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Kuroshitsuji | |||
原作(Original Story): 枢やな(Yana Toboso)![]() 黒執事 第175話ネタバレ | |||
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黒執事 第175話![]() | |||
配信日 | 2021年4月16日 | ||
サブタイトル | その執事、同情 | ||
Gファンタジー | 2021年5月号 | ||
扉絵 | シエル、セバスチャン、フィニアン、メイリン、バルドロイ、タナカ | ||
単行本 | 31巻 | ||
登場人物 | シエル・ファントムハイヴ セバスチャン・ミカエリス バルドロイ 劉 (ラウ) エイダ | ||
第175話 その執事、同情ラウ「やだなあ~ここは伯爵に害為す血液採取施設だよ。キミはここに何しにきたの?料理人くん?」 バルドロイ「…もちろんわかってます。ここが血液採取を行っているかを調査…該当する場合殲滅する。それがオレの役目だ」 ラウ「じゃあ、まず医者と看護婦は全員始末すべきだよね。出入り業者とかはどうしようか?」 バルドロイ「だが、職員を始末しただけでは新たな人員が補填され同じことが繰り返される」 ラウ「やっぱり建物ごと全部燃やすのが楽そうだねぇ」 バルドロイ「施設は破壊すべきです。でも真実を知らずに利用されいてる者をも皆殺しにしろと坊ちゃんは命令していない。任務は確実に遂行する。だが…やり方については検討したい。数日時間をくれやせんか」 ラウ「中国では一刻千金というけれど」 (※一刻千金:時間を無駄に過ごすことを戒めた言葉) バルドロイ「もう少しのんびりしたかったんじゃないんですかい?」 ラウ「…いいだろう。3日以上酒も煙草も飲まないのは何年振りかなぁ」 バルドロイ「アンタ普段どれだけ不健康な生活してるんだ?オレが言えたギリじゃないが…」 『その日の夜』 エイダ「やはり来たか。貴方は本物のマシュー・バーグ氏ではないな」 バルドロイ「!どうして…」 エイダ「…入所した日、貴方が錯乱して叫んだ内容はアフリカではなくアメリカの戦争の話だった。一体何者だ?何が目的でこの療養所へ来た?」 バルドロイ「初日からオレが怪しいとわかってて何故あの施設を見せた?後ろめたくないとは言わせねぇぜ。オレはさるお方の命で血液を収集する秘密結社の調査をしている。人死を犯して新聞の一面になったスフィア・ミュージックホール…知らないわけないよな。看護婦が患者の命を危険に晒すってのか?」 エイダ「違う!人命は守る。だがそれだけではいけないんだ。血液を提供すれば退役軍人の尊厳は守られる」 バルドロイ「尊厳?」 エイダ「患者は不潔な寝台に寝かされ汚物を垂れ流し、ネズミや虫が湧き放題。劣悪な状態でただ生かされている。この帝国の各所でそんな看護が横行している。私はそれが許せない!尊厳は命に等しいはずだ!」 バルドロイ「お前さん何故そこまで…」 エイダ「私はスーダンの反乱に看護婦団として従軍した」 (※スーダンの反乱:1881年、スーダンで起こった反乱戦争。1884-5年に首都ハルツームで駐留英国軍が包囲され、陥落。) エイダ「そこで見たものは包囲戦により部隊は全滅。悲鳴…血煙…私は何もしてやれなかった。彼らを穏やかに死なせてやることすら!おめおめと生き残り、国に戻った私にできる唯一の贖罪は看護だけなんだ」 バルドロイ「…おめおめと生き残った…か。オレと…同じだな」 エイダ「え…?」 『回想』 セバスチャン《こんにちは。紅茶はいかがですか?》 | |||
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