名探偵コナン映画 | 紺青の拳『キッドとアーサーくん』ネタバレ(1) | The Fist of Blue Sapphire

Detective Conan

原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) 映画『名探偵コナン 紺青の拳』ネタバレ

紺青の拳 (1)
公開日	2019年4月12日
主題歌	BLUE SAPPHIRE
監督	永岡智佳
CAST
🔸江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ 🔸工藤新一 Kudo Shinichi CV.山口勝平 🔸怪盗キッド Kaitō Kiddo CV.山口勝平 🔸毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也 🔸毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈 🔸鈴木園子 Suzuki Sonoko CV. 松井菜桜子 🔸京極真 Kyogoku Makoto CV.檜山修之 🔸リシ・ラマナサン Rishi Ramanathan CV.梶裕貴 🔸レオン・ロー Leon Lowe CV.山崎育三郎 🔸レイチェル・チェオング Rachel Cheongu CV.河北麻友子

EPISODE GUIDE
← 前の話	次の話 →

レオン・ロー「待たせたかな」

レオン「変わった所に呼び出したね」

シェリリン・タン「日本語で喋らない？周りの人に聞かれないように」

シェリリン「人目があればあなたは妙な真似はできないでしょう？」

レオン「ずいぶんな言い草だな。まるで僕が君を狙ってるみたいだ」

レイチェル「違うの？」

レオン「君とは友人としていい関係が築けていたと…」

レイチェル「余計なお喋りはなしよ。私の提案に対する返事だけ聞かせて。イエス？それともノー？」

レオン「返事をする前に、君が注文した品を当ててみせよう。アイスティー」

レオン「なんかじゃない…シャンパーニュ…いやワインだ…赤ではなく白…よく冷えたムルソー」

「ムルソーをお持ちしました」

レイチェル「ど…どうしてわかったの！？」

レオン「君の心を読んだのさ」

レイチェル「いらないわ！」

レオン「ああちょっと」

レイチェル「何！」

レオン「答えはノーだ」

レオン「助かったよ」

「大丈夫？」

「きゃああああああああ！」

「何だ！？」

「あなた何を？」

レオン「現場保存だよ。殺害現場が踏み荒らされてしまうだろ？」

リシ・ラマナサン「アイダン警部補！召集ありがとうございます」

マーク・アイダン「殺害現場はこの先のショッピングモールだ」

マーク「あのレオン・ローが遺体第一発見者だよ」

マーク「お前はあいつの一番弟子だったんだろ？あまり事件に口出さない様に言ってくれ」

リシ「そんな事言えませんよ。挨拶してきます」

リシ「レオン先生！」

レオン「リシじゃないか！久しぶりだな」

レオン「日本語で話そう」

リシ「はい」

リシ「今は民間の予備警察官として働いてるんだって？出世したじゃないか」

リシ「教官として犯罪行動心理学を叩き込んでくださったレオン先生のおかげです」

レオン「先生だなんでよしてくれ。今は民間人さ。それにしても犯人は爆弾まで用意していたとはな…」 

リシ「爆発された車は被害者シェリリン・タンさんのものでした」

レオン「彼女は優秀な弁護士だったから、恨まれる事もあっただろうし、危険な相手との付き合いも…」

「エレベーターの壁に妙なものが」

マーク「何だこれは」

コナン「蘭姉ちゃん！どうしたの？こんな所で…」

「ずっと待ってたんだよ」

コナン「何だここ」

コナン「え？」

コナン「マー…ライオン？」

コナン「シンガポールかよぉぉぉ！」

コナン「(博士の道具もない！)」

コナン「え！？」

コナン「あの野郎…」

「ようお目覚めか」

コナン「やっぱりてめぇ…」

「てかお前どうやってスーツケースから出たんだ？」

コナン「コイツだよ。コイツの先端をさし込めば、中からでも案外簡単に開くんだぜ」

「ボールペンくらい問題ないと思ったが、油断も隙もねぇな！」

コナン「それはこっちのセリフだ怪盗キッド！」

新一(キッド)「あったあった」

コナン「それよりどういうつもりなんだオメェ！」

新一(キッド)「お見通しのくせに！」

新一(キッド)「あれだよ」

コナン「(あれは園子の…)」

