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Kagurabachi | |||
原作(Original Story): 外薗健(Hokazono Takeru) カグラバチ 第53話ネタバレ | |||
カグラバチ 第53話 | |||
サブタイトル | 暗がり | ||
配信日 | 2024年10月14日 | ||
ジャンプ | 2024年46号 | ||
登場人物 | 六平千鉱 (ろくひら チヒロ) 昼彦 (ひるひこ) 柴登吾 (しば とうご) 座村清市 (さむらせいいち) 六平国重 (ろくひら くにしげ) 漆羽洋児 (うるは ようじ) | ||
第53話 暗がり『回想』 座村清市「おお、俺のを一度見ただけで」 柴登吾「チヒロ君の眼は六平譲りや。お前さんとこの剣術もすぐに憶えるんちゃう?」 座村清市「まだ早ぇよ」 六平千鉱「英雄の剣術…」 柴登吾「なんしてんねん!」 座村清市「憧れの眼差しで見てたろ。そういいもんじゃねぇ。実際の戦闘で斬るのは藁じゃなくて人間だぞ」 柴登吾「ちょ座村」 座村清市「大丈夫。千鉱ァ利口だ。こんなもんに憧れてくれるなよ。俺達ァ大量に人を殺したんだ」 『現在 チヒロVS昼彦』 昼彦「理解してやれるのは俺だけ…俺は友達になれる」 六平千鉱「さっきから何が言いたいんだお前は。俺を殺したいんじゃないのか?」 昼彦「そうだな…殺したいし友達にもなりたい。本気で殺し合うことで友達になれる…んだと思う。友達ができたことがないからわからないけど多分これで合ってる」 六平千鉱「意味不明だ」 六平千鉱「逃げの一手か」 昼彦「妖刀相手だ。生身で近接は死んじゃうよ。それに…」 六平千鉱「(この量…姿を完全に見せない気か)」 昼彦「使えるものは使わせてもらうよ」 六平千鉱「クソ…(観客を…奴はどこに…)」 六平千鉱「(奴は紙を通して居場所を感知してるのか…!自分は身を潜めて鶴で攻撃。この鶴、人体を貫くほどの威力だ。まともに食らってはいられない。だが…)」 昼彦「動けないよな」 昼彦「(吸収する能力は物理的なものを消失させることはできないのか?…実行してないのがその答えか。あの“涅”をやれば視界は晴れるだろうが一般人は巻き込めないよな。“錦”で高速で動き回るにしてもお前を追尾する鶴が一般人に当たるぞ。なら、その場で攻撃を凌ぎ続けるか?客がいて思うように刀を触れないだろ。ジリ貧で自分が殺される。がんじがらめ) 大丈夫。彼らが突破口へ後押ししてくれるさ」 客「よっ…寄るなぁ!」 昼彦《こいつらにとってお前は人間じゃない》 昼彦「(今し方中断された演劇にて敵が人質をとるシーンがある。その時、主人公の佐助は身動きが取れず敵を一時逃すことになる。佐助はクソだ。人質の一人や二人気にするな。現実なら己が殺されてる。人を斬り殺すクセに肝心なところで英雄を気取る。人間のフリをするな。六平千鉱。お前には共感してほしい。お前だけはこっち側だ) 要は誰を犠牲にするかだよ、六平千鉱。来い。俺と二人きりで殺し合おう」 昼彦「お前も佐助か」 『回想』 座村清市「初めて人を斬った時、肉の断面を直視するのに耐えかねた。目を閉じたもう一つの理由だ。だが、瞼の裏にはその映像がこびりついて止まらねぇ。自分が人じゃあなくなってくような感覚だ」 六平千鉱「…それでも妖刀を振るうことを選んだのは皆を守るためですよね」 座村清市「…ああ。そのためなら暗闇でももがき続けるしかなかった。でも目指すようなことじゃねぇよ。俺ァ地獄行きだ」 六平千鉱「…じゃあ憧れはやめて尊敬にします」 座村清市「いいねえ。それならどしどしくれよ。ていうか、そもそもお前、剣士目指してるんじゃねぇだろ?」 六平千鉱「…はい。俺は…」 『現在』 昼彦「(錦の強化で肉体の耐久力も上がるのか…それにしても) まだ…」 六平千鉱「(父さんや契約者達は守るために戦った。間違いなく英雄だ。でもその称号を避けるのは彼ら自身は罪の意識を抱えているからだ。だから皆言ってくれる。“俺とは違う。お前なりの道がある”と。“地獄へ来るな”と) ごめん…俺も一緒に戦うよ。涅」 昼彦「(…何が起こった)」 六平千鉱「安心しろよ。俺も悪側(こっち)にいる。“人間じゃない”なんて初めて人を斬った時に受け入れてる。だからせめて人様の迷惑にならないように毘灼を連れて地獄に堕ちてやる。さあ話せ。何もかも」 『とうに決まっていた覚悟』 ≫関連記事: | |||
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