ハイキュー!! | 第22話『6人で強い方が強い』ネタバレ | HAIKYU!!

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🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi

TVアニメ『ハイキュー!!』 第1期22話 ネタバレ

♦放送日(Airdate) : 2014年8月31日

第1期22話『進化』 Evolution

CAST

🔷日向翔陽 Hinata Shoyo(MB) CV.村瀬歩

🔷影山飛雄 Kageyama Tobio(S) CV. 石川界人

🔷月島蛍 Tsukishima Kei(MB) CV. 内山昂輝

🔷山口忠 Yamaguchi Tadashi(MB) CV.斉藤壮馬

🔷西谷夕 Nishinoya Yu(L) CV.岡本信彦

🔷田中龍之介 Tanaka Ryunosuke(WS) CV. 林勇

🔷縁下力 Ennoshita Chikara(WS) CV.増田俊樹 

🔷澤村大地 Sawamura  Daichi(WS) CV.日野聡

🔷菅原孝支 Sugawara Koshi(S) CV.入野自由

🔷東峰旭 Azumane Asahi(WS) CV.細谷佳正

🔷清水潔子 Shimizu Kiyoko CV.名塚佳織

🔷武田一鉄 Takeda Ittetsu CV. 神谷浩史

🔷烏養繋心 Ukai Keishin CV.田中一成  

🔷及川徹 Oikawa Toru(S) CV.浪川大輔

🔷岩泉一 Iwaizumi Hajime(WS) CV.吉野裕行

🔷松川一静 Matsukawa Issei(MB) CV.祐仙勇

🔷花巻貴大 Hanamaki Takahiro(WS) CV.櫻井トオル

🔷金田一勇太郎 Kindaichi Yutaro(MB) CV.古川慎

日向翔陽「お前っ、何企んでるっ！？そうはいかないぞっ！」

田中龍之介「日向逃げすぎ！」

西谷夕「翔陽、これは企んでる顔じゃなくて笑顔だぞ多分」

東峰旭「多分とか言うじゃないよ西谷！」

影山飛雄「日向ブットバス！」

澤村大地「(おお、あの影山が笑顔を作る努力を！)」

菅原孝支〈例のサインな、作戦変更だ〉

日向翔陽「サインの事菅原さんに聞いたか？」

影山飛雄「セット間に聞いた」

影山飛雄「ガンガン行くぜ」

日向翔陽「おおよ！」

菅原孝支「ハァーー」

菅原孝支「けっこう緊張したんだからな～去年のインターハイまでは当然3年生が居たから俺公式戦はそんなに出てないんだよ。悔しいけど影山の方が場数多く踏んでんじゃないかな」

