約束のネバーランド | 第2期3話『B06-32』ネタバレ | The Promised Neverland

The Promised Neverland 

🖊原作者(Original Story) : 白井カイウ(Shirai Kaiu)

TVアニメ『約束のネバーランド』 第2期3話ネタバレ

約束のネバーランド 第2期3話

CAST

🔶エマ Emma 63194 CV: 諸星すみれ

🔶レイ Ray 81194 CV: 伊瀬茉莉也

🔶ドン Don 16194 CV: 植木慎英

🔶ギルダ Gilda 65194 CV: Lynn

🔶トーマ Thoma 55294 CV: 日野まり

🔶ラニオン Lanion 54294 CV: 森優子　

🔶ナット Nat 30294 CV: 石上静香

🔶アンナ Anna 48194 CV:茅野 愛衣

🔶アリシア Alicia 71394 CV: 青山吉能

🔶クリスティ Christie 70394 CV: 河野ひより

🔶ドミニク Dominic 07294 CV: 日野まり

🔶ロッシー Rossi 50394 CV: 林鼓子

🔶ジェミマ Jemima 31394 CV: 久遠エリサ

🔶イベット Yvette 59294 CV: 白城なお

🔶マルク Mark 79294 CV: 青山吉能

🔶ソンジュ Songju CV:神尾晋一郎

🔶ムジカ Mujika CV: 種﨑敦美　

エマ「見る？私の家族」

ムジカ「うん」

エマ「この子がフィル。可愛いでしょ？こっちの子がシェリー。おしゃれでおませさん」

ムジカ「この子は？」

エマ「キャロル。まだ1歳。たまに物凄く不機嫌な顔する。面白いの」

レイ「チェックメイト」

子供達「うおおおお！！」

ソンジュ「レイ、お前は立派な戦士になれる」

ジェミマ「でも…ノーマンはもっと強いよ…」

ソンジュ「ノーマン？」

エマ「そしてノーマン」

エマ「私、約束したんだ。ノーマンと」

エマ「諦めない。誰一人死なせない。家族全員連れて出るって」

ムジカ 「そう…」

エマ「でも不思議だな～ムジカってほんと鬼って感じしないや」

エマ「あっ！いや気を悪くしたらごめんね」

ムジカ「大丈夫よ」

エマ「ただ何と言うか…本当に鬼ってただ姿だけでもいろいろなんだなぁって」

ムジカ「確かに…私ね、人間を見たのも人間と話をしたのもエマ達が初めてだったの。敵でも食糧でもない...他のどの生き物とも違った。エマ達と出会えて話ができてよかった。友達になれてよかった」

