名探偵コナン映画 | 黒鉄の魚影『魚雷発射管』ネタバレ③ | Black Iron Submarine

Detective Conan
原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 劇場版『名探偵コナン』 黒鉄の魚影③
黒鉄の魚影③
公開日	2023年4月14日
監督	立川譲
主題歌	美しい鰭
CAST
江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 阿笠博士 Agasa Hiroshi CV.緒方賢一 灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ 吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子 円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江 小嶋元太 Kojima Genta CV.高木渉 鈴木園子 Suzuki Sonoko CV.松井菜桜子 安室透 Amuro Toru CV.古谷徹 風見裕也 Kazami Yuya CV.飛田展男 赤井秀一 Akai Shuichi CV. 池田秀一 沖矢昴 Okiya Subaru CV.置鮎龍太郎 ジェイムズ James Black CV.土師孝也 ジョディ・スターリング Jodie Starling CV.一城みゆ希 アンドレ・キャメル Andre Camel CV.乃村健次 黒田兵衛 Kuroda Hiyoue CV.岸野幸正 目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林 佐藤美和子 Sato Miwako CV.湯屋敦子 白鳥任三郎 Shiratori Ninzaburō CV.井上和彦 ラム RUM CV.千葉繁 ジン GIN CV.堀之紀 ウォッカ Vodka CV.立木文彦 ベルモット Vermouth CV.小山茉美 キャンティ Chianti CV.井上喜久子 コルン KORN CV.木下浩之 キール KIR CV.三石琴乃 イーサン・本堂 CV.小山力也 宮野明美 Miyano Akemi CV.玉川砂記子 直美・アルジェント CV.種﨑敦美 レオンハルト CV.諏訪部順一 エド CV.神谷浩史 グレース CV.村瀬歩 ス牧野 洋 CV.沢村一樹

STORY
東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』。本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが集結。そこでは顔認証システムを応用した、とある『新技術』のテストも進められていた――。一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナン達少年探偵団。するとコナンのもとへ沖矢昴（赤井秀一）から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が。不穏に思ったコナンは、『パシフィック・ブイ』の警備に向かっていた黒田兵衛ら警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入。すると、システム稼働に向け着々と準備が進められている施設内で、ひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生…！さらに彼女が持っていた、ある情報を記すUSBが組織の手に渡ってしまう…。海中で不気味に唸るスクリュー音。そして八丈島に宿泊していた灰原のもとにも、黒い影が忍び寄り…決して触れてはいけない〈玉手箱〉（ブラックボックス）が開かれたとき、封じ込めた過去がいま、洋上に浮かび上がるーー
直美・アルジェント「よかった。怖かったよね」 灰原哀「あなた確かニュースで…ここはどこ」 直美「多分潜水艦だと思うんだけど…私も分からなくて」 直美「あなた本当に似てる、志保に」 ウォッカ「おい何だ！縛ってねぇじゃねぇか」 キール「こんな子供に必要ないわ」 ウォッカ「念には念をだ」 キール「私がやるわ。あなたはこれを確認したいんでしょ？」 ウォッカ「まあな」 ウォッカ「お前シェリーなんだろ？」 「………」 ウォッカ「おい、このガキがこの女ってことだよな？」 直美「…これって……」 ウォッカ「まあいい。黙っていられるのも今の内だ」 コナン「もしもし安室さん」 安室透「ホテルで攫われた少女は君の知り合いだよね」 コナン「まさか昨日の電話って」 安室透「夕方にはジンが合流する」 コナン「潜水艦に乗り込むってこと？」 安室透「知ってたのか。さすがたね。奴は空から合流する。つまりその時」 コナン「潜水艦は浮上せざるを得ない」 安室透「ああ、彼女を助けるならそこしかない」 黒田兵衛「灯台の防犯カメラを調べてみたんだが、潜水艦は映っていなかった」 コナン「このシステムに繋げてるカメラって警察が管理してるものだけだったよね？」 牧野洋輔「そうだけど」 コナン「犯人が逃げたルートだよ。この道にある警察のカメラを調べて」 黒田兵衛「昨夜の11時頃です」 牧野洋輔「レオンハルトA-6のカメラだ」 レオンハルト「今度はガキの言いなりかよ」 「！！」 佐藤刑事「変ですね。犯人の車が映ってない」 目暮警部「阿笠さんの車もない」 牧野洋輔「まさか書き換えられてる！？」 