月島蛍「の割には大分テンパッてましたけどね影山。で、その王様早速サーブですけど、大丈夫ですかね？」

菅原孝支「影山うれしそうだな」

山口忠「ですね」

菅原孝支「なんか安心するわー」

山口忠「何がですか？」

菅原孝支「どんな選手でも試合に出る時の誇らしさみたいなのは同じなんだろなって思ってさ、天才だろうが凡人だろうが」



及川徹「一本で切るよ！」

「オオッ！」


「サービスエース！リベロから獲った！」

田中龍之介「ウェーイ！」

田中龍之介「ウェーイ！」

日向翔陽「ハイタッチだバカ！」

田中龍之介「ウェーイ！」

金田一勇太郎「影山がハイタッチしてるぞ…」

花巻貴大「(来い？)」

金田一勇太郎「(くれ？どっち)」


金田一・花巻「(何も言わない！？)」

日向翔陽〈菅原さんて決めるとスッゲー褒めてくれんだぜ！〉

影山飛雄「おい日向…よくやった」

日向翔陽「上司か」

菅原孝支「日向キレッキレだな～ちくしょーっ！影山も水を得た魚って感じだしな～」

月島・山口「(カゲヤマトビウオ)」

及川徹「ハァイ落ちついて」

及川徹「焦ってこっちが崩れてやる必要無いよ。一本取り返せば問題ない」
「ハイ！」

岩泉一「おいその顔とポーズ、ハラ立つヤメロ」

及川徹「ヒドイな！」


菅原孝支「(影山は日向に“俺が居ればお前は最強だ”って言ったけど)」

菅原孝支「(お前だって日向との攻撃なら)」

菅原孝支「(最強なんだ)」



日向翔陽「ギャッ！」

烏養繋心「(よーし…20点台…で、問題はこっからかな？)」

田中龍之介 「何で月島VS影山みたいになってんだ！」



影山飛雄「トスは？」

東峰旭「もうちょい高く頼む」

松川一静「10番が後ろに下がって11番が前衛に来ると烏野はセンター使ってくる回数減るよな」

及川徹「うん、単純に飛雄はあのノッポ君が苦手なんじゃない？」

及川徹「昨日の試合も今日もマトモにコミュニケーションとってる感じじゃない。多分飛雄は烏野のスパイカーの中で一番あのノッポ君を上手に使えない」

松川一静「やっぱお前とはトモダチになりたくねーなー」

及川徹「なんで！」

花巻貴大「弱みとか握られそうじゃん」

及川徹「チームメイトの弱み握ってどうすんのさ！」

縁下力〈菅原さんってさ、スパイカー夫々の表情とか今日の調子とかそういうの見てるんだと思うよ〉

月島蛍「なに」

影山飛雄「(表情読むとか言われても“ムカツク顔”って事以外わかんねえし！)」

菅原孝支「影山、まずは会話だ会話。とくに月島には真っ向コミュニケーションだぞ」

影山飛雄「ハイッ」





烏養繋心「先生！」

影山飛雄「おい、今のトスはどうでしたかコラ」


月島蛍「何で田中さん口調なの？」

田中龍之介「何ですかコラ」

月島蛍「“黙ってこのトス打て庶民”って言われてるみたいで腹立つ」

影山飛雄「あ゛！？」

菅原孝支「(また月島は！言い方！言い争いしてる余裕はないんだよ)」

影山飛雄「どういう意味だ？」

月島蛍「……こっちにもやり方があるから、トスは一定にしてほしい」

武田一鉄「あの…どういう…？」

烏養繋心「多分影山は月島にAクイックを上げる時、打つコースさえもトスで指示を出してる」

烏養繋心「トスの位置がボール一個分セッター側ならクロス。遠ければターンって感じで。影山は当然決まりやすいと思った方に打たそうとしてる。でも月島はそれが打ち辛いってことなんじゃねーかな」

月島蛍「考えてるのは君だけじゃない。相手の守備の形…自分が今日よく決まってる攻撃…皆何かしら考えてる。日向ですら一応何か考えてるから普通の速攻を使えるようになったんデショ。辛うじてだけど」