エマ「私も！ムジカ達に会えて話ができて友達になれてよかった」

エマ「この6日間、本当にありがとう」


「H O P E」

エマ「追手はいない。行こう」

子供達「うん」

エマ「やっと出口だ」
ソンジュ「この先、南へ下ればお前達の目指す場所」

エマ「B06-32」

アリシア「ムジカやだよ…やっぱりお別れなんてイヤ」

マルク「もう少し一緒に居られない？」

レイ「甘えちゃダメだ」

アリシア「レイ…」

レイ「二人には二人の行き先がある。俺達も自分達の力だけで生きていけるようにならないと」

ソンジュ「大丈夫。荒野を歩いている限り鬼に出くわすことはない。上手くいけば今夜にはそのミネルヴァって奴に会えるさ」

ソンジュ「間違っても森や水辺に近付くなよ。絶対にだ」

トーマ・ラニオン・ナット「は…はい」

ソンジュ「万が一鬼に出くわしたら逃げろ。どうしても逃げられない時は奴らの顔の中心、目を狙え」

エマ「わかった」

ソンジュ「じゃあ、気をつけてな」

ムジカ「元気でねみんな…どうか元気で」

アンナ「ムジカも」


ムジカ「エマ」

エマ「ムジカ？」
ムジカ「これはお守り」

ムジカ「持っておいて。きっとあなた達を守ってくれる」

エマ「ありがとうムジカ」

ムジカ「時々は思い出してね。私達のこと…」

エマ「うん！」

レイ「おーい 行けるか？エマ？」

エマ「本当にありがとう！」

ソンジュ「ああ。頑張れよ！」

ムジカ「じゃあね～また会おうねみんな～」

ソンジュ「えらく情が移ったなムジカ」

ムジカ「ソンジュこそ。あの子達は脱走者よ？農園に突き出せば半年は楽に暮らせるわ」

ソンジュ「あいつらを農園には渡さない」

ムジカ「どうして？"好奇心で"なんて嘘なんでしょう？なぜあの子達を助けたの？」

ソンジュ「そりゃあいい子達だったろ？」

ムジカ「そうね。真面目で優しくて」

ソンジュ「賢くて」

ムジカ「そう…」

ソンジュ「そりゃあそうさ。あいつらは最高級品。最上級農園の脳みそだぞ。んっ 勘違いするな。あいつらを食べはしないよ。でも…もしあいつらが農園の外で増えりゃこの世代の以降は全て野生の人間、天然物だ。そうして天然物が増えればいずれそいつらを食える」

ムジカ「ソンジュは人間を食べたいのね」

ソンジュ「あぁ…原初信仰の教義上、狩猟という形で神が作り出した命を頂くのなら神への反逆には当たらない。天然物なら俺は食うぜ。あぁ…もう一度食いてぇな。腹いっぱい人間をよ」

