ、被害者のバッグが荒らされてたけど何か盗られたのかな？」

高木刑事「いや、財布や金目の物は残っていたから何も盗られていないんじゃないかな」

コナン「ケータイは？」

高木刑事「バッグにも服のポケットにもなかったよ」

コナン「もっとよくバッグを調べて」

毛利小五郎「コラ！大人の話に口を挟むな！」


毛利小五郎「犯人は夫の永峯春彦に間違いありません」
目暮警部「あの女性の自転車を倒して逃げたのもその永峯なんだね？」

毛利小五郎「いえ、それは別人です」

毛利蘭「その男の人は麻也子さんを尾行してたと思います。私見ました」

高木刑事「という事はそいつが犯人である可能性もありますね」

毛利小五郎「しかし電話の内容からすると、犯人は永峯としか考えられません」

「警部、血のついた服でうろついていたので連行しました」

永峯春彦「私は殺していない！麻也子に呼ひ出されてここに来たんだ！」

毛利小五郎「ウソをつけ！麻也子さんはたまたまここに逃げ込んだんだ！」

高木刑事「あなたにぶつかって来た男は黒いソフト帽を被っていて口元が服で隠れていた…」

高木刑事「あなたは…」

永峯春彦「お前は！」

荒垣一平「僕は会社の後輩の荒垣一平です」

永峯春彦「何でお前が麻也子を尾行してたんだ！」

荒垣一平「社長命令です」

荒垣一平「先輩が会社の金を横領した事が発覚したんです。一億円程。会社の信用問題になるので警察に届ける前に先輩から横領した金を回収する様に命じられたんです」

荒垣一平「それでご自宅の方に伺ったんですが、奥さんしかいなかったので」

目暮警部「麻也子さんに横領の件を？」

荒垣一平「話しました。奥さんは何も知らない様でしたが」

荒垣一平「お宅を張り込んでいたら、どこかに出かけていくので先輩に会うかも知れないと…」

毛利蘭「それで尾行したんですね」

永峯春彦「会社の金を横領したのは事実です」

目暮警部「その金はどこに？」

永峯春彦「スーツケースに詰めて自宅のガレージに隠しましたが、今はありません」

目暮警部「どういう事ですかな」

永峯春彦「麻也子が親しい人に預けたと言ってました。きっとそいつの山分けするつもりだったんです」

コナン「おじさん、ちょっといい？」

コナン「この公園の名前おじさんは知ってた？」

毛利蘭「そういえば蔵雲公園って名前、私今日初めて知ったわ。お地蔵さんがあるからみんな地蔵公園って呼んでるし」

コナン「さっき入口の柱に公園の名前が彫ってあるの見たけど、チラッと見ただけでは蔵雲公園なんて読めないし」

コナン「初めてこの町に来た麻也子さんが、ここが蔵雲公園なんて知るハズないと思うんだけど…でも電話の女性ははっきり“蔵雲公園”って言ったんだ」

毛利小五郎「た…確かに…」

コナン「おじさんと電話で話していた女性は麻也子さんじゃないって事だよ。だっておじさんは麻也子さんに一度も会った事ないんでしょ？」

毛利小五郎「確かに…」
毛利蘭「でもコナン君、私は麻也子さんが道に迷ってるとこ見たのよ」

コナン「蘭姉ちゃんが目撃したのは、確かに麻也子さんだと思うけど、その時は探偵事務所に向かってたんたじゃなくて蔵雲公園の場所を探してたんじゃないかな」

毛利小五郎「だったら俺が話してた相手は誰だ？」

コナン「その人はきっと麻也子さんを殺害した犯人だよ」

毛利小五郎「犯人！？」

毛利小五郎「そうか！わかったぞ！麻也子さんと犯人は瓜二つ！つまり双子だったんだ！」

コナン「(いやいやおっちゃん…そうじゃないって…)」


小五郎(コナン)「失礼しました警部殿。やっと今事件の謎が解けました」

小五郎(コナン)「確かに私が電話で話していた相手は麻也子さんではなく、麻也子さんを殺害した犯人だったのでしょう」

小五郎(コナン)「犯人は最初からこの公園で麻也子さんを殺害しようと計画を立てていたに違いありません」

目暮警部「なぜこの公園なんだね？」

小五郎(コナン)「それは私の探偵事務所が近くにあるからです」