日向翔陽「ですらって何だ！辛うじてって何だ！」

影山飛雄「わかった」

月島蛍「随分素直だね今日…大丈夫！？」

影山飛雄「どっちがいいかやってみないとわかんねーし」

菅原孝支「(月島は多分真っ向から向かってくる相手に慣れてなくて逃げられないんだよな)」

松川一静「(フェイント！)」

縁下力「直前まで強打かと思った…」
菅原孝支「月島、相手を出し抜いた時イキイキするな～」

日向翔陽「イキイキ？」

山口忠「解かり辛いけどあれはけっこうノッてる顔！」

日向翔陽「ほーっ！」


渡親治「(またフェイント！)」

「うまいな11番」

「でも青城ブロック高いし、やっぱ真っ向勝負避けてんじゃない？」

「フェイントならある程度逃げられるもんな」


東峰旭「っしゃあああ！」

渡親治「(よし、今度は拾える)」



月島蛍〈皆何かしら考えてる〉


渡親治「(また11番！)」


入畑伸照「いかん！出過ぎるな！」


西谷夕「うおっしゃあああ！」

田中龍之介「ムカつくやつめー！こんニャロメ！」

影山飛雄「ナ…ナッフ…ナフス…ナイス」

田中龍之介「そこは噛むなよ影山！」

日向翔陽「あと一点！」

山口忠「もう一点！」



岩泉一「渡さねーよ！」

武田一鉄「ここで及川君のサーブ…」

『中学3年、最後の大会』

岩泉一「珍しく裏のない笑顔だな」

及川徹「俺の笑顔はいつも真っすぐ純粋だよ！」

岩泉一「真っすぐ純粋って響きが既に不純だ」

及川徹「嬉しいに決まってんじゃん！初めて貰ったんだし！」

『及川徹は基本的にヘラヘラしている男だ。でもそいつが笑わない時期があった』

『人より体格に優れていた』

『センスにも恵まれていた』

『とくに中学へ上ってからの上達ぶりは群を抜いていた』

『それでも超えられない壁は常にあった。“怪童”牛島若利を迎えて県内最強と言われる様になった白鳥沢学園中等部』

及川徹「何で勝てないんだ！」
『対戦すれば負けた。1セットすら獲れなかった』

『もっと上へもっと高い舞台へ。しかし阻まれ続けて中学3年』

『今度は』

影山飛雄「秋山小出身、影山飛雄です。バレーは小2からです。宜しくお願いします」

『背後に天才が現れた。そのセンスは圧倒的に輝いていた』

『何よりボールに触れている事が嬉しくて仕方ない様子と、それに伴ってのボールの扱いの慣れ方が他とは段違いだった』

監督「基本色んなポジションはやらせるが、ゆくゆくはセッターだな」

『及川はそれまで以上に練習に打ち込む様になった』

岩泉一「オーバーワークだぞ！昨日も監督に注意されたろうが！」

岩泉一「ケガしたら元も子もねえんだボゲ！」

岩泉一「オラ終わりだ！ストレッチ！」
『ひたすら焦っている様だった』

『その焦りは練習試合で今までに有り得ない回数のコンビミスとなって現れた。そして』

監督「影山入ってみろ」

影山飛雄「はい」

影山飛雄「及川さん、サーブ教えてください」

及川徹「(来るな)」

及川徹「(来るな)」

及川徹「(こっちに来るな)」

岩泉一「落ちつけこのボゲッ」

及川徹「……ごめん」

岩泉一「影山、悪いけど今日は終わりだ」

影山飛雄「あ…はい」

岩泉一「今日の交替はおめーの頭を冷やす為だろうがよ！ちょっと余裕持て」

及川徹「今の俺じゃ白鳥沢に勝てないのに余裕なんかあるわけない！おれは勝って全国に行きたいんだ！勝つ為に俺はもっと」

岩泉一「俺が俺がってウルセェエエ！」


岩泉一「てめえ一人で戦ってるつもりか！冗談じゃねーぞボゲェッ」

岩泉一「てめーの出来が＝チーム出来だなんて思い上ってんならぶん殴るぞ！」

及川徹「もう殴ってるよ！」

岩泉一「1対1で牛島に勝てる奴なんかウチには居ねえよ！けど！バレーはコートに6人だべや！」

岩泉一「相手が天才1年だろうがウシワカだろうが6人で強い方が強いんだろうがボゲが！」

及川徹「6人で強い方が強い…ふ…ふふふ」

岩泉一「スマン、強く頭突きしすぎたか」

及川徹「はァ～うん…何かなんだろうなコレ…俄然無敵な気分」

及川徹「ていうか岩ちゃん悪口“ボゲ”しか言えないの？」

岩泉一「右からも鼻血出してやろうか」

及川徹「ナイスコース！もう一本」

「何というか…及川はふっきれた様に見えますね」

「うむ」

影山飛雄「及川さん、サーブトスのコツを」

及川徹「いやだねバーカ！バーカ！」

「及川、1年にカラむんじゃねえ」

『中学最後の大会、対白鳥沢中等部、初めて1セットを獲った』

『結果は白鳥沢に次いで2位。及川はベストセッター賞を獲得した』

及川徹「この賞はウチのスパイカーが一番力を発揮してたって証拠だ」

岩泉一「それでもウシワカは更にその上かよクッソ…」

及川徹「高校に行ったら今度こそ白鳥沢凹ましてやる！」

岩泉一「当然だ！」

及川徹「そして飛雄ちゃん！」

及川徹「お前がこの先どう進むのか知らないけど、いつか戦う時はぶっ潰してやるから覚悟してなよ！」

岩泉一「キメ台詞は鼻かんでから言えよ」

影山飛雄「ティッシュ使いますか」

及川徹「うるさいっ」

岩泉一「お前が凹ましたい相手その2が目の前だ」

岩泉一「思いっきりでいいぞ」

及川徹「わかってるよ」


澤村大地「西谷ァァアアアアア！」

西谷夕「(このサーブミスったらセット落とすのになんつーサーブだ！すげぇコイツ)」

月島蛍「(レシーブはきれいにセッターに返った。決定率が高いのはセンターからの速攻！)」

影山飛雄「(だろう多分、俺だったらそうする！でも)」

影山飛雄「(追い込まれたこの場面、及川さんは)」

影山飛雄「(岩泉さんに上げる！)」



「うおっしゃああああああああ！」

岩泉一「くっそがァァア！スマン！」

及川徹「ははは」

岩泉一「何笑ってんだ！ぶん殴るぞ！」

及川徹「すぐ殴るって言うのやめなよ岩ちゃん」

岩泉一「安心しろ！おめーにしか言わねーし殴んねーよ」

及川徹「今のはセンターからの速攻がベターな攻撃だった」

岩泉一「あ？」

及川徹「でも恐らく飛雄は今俺がレフトに上げると読んでいた。この意味わかる？今までみたいに機械的に考えるだけじゃなく」

及川徹「終盤・こっちの劣勢っていう状況・岩ちゃんと俺の超絶信頼関係」

岩泉一「あってたまるかそんなもの」

及川徹「そういう総合的な判断をしてきたって事。あの爽やか君が飛雄に何を教えた。ただの独裁の王様がマトモな王様になろうとしてる」

及川徹「なんだこれ、すごいムシャクシャしてんのにこの感じ」

及川徹「はやく、早くやろう！ファイナルセット！」

 

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