コナン「(間違いない)」 直美「あなたは私が出会った頃の彼女にそっくり」 直美「私小さい頃アメリカにいたの」 直美「東洋系が珍しかったからか毎日イジメにあってて…」 直美「その時私を庇ってくれたのが日本人の志保だった」 直美「その日からイジメの標的が彼女に変わってしまって…私助けられなかった。またイジメられるのが怖くて」 直美「だから人種によって憎しみ合わない世の中にしたいって」 灰原哀「だから老若認証を作ったの？」 直美「ええ、人類学とAIを学んでいる内に人種年齢を問わずに認証できるプログラムを思いついたの」 直美「そしたらインターポールから声がかかって、老若認証をテストするために日本の防犯カメラにアクセスする許可をもらったの」 直美「その時、最初思いついたのが志保だった」 直美「志保にまた会いたかった」 直美「ずっと謝りたかったから」 直美「そしたら何故かあなたもヒットして…それがどういうことなのか今でも分からないんだけど」 直美「でもきっと私のせいで巻き込まれたんだと思う」 『フィリピン マニラ』 ベルモット「(そう言うと思わったわ)」 ベルモット「邪魔しないの」 レオンハルト「あれはどういうことだ」 レオンハルト「おのログは昨夜お前がメインルームにいた時の……何やってんだお前」 エド「えっ！？ちょっと、みんなこれ見てよ」 グレース「レオンハルトからだわ」 牧野洋輔「そんな…どうして」 コナン「直美さんを拉致した犯人を手引きするためシステムにバックドア仕掛けたって」 グレース「レオンハルトを見つけました。カフェにいます」 牧野洋輔「違うカメラ！早く」 佐藤刑事「口の周り、ただれてる。毒物かしら」 コナン「じゃこの匂いって」 白鳥警部「コーヒーの匂いだね」 コナン「ほんの微かにシンナーの匂いしない？」 灰原哀「拉致された理由に心当たりは？」 直美「老若認証が完成した時、接触してきた人物がいたの」 灰原哀「会ったの？」 直美「ううん、メールだったから。でもピンガって名乗ってた」 灰原哀「(ブラジル原産の蒸留酒ね)」　 直美「莫大な報酬を提示されてシステムの独占使用と改良を打診されたけど断った。その時にはもうインターポールのために使うシステムだと決めてたから」 ウォッカ「で、俺達のためにシステムを改良する決心はついたか？」 「………」 ウォッカ「チッ、しょうがねぇな」 ウォッカ「入れ」 キール「ウォッカ、始末した」 ウォッカ「何！？ピンガの奴、計画にない行動しやがって」 ウォッカ「さっさと来い。これを見ろ」 直美「父さん！父をどうする気！？」 ウォッカ「頭のいいお前なら想像できるだろ？」 エド「バックドアだ」 牧野洋輔「どういうことだ？」 エド「関係者が検索されたら、引っ掛かるようにトラップを仕掛けておいたんです」 グレース「マリオ・アルジェント」 牧野洋輔「EU議会の議員で直美の父親です」 目暮警部「何だって」 牧野洋輔「彼のお陰でここがユーロポールの防犯カメラと繋げられたんです」 グレース「エド、今なら割り出せるはずよ」 エド「ああ、もうやってるよ」 牧野洋輔「ユーロポールに議員の保護を要請」 『ユーロポール 防犯カメラネットワークセンター』 ハンス「エッシェンハイマー塔近くのシティホテル401号室です」 ジョディ「キャメル出して」 キャメル「はい」 ハンス「マリオ議員に連絡を入れます」 コルン「見つけたマリオ。いつでもいい」 コルン「気付かれた。でも逃さない」 直美「いやああああああ」 ウォッカ「次はお前の母親だ。それでも俺達との取引を断る気か？」 毛利蘭「丑尾さん、すみません」 丑尾寛治「気にするな。パシフィック・ブイは俺も近くで見てみたかったんだ。それに彼の頼みだしな」 毛利蘭「え？」 丑尾寛治「彼が作った発明品を見せてもらった」 丑尾寛治「大した男だよ、阿笠さんは」 エド「わかった！サーバー特定」 牧野洋輔「どのくらいで閉じられる？」 エド「2、3時間ってとこかな」 牧野洋輔「頼むぞエド」 「局長、ソナーが反応しています」 「何」 「ここから2km以内スクリュー音です」 コナン「スクリュー音…」 安室透〈奴は空から合流する。つまりその時…〉 コナン「灰原、聞こえるか」 灰原哀「江戸川君聞こえるわ」 コナン「今潜水艦の中か？」 灰原哀「どうしてそれを」 コナン「お前を拉致したあと奴らは車ごと海へ飛び込んだ。海中から車から脱出し、そのまま乗り込んだんだ。つまりその潜水艦は水中から出入りできるはずなんだ」 キール「ジンはどこから乗り込むの？」 キール「昨日みたいに魚雷発射管から？」 灰原哀「魚雷発射管、私はそこから乗ったみたい」 コナン「ダイバーが出入りできる魚雷発射管、聞いたことがある」 ウォッカ「兄貴には艦橋から安全に乗ってもらうさ。そのために浮上してんだ。あそこから出入りするのはもうこりごりだ」 キール「あらどうして？黄色のボタンを押せば発射管に入れるでしょ？あとは自動で海水が流れ込み扉も自動で開く。簡単じゃない」 灰原哀「自動で海に」 ウォッカ「バカ、普段は魚雷を発射してんだぞ。誰かが間違えてあのレバーを引いたら」 キール「レバー？」 ウォッカ「そんなことも知らねぇで乗ってたのかよ！来い」 ウォッカ「この緑のレバーを引くと発射管内に圧縮空気が打ち出される。もしその時、中に人がいようもんなら」 キール「命を落とす…忘れてたわ」 ウォッカ「大丈夫かよお前」 灰原哀「脱出の方法がわかった」 コナン「本当か？よし、お前も直美さんも絶対助けてやっからな」 コナン「後はこれは動かせれば」 毛利蘭「コナンくーん」 「ヘリが間もなく到着します」 ウォッカ「よし、ジンの兄貴と合流だ」 阿笠博士「今の内じゃ。哀君を頼んだぞ、新一」 コナン「ああ」
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