小五郎(コナン)「犯人は私と何度も電話で話し、自分が永峯麻也子である事を印象付けました」

小五郎(コナン)「その一方で」

小五郎(コナン)「公園に呼び出した麻也子さんをナイフで殺害し」

小五郎(コナン)「その現場から私に今にも自分が殺害されそうだという電話をかけたんです。そして公園から抜け出し」

小五郎(コナン)「そこに永峯さんがやってきた」



小五郎(コナン)「たとえ現場を目撃していなくても永峯さんが殺害したとしか思えない。コナン、さっき言った事を高木刑事に頼んでくれないか」
コナン「はーい！」

コナン「あのね」

湯船沢郷子「あの、私はもう帰ってもよろしいでしょうか」

高木刑事「ご協力ありがとうございます」

📱🎵

目暮警部「高木君、それは何だね？」

高木刑事「あ、麻也子さんのスマホです」

高木刑事「先程麻也子さんのバッグをよく調べていましたら、二重底の中にこれがありました」

高木刑事「今コナン君に鳴らす様に頼まれて…」

小五郎(コナン)「犯人は私と公衆電話で話していましたが、麻也子さんにはスマホで指示を送っていたバズです。おそらく今日最後の着信は犯人からのものに違いない。だから高木刑事にその番号に返信して貰ったんです」

湯船沢郷子「私は関係ありません！このスマホはそこで拾ったんです！」

小五郎(コナン)「あなたのその声、聞き覚えがありますね」

小五郎(コナン)「そしてイヤリングの鈴の音」

小五郎(コナン)「私と電話していたのは麻也子さんではなくあなただ！」

高木刑事「止めるんだ！」

永峯春彦「お前は！」

小五郎(コナン)「誰ですか？」

永峯春彦「麻也子の前に結婚していた女性で…麻也子が親しくしていた友達っていうのはお前だったのか！？」

湯船沢郷子「そうよ。驚いたでしょ？ハハハハ！麻也子はあんたが一億隠してる事を知って私に相談したのよ。だからあんたをこの公園に呼び出す様指示したの」

小五郎(コナン)「そして麻也子を殺害しその罪を永峯さんになすりつけ、一億円を独り占めにしようとしたんですね」
湯船沢郷子「そうよ！有名な名探偵が証人になってくれると思ってね！」

湯船沢郷子〈毛利さん、私の事は麻也子と呼んでください〉


湯船沢郷子〈その角を右に曲がったところにあるのが蔵雲公園よ。私もすぐ行くから待ってて〉

湯船沢郷子「全ては計画通りに進んだわ」

湯船沢郷子「あんたが麻也子を尾行したりしなければね！」

湯船沢郷子「それにしてもさすがは名探偵ね。どうしてわかったの？」

小五郎(コナン)「決め手となったのは、殺害現場で何も触っていないはずの蘭の手に血がついていた事だ」

コナン「蘭姉ちゃんの手に血が付いたのは、倒れた自転車を起こそうとして」

コナン「ハンドルを握った時。そこに犯人の手についていた麻也子さんを刺した時の返り血が付いてたんだ」



永峯春彦「何でこんな事を…」

湯船沢郷子「ずっと憎かったのよ…私から幸せを奪った麻也子もあんたも…殺してやりたい程ね…覚えてる？結婚してた頃私があんたに電話したら…」

永峯春彦〈麻也子、女房には出張って言ってあるから大丈夫だ〉

湯船沢郷子「私と麻也子を間違って私にウソをついて一緒に旅行に行く計画をペラペラ喋ったのよ！だから私が麻也子になりすまして電話してもあんたは気付きやしないと思ったのよ！」

毛利小五郎「永峯さんも奥さんの声と愛人の声を間違えるなんて…とんでもない失態をやらかしたもんだな」

コナン「おじさんだって麻也子さんの声だと思い込んじゃったくせに」

毛利小五郎「会った事がないんだから間違えて当然だ」

毛利小五郎「はい、毛利探偵事務所」

「もしもし、あなた？私よ」


毛利小五郎「英理か！」

毛利蘭「私よお父さん。お母さんと聞き間違えるなんて大丈夫？」

毛利小五郎「娘が母の声に似るのは当然だ！つまらんイタズラするんじゃない！」

コナン「(ダメだこりゃ…)」

 

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