薬屋のひとりごと | 第84話『狐につままれた(後編)』ネタバレ | ビッグガンガン最新話

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『薬屋のひとりごと』第84話「狐につままれた(後編)」ネタバレ。新年の祝祭に沸く都で、玉葉后の冊立と東宮のお披露目という国家的な慶事が執り行われる中、役目を終えた猫猫が花街の薬屋へと戻り、かつての仲間たちのその後や行方不明の子翠、そして再び現れた壬氏との邂逅を、原作をもとに整理する。
第84話 前編第85話

薬屋のひとりごと 第84話 後編

原作日向夏
作画ねこクラゲ
サブタイトル狐につままれた(後編)
ビッグガンガン2026年 Vol.05
配信日2026年4月24日
単行本17巻
登場人物猫猫(マオマオ)
壬氏(ジンシ)
高順(ガオシュン)
翠苓(スイレイ)
小蘭(シャオラン)
趙迂(チョウウ)
阿多(アードゥオ)
翠苓(スイレイ)
やり手婆

第84話 狐につままれた(後編)


あらすじ

新年の都は玉葉后の冊立と東宮のお披露目で大騒ぎとなるが、猫猫は用済みとして古巣の薬屋へ戻る。蘇った五人の子供たちのうち、記憶を失い麻痺の残った趙迂は猫猫の元で、他の四人と翠苓は阿多の元で新しい生活を始める。猫猫は小蘭からの手紙に涙し、薬の研究に没頭する日々を送るが、自傷に近い実験をしようとした瞬間、覆面姿の壬氏に制止される。

概要

第84話(後編)は、子一族の反乱という大きな動乱が収束し、登場人物たちがそれぞれの新しい居場所へと落ち着く後日譚である。玉葉后が正式に后となり東宮が披露されるという華やかな表舞台の裏で、猫猫が親友・小蘭の真心に触れる様子や、身分を捨てたはずの壬氏が再び猫猫の前に現れる劇的な幕切れが描かれる。各キャラクターの処遇と、物語の新たな幕開けを象徴する重要な回である。

本文:ネタバレ

1. 新年の都の喧騒と玉葉后の冊立

新年のその日、都は大騒ぎであり、現帝がようやく后をとることになったこと、さらに東宮のお披露目があったことで民衆は沸き立つ。
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玉葉后の冊立:
  • 現帝がようやく后をとることになり、后の名は玉葉であると公表され、国家としての新たな体制が整う。
東宮のお披露目:
  • 東宮はその御子であり、出産の無事とともにその存在が広く知れ渡ることで、都は祝祭の空気に包まれる。
猫猫の帰還:
  • 出産が無事終わったことはめでたいが、同時にこちらは用無しになったとして、猫猫は古巣の薬屋へ戻ることとなる。
平穏な節目:
  • 大きな役割を果たした猫猫は、華やかな宮廷の喧騒を離れ、慣れ親しんだ花街の日常へと足を向ける。

2. 蘇った子供たちと趙迂の変容

死の淵から蘇った五人の子供たちは、それぞれ異なる運命を辿ることになり、特に趙迂は猫猫の身近で新しい生活を送り始める。
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趙迂の要求:
  • 趙迂がおいそばかす、点心(おやつ)くれと猫猫にせがみ、以前と変わらぬ子供らしい図々しさを見せる。
猫猫の辟易:
  • うるさい趙迂と返しつつ、なんでこの餓鬼がここにいるんだがなという疑問を抱きながら猫猫は彼に対応する。
蘇生の弊害:
  • 五人とも蘇ったが、いくらかの弊害があり、最後まで目覚めなかった趙迂は幸か不幸か記憶を失う結果となる。
回復の兆し:
  • 半身に軽く麻痺が残ったものの、はじめはぼんやりと寝たきりだった趙迂は、若さゆえか動き回れるまでになる。
新しい名:
  • 当人が以前の名前をかすかに覚えているため、新しい名は古いなに似たような韻を踏んだものとして与えられる。

3. 阿多と翠苓の新たな居場所

記憶を失わなかった子供たちと、一連の騒動の鍵を握っていた翠苓は、阿多の深い慈悲によって救い出される。
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阿多の保護:
  • 趙迂以外の四人は新たな名前を与えられ、ばらばらに引き取られるのはあんまりだと考えた阿多の元で育てられる。
阿多の近況:
  • 久しぶりに見た阿多は男装をし、以前より生き生きとした姿で子供たちの世話を引き受けている。
翠苓の赦免:
  • 宮廷内を引っ搔き回した翠苓も阿多に引き取られ、先帝の血筋であることが幸いして命を奪われずに済む。
監視下の更生:
  • 翠苓には監視がつくものの、阿多の元で生活を続けることが許され、死の淵から戻った者としての余生を歩む。
やり手婆の懐:
  • 記憶がないために他の子と分けられた趙迂を引き受けたやり手婆は、懐がほくほくしているようで当面は大丈夫である。

