マッシュル | 第9話『ランスVSワース』ネタバレ(1) | MASHLE

MASHLE

原作(Original Story): 甲本一(Hajime Kōmoto) TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』 第9話ネタバレ

第9話 マッシュ・バーンデッドと加速の魔法使い
放送日	2023年6月9日
OPテーマ	Knock Out (歌 : 岡崎体育)
EDテーマ	シュークリーム・ファンク (歌 : フィロソフィーのダンス)
CAST
マッシュ・バーンデッド Mash Burnedead CV.小林千晃 ランス・クラウン Lance Crown CV.石川界人 アビス・レイザー Abyss Razor CV.七海ひろき ワース・マドル Worth Maddle CV.伊東健人

EPISODE GUIDE
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STORY

レモンを追いかけて地下への扉を発見したマッシュ達は、降りたその先で七魔牙（マギア・ルプス）達とそれぞれ対峙していた。ランス vs 第三魔牙（サード）・ワース、マッシュ vs 第二魔牙（セカンド）・アビスの決戦が始まる──!!

ワース「オレはワース・マドル」

ワース「テメェ価値のねぇ弱さだったら許さないからな」

ランス「グラビオル」

ランス「貴様の遊び相手をする時間はない」

「！！」


ワース「重力魔法たぁ驚いた」

ワース「これなら少しは楽しめそうだ」

ワース「なぁ？」

ランス「グラビオル」

ワース「ムダムダぁ」

ランス「(泥のダミー…奴本体を潰さねばならないという事か…なら話は早い。ここ一帯を…)」

ランス「グラビオル」

ワース「残念」

ワース「バースト」

ランス「(足が固定されている！いつの間に)」

ランス「うわああ！」

ワース「重力魔法といえばクラウン家。ずいぶんいい出自じゃねぇか。もったいねぇ」

ワース「ちょうどいい。マギア・ルプスに入れ。見たとこ筋は悪くねぇ。うちの下位なら充分務まりそうだ」

ワース「それに何しろテメェ自身がカワイソウだ。テメェ自体は才能があるのに環境が悪い」

ワース「つるむ奴ってのはとーっても重要だ。周りが腐ってたらテメェまで腐っちまう」

ランス「何が言いたい？」

ワース「わかってて聞き返すなよ。アドラのゴミクズと一緒にいっと、テメェまで腐っちまうぞって言ってんだ」

ワース「人ってのは自分と同じレベルの人間で固まるべきなんだよ。無価値な人間とつるんでりゃテメェまで価値が落ちていく」

ワース「マギア・ルプスはいい。全員が才能に溢れる。更には良質な教育に魔道具・魔法薬…魔法を最大限活かす環境がそろってる」

ランス「フン…強くなる為の環境か…オレの信念の強さは環境ごときで左右される、そんな生半可なものではない」

ワース「あ？」

ランス「汲みとり切れなかったか？オレからすれば貴様は2流だと言っているんだ」

ワース「かーっ！2流ねぇ！うんうん！テメェ意味わかって言ってんのかよ」

ランス「グラビオル」

ワース「(こいつ側面の壁に重力を！)」


ワース「(いくらやってもムダだ。オレは壁や床の下に泥の空間でクッションをつくって衝撃吸収している)」

ワース「(重力魔法は敵を叩きつける場所があってこそ。この仕組み見破らない限りお前はオレに…)」

ワース「(こいつ、さっきできたガレキを重力でこの中に飛ばして)」

ランス「環境が良ければ強くなるとお前は言ったな。貴様の持論だと、どうやらオレのいる環境がの方が優れているらしいな」

ワース「(オレは強い。生まれながらにしてアザが2本)」

ワース「(魔力の量はそこらのザコとは比べものにならない)」

ワース「(中等部からはこのイーストン魔法学校に進学し)」

ワース「(当然のようにマギア・ルプスに所属し)」


ワース「(レアン寮トップ層しか受けられない魔法教育を受けてきた)」

ワース「(そう、オレは強くて当然。強くならないハズがないんだ)」


ワース「これは他の生徒から抽出した魔法の濃縮液。オレ達マギア・ルプスはこの濃縮液を貰えるんだよ」


ワース「特別になァ！」

ランス「(魔力が更に跳ね上がった)」

ワース「今ここで証明してやる！どっちが正しいのかをな！マッドロスセコンズ」


ワース「マッドロデビルス」

ワース「魔法には段階がある。基礎魔法に固有魔法…そこから一つ発展し条件魔法」

ワース「だがセコンズは1本線が使えるレベルの魔法とは違う」

ワース「2本線でも限られた者にのみ許される高等魔法だ」

ワース「そう、価値のある一部の人間にしか使えない」

ワースの父〈いいかワース…人の価値はこの世でどれだけ成功したかで決まる〉

ワースの父〈つまりだ。魔法が全てのこの世界では、魔法で人の価値が決まるんだ〉

ワース「価値のある人間に…」

ワースの父〈魔法の才能がある者には価値があり、魔法の才能がないものには価値がない〉

ワース「違う！オレは才能だけじゃない。今いるこの場所は自分で勝ちとった。オレは価値のある人間」

ワース「この魔法は価値のねぇ劣等生とつるんでるテメェじゃ」

ワース「一生たどりつけない領域だぁ！」


ランス「フン…貴様は奴らを劣等生と言ったが、何もわかっていないようだな」

ワース「あ？」

ランス「オレは奴の言葉で大切な事を思い出せた」

マッシュ〈何でも合理的に判断できる程、器用じゃないから僕〉

ランス「奴を劣等生などと罵っていいのは、このオレだけだ。グラビオルセコンズ」

ランス「トゥーチャーポール」

ワース「(マッドロデビルスの動きが…この柱…)」

ランス「そうだ。その柱は個々に強力な重力を発生させる...柱自身に向かってな」

ランス「そしてて柱に囲まれたその化け物は」

ランス「四方から重力に引っぱられ」

ランス「霧散する」



ワース「(このオレが負けただと…オレは…)」

ワースの父〈寮のトップに認められただ？お前が目指すのはイーストンのトップ〉

ワースの父〈魔法局に入ったぐらいではお前を作った価値がない。わかるか？私のとって貴様はまだ価値がないんだ〉

ワース「(オレは価値のない…)」

ランス「貴様のだろ？落ちていたぞ。ずいぶん使い古されているな、その参考書」

ランス「貴様の言う人間の価値とはなんだ？オレの親は世間体や自分の立場に何より価値を見出していた。貴様の言動を見るにオレと大差ない環境で育ったんだろう」

ランス「その環境では、一見才能や立場で価値が決まるかのように見えるが、オレはそうは思わない」

ランス「貴様の言動全てが気に食わないが、その努力だけは認めてやる」

ワース「(そうだ…オレは別に価値のある人間になりたかったんじゃない…本当は…)」

ワース「クソガキが…誰がテメェに認めてくれって頼んだんだよ」