新一(キッド)「19世紀末、海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされていた伝説の秘宝」

新一(キッド)「世界最大級のブルーサファイア、別名“紺青の拳”」

新一(キッド)「去年、ジョンハン・チェン氏が引き上げに成功した」

新一(キッド)「ビッグジュエルだよ」

コナン「ジョンハン・チェンといえば、シンガポールの実力者の一人だ」

新一(キッド)「そう、そしてこのおっさんは武闘が大好きでな」

新一(キッド)「宝石をチャンピオンベルトに埋め込み、空手トーナメントの開催を決めちまった」

新一(キッド)「トーナメントのどさくさに宝石だけ頂いちまおうって考えてたんだけど、キッドとして入国するわけにもいかないだろ？」

コナン「宝石狙うだけだったら、オレまで連れてくる必要ねぇだろ！」

新一(キッド)「今回はちょっとばかり特別でな」

新一(キッド)「ま、事情はおいおい話してやるよ」

コナン「テメェ！」
新一(キッド)「ヒヒ」

コナン「今ここでテメェの正体バラしてやる！」

新一(キッド)「それはやめといた方がいい。お前が入国できたのは、このスーツケースのお陰なんだぜ」

新一(キッド)「手荷物検査のX線も通さない特別仕様」

新一(キッド)「そして中には12時間は保つ酸素発生器と」

新一(キッド)「長期間入っていても体が痛くならない極上のクッションが詰め込まれた優れもの」

新一(キッド)「この意味がわかるかな？名探偵…俺の助けがないとパスポートもないお前はこの国を出られない。日本に帰れなくなるって事だ」

毛利蘭「いた新一」


鈴木園子「ガキンチョじゃない！どうしてここにいんの？」

新一(キッド)「な、ビックリだろ？コイツここの子供らしいぜ？」

鈴木園子「え！？そうなの！？」

コナン？「(テメェら、あっさり騙されすぎだろ)」

毛利蘭「ボク、お名前は？」

コナン「えっと…アーサー！ボクの名前はアーサーヒライだ！」

コナン「ボクのお母さんが日本人で…それで…」

毛利蘭「お父さんやお母さんは？」

コナン「日本に行ってる」

毛利蘭「アーサー君一人でお留守番なの？」

コナン「うん、だけど平気。慣れてるから」

新一(キッド)「そんならオレ達と一緒に来るか？」

コナン「いいの？」

鈴木園子「それにしてもおっそいなあ…」

「おらおらァ！邪魔だ！」

「どけェ！」

新一(キッド)「何だ？あいつら」

コナン「真ん中にいるのは中富禮次郎だな」

新一(キッド)「中富…ああ！中富海運社長の…」

コナン「やり手と評判だが、黒い噂が絶えない人物だ」

中富禮次郎「ねぇ彼女、シンガポールまで来て一人？よかったら俺と…」

鈴木園子「今それ所じゃないの」

鈴木園子「あっち行って！」

中富禮次郎「そんな事言っていいのかな」

中富禮次郎「うわあっ！」

京極真「彼女は自分の連れですが、何か？」

鈴木園子「真さん！メールくらい見てよね！」

京極真「すみません。機械に疎いもので…」

中富禮次郎「覚えてろよ！」

鈴木園子「真さん♡園子怖かった」

京極真「遅れてしまい申し訳ありません」

毛利蘭「お久しぶりです」

京極真「こちらこそ。あなたは？」

新一(キッド)「はじめまして。工藤新一です」

京極真「京極真です…」

鈴木園子「真さんどうかしたの？」

京極真「いえ、工藤君とは初めて会った気がしないもので」

新一(キッド)「あ…いや…き…気のせいでしょ…ハハハ…ハハハハ…」

鈴木園子「そろそろホテルへ行きましょう」

京極真「あ、それが…」

鈴木園子「大会に出場できなくなった！？私達真さんの試合を見に来たのに」

京極真「すみません。今日のトーナメント、自分はある方の招待を受けてエントリーしていたのですが…」

新一(キッド)「つまりスポンサー…」

京極真「はい。弁護士をされているシェリリン・タンという方が、旅費滞在費全て出すから出場してみないかと…」

京極真「ただ、その方が突然亡くなられてしまって…今日その方の関係者から話は全てなかった事にすると言われました」

京極真「この大会には、シンガポール最強と言われる選手も出場されるとか…一度戦ってみたい相手だったのですが…」

鈴木園子「さあ！そのスポンサー！私がなる！私に任せなさい！」

コナン「(さすが鈴木財閥のお嬢様…)」

鈴木園子「万事解決！」

 

DETECTIVE CONAN
アニメエピソード	キャラクター	主題歌
警察学校編	ゼロの執行人	紺青の拳
ハロウィンの花嫁	黒鉄の魚影	劇場版一覧
リマスター回	犯人の犯沢さん	コミックス
名探偵コナン 投稿一覧