4. 羅門の宮廷残留と赤羽の来訪

猫猫が壬氏に仕えず花街へ戻った背景には父・羅門の動向があり、そこへかつての知り合いである赤羽が訪ねてくる。
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羅門の出仕:
  • 優秀ゆえに帝も返すのが惜しくなったおやじの宮廷出仕が決まり、猫猫が再び壬氏に仕えず戻る理由の一つとなる。
赤羽の来訪:
  • これくらい渡しておかないと寝覚めが悪いからと語る赤羽がやってきて、猫猫に情報を届ける。
小蘭の落胆:
  • 小蘭はあなたと子翠が同時にいなくなって落ち込んでおり、自分には一言もなかったと寂しがっていたことが明かされる。
小蘭の近況:
  • 後宮を出た後の小蘭は、実家の妹の下女に推薦してもらった縁で下級妃のとこに行くことが決まっている。
赤羽の配慮:
  • いっつも明るい小蘭の落ち込む姿を見ていられず、仕事ができるわけではないが愛嬌がある小蘭のために赤羽は動く。

5. 小蘭からの手紙と猫猫の涙

赤羽から手渡されたのは、文字を知らなかった小蘭が一生懸命に綴った手紙であり、そこには純粋な想いが込められている。
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小蘭の努力:
  • 最初は文字も知らなかったのに、文が書けるようになった小蘭の成長を猫猫は手紙を通じて実感する。
紙の調達:
  • 後宮の中で紙を用意するのも大変だっただろうと、猫猫は小蘭が手紙を書くために費やした苦労を推察する。
拙い筆跡:
  • まだ発展途上で拙いが、一生懸命で精一杯な様子が伝わってくる文面を、猫猫はひとり静かに読み進める。
手紙の内容:
  • いつかあいたいな、また氷菓食べたいよと記された小蘭の言葉に、猫猫はつい涙をこぼしてしまう。
子翠への文:
  • 赤羽は小蘭が子翠宛てに書いた手紙も猫猫に託すが、猫猫にはそれを渡す当てがないまま受け取ることになる。

6. 子翠の行方と猫猫の秘めた願い

子一族の動乱の末に消えた子翠の消息は依然として不明であり、猫猫は彼女の安否について静かな思いを巡らせる。
発見されぬ遺体:
  • 子翠の死体は発見されておらず、飛発の銃撃で落ちた先の雪をいくらかき分けても見つけ出すことはできない。
春の捜索計画:
  • 雪が解けたらもう一度捜索するという話があるが、猫猫はずっと見つからなければいいと内心で願う。
託された役割:
  • あの時、子翠が覚悟を決めて出ていったことを理解している猫猫は、彼女から託されたことをまっとうしようと考える。

7. 薬屋での研究と危険な自己実験

花街の薬屋には宮廷よりも多くのやるべきことがあり、猫猫は壬氏との別離を実感しながらも薬の研究に明け暮れる。
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壬氏との距離:
  • あれから壬氏には会っておらず、壬氏も仮の名を捨て本来の姿に戻り、住む世界が違う存在になったと猫猫は思う。
知らぬ本来の名:
  • 壬氏の本来の名前を知ることはなく、知ったとしても呼ぶことはないと、猫猫は自分に言い聞かせる。
薬作りの困難:
  • 新しい薬を作るのは手間も暇もかかるものであり、効用を高めようとして毒を生むこともある難しさに直面する。
痛覚の麻痺:
  • 自分の手首で薬の実験をする猫猫だが、長年の蓄積で痛覚が麻痺しており、まだ微妙だなと結果に満足しない。
無謀な自傷:
  • もっと切らなければよくわからんと考えた猫猫は、左手の小指を紐で結び、短刀を構えてようしと意気込む。

8. 壬氏の来訪と無謀な実験の制止

薬の実験のために自らの指を切ろうとした猫猫の前に、思いがけない人物が現れて声をかける。
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実験の準備:
  • 薬の効果を確認するために、猫猫は自分の左手の小指を紐で結び、短刀を手に取ってようしと気合を入れる。
壬氏の登場:
  • 短刀で指を切ろうとしたその時、横から覆面で顔を隠した壬氏と、それに付き添う高順が姿を現す。
壬氏の問い:
  • 自傷行為に及ぼうとする猫猫の様子を見た壬氏は、何をする気だと言葉をかけ、その行動を制止する。

まとめ

第84話(後編)では、新年の都が玉葉后の冊立に沸く中、猫猫は後宮での役目を終え、記憶を失った趙迂と共に花街の薬屋へと戻る。
小蘭の真心がこもった手紙に涙し、行方不明の子翠に想いを馳せながら薬の研究に没頭するが、危険な自己実験を行おうとした矢先に覆面姿の壬氏と再会を果たす。
帰郷と再生:
  • 猫猫は住み慣れた薬屋に戻り、蘇った子供たちや阿多、翠苓の新しい門出を見届けながら自身の日常を再開する。
友情の証:
  • 文字を覚えた小蘭からの拙い手紙と、行方の知れない子翠への複雑な思いが、猫猫の孤独な研究生活に影を落とす。
壬氏との再会:
  • 身分が分かたれたはずの壬氏が覆面姿で猫猫の前に現れたことで、二人の関係は新たな局面へと向かい始める。
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