ソンジュ「さて、俺は野暮用を一つ片づけてくる」

ムジカ「野暮用？」

ソンジュ「そうだ。お前はここで待っていろ」

ギルダ「クリスティ、方角は？」

クリスティ「東南東だからこっち」

トーマ「本当だ！！」

レイ「エマ、現在地は？」

エマ「ここがB06-32…」

エマ「間違いない…今私達がいるここがB06-32地点」

ドン「マジかよ…」

ナット「てかどうする？ここ何もないけと…」

アンナ「どういうこと？」
トーマ「何もねぇ」

ドン「目印も何も…」

レイ「人は？近くに誰かいるか？」

ナット「誰も…いないと思う…」

アリシア「じゃあ ミネルヴァさんは？いないの？」

クリスティ「何で！！」

ジェミマ「やっとここまで来たのに…」

アリシア・クリスティ「噓つき！！」

レイ「すっきりしたか？」

レイ「まぁ、落ち着け」

レイ「こんな時のためにこのペンがあるんだ」

レイ「昨夜ここから先がエラーで見ることができなかった」

ギルダ「どういうこと？」

レイ「恐らく指定された地点まで移動しないと次の情報は見られないんだ」

エマ「あっ、ここがそのある地点なら今は見られる」

ドン「108ページ15行…“HISTORY”」

レイ「"HISTORY" 歴史だ」

子供達「出た！！」

レイ「地図だ！地下への入り口がある！探せ！あの辺り！」

＜WELCOME UNLOCKED＞

エマ「レイ！こっち！何か出てきた！」

エマ「誰も住んでなさそうだね」

レイ「前はいたのかもしれない。俺達みたいな脱走者が」

ロッシー「これ映ってるの外？」

ドン「多分な～こんだけ画面があったら鬼や追手が来てもすぐにわかるぞ」

レイ「エマ」

エマ「無線機！」

ギルダ 「これ…」

エマ「手紙？」

ギルダ「"到着おめでとう。直接祝うことができなくてすまない"」

ギルダ「"このシェルターを君達に"」

ギルダ「"ウィリアム・ミネルヴァ"」

エマ「このシェルター、ミネルヴァさんが用意してくれてたんだ！」

エマ「私達みたいなハウスから逃げてきた人達のために」

レイ「まず、シェルター全体を把握しよう」

トーマ「うわあああ！！キッチンだ！すげー！」

トーマ「これならちゃんとしたご飯が作れそうだな～」

マルク「僕もお料理したい～」

イベット「私も～」

子供達「わーお風呂だ！！」


ドン「ダメだ～」

イベット・ジェミマ「何か食べた～い～！！」

ラニオン「みんなで育てようぜ！野菜とか果物とか」

アリシア「やったー！」

クリスティ「わー本がいっぱい～」

アンナ「ちっちゃな図書館みたいだね～」

ロッシー「この部屋広いね～」

アンナ「うん。ここならみんなで寝られるわ」

ナット「弾いていいかな？」

ドミニク「ひひ～」

ドミニク 「へへ」

ドミニク 「なにこれ！！？」

ギルダ「隠し部屋？」

ロッシー「なんか暗くて怖いね...」

ギルダ「でもここなら大事なものを置いておける」

レイ「とりあえず水と食料、電気、居住スペースは確保した」

エマ「ミネルヴァさんに感謝だね～」

ドミニク「ねえ～エマ行ってきていい？」

エマ「え？どこに？」

ギルダ「いいよ。行ってきな。本当に久しぶりだもんね」

ドミニク・ロッシー「やったあ！！」

ラニオン「あぁ～水でも蒸しタオルでもないお湯！お湯に浸かれる！」

クリスティ・トーマ・ラニオン「お湯だあ！！」

子供達「あ～幸せ～」

ドミニク「はぁ～もう10年お風呂に入ってないみたいだあ～」

ラニオン「わかる！」

ナット「待ーて待て。俺達まだ10年も生きてないだろう？」

ロッシー「あれ？おかしいな…涙が…あれ？」

ロッシー「ソンジュ達にも助けてもらえて…全然ひどい旅なんかじゃなかったのに…」

ドン「変じゃねぇよ全然。頑張って歩いてきてよかったな。ここに来れて」

ドン「逃げてきてよかったな」

ロッシー「うん」

子供達「いただきます」




レイ「マジですげぇなこのシェルター。予想以上だ。水は地下水を引いて確保。地下熱を回しながら有機廃棄物を使って発電。不足分は別燃料で動かせる補助発電機で補っている」

ドン「ユーキハイキブツ？」


ドン「ウンコで！！？はつでん！？」

ギルダ「ドン！レイ！食事中！！」

レイ「オイ！俺生ゴミもつったろ」

ドン「ごめんレイ…」

エマ「食料の備蓄はあんまり無かったけど外に動物はいた」

エマ「ハウスから持ってきた保存食も予想以上に残ってるし」

エマ「ムジカからもらった種も育てられる」

エマ「ここで暮らせる。この場所で」

レイ「ああ。ここは最高の隠れ家だ」

レイ「安全で、清潔で、俺達くらいの人数なら余裕でずっと住んでいける。食っていける」






レイ「モニタールームで見つけた。これがあればハウスの状況がわかる」

エマ「覚えてる？ママ達はある時間になったら私達の前から姿を消した」

ギルダ「あれは…確か…夜の８時頃！！」


レイ「んじゃあ…行くぞ」




🔊「定時連絡定時連絡」

🔊「こちら50684。第１プラント、1月20日異常なし」

🔊「こちら第４プラント、1月20日異常なし」

🔊「では通信を切断します」

ドン「何だ…もう終わりか？」

レイ「でも周波数はわかった。次からこの時間、この周波数に合わせればハウスの情報を得られるかもしれない」

ドン「みんな…元気にしてるかなぁ…」

エマ「元気だよ…きっと…他のみんなも…早く助けに行かなきゃね」

レイ「あぁ…」

ドン「エマ、レイちょっと来て」

エマ「ここ！穴がある！」

アリシア「梟のマーク！！」

ドン「ペンのモールスだ！！」

ドン「開いた！」

アンナ「イベット？」

アンナ「なに…これ…」

☎🔊🔊

ミネルヴァ「ウィリアム・ミネルヴァです」