WIND BREAKER | 第19巻145話『深淵』ネタバレ

WIND BREAKER
ウィンドブレイカー 145話 ネタバレ 感想 桜 杉下 蘇枋 ウィンブレ ウィンドブレーカー Wind Breaker Chapter 145
『WIND BREAKER』第145話「深淵」ネタバレ。棪堂に踏みつけられ、精神的にも極限まで追い詰められた桜は、自分のせいで周囲が不幸になると絶望する。しかし、危機一髪のところで柊と十亀が乱入して棪堂を吹き飛ばし、1年生の仲間たちも駆けつける。錯乱する桜に対し、杉下、蘇枋、楡井の3人が愛の鞭となる一撃を叩き込む。
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ウィンドブレイカー 第145話

原作 にいさとる
サブタイトル深淵
配信日2024年6月12日
掲載サイトマガジンポケット
単行本19巻
登場人物桜遥
棪堂哉真斗
楡井秋彦
蘇枋隼飛
杉下京太郎
桐生三輝
柘浦大河
柊登馬
椿野佑
十亀条
中村幹路
硯秀平

第145話 深淵


あらすじ

棪堂の足の下で身動きが取れなくなった桜は、風鈴の仲間たちの顔を思い浮かべながら、彼らがいかに呆れるほど良い奴らで、自分が初めて見つけた大切な居場所であるかを噛み締めていた。しかし棪堂は、桜のせいで周囲の人間や場所がすべて不幸になるという自責の念を桜の頭に執拗に刷り込み、一緒に行くよう迫る。桜が絶望に呑まれそうになった瞬間、柊と十亀が乱入して棪堂をぶっ飛ばす。棪堂は犬猿の仲であるはずの獅子頭連がなぜここにいるのかと戦術的な違和感を覚えながらも激昂する。駆けつけた楡井や蘇枋に対し、桜は自分の弱さのせいで全員が不幸になると泣き叫ぶが、後ろから現れた杉下が桜の頭を思い切り殴りつける。さらに蘇枋と楡井も続いて桜に一撃を入れ、楡井はふざけたことを言うなと激しく怒鳴りつける。

概要

第145話は、棪堂の極悪非道な精神攻撃によって完全に心を折られかけた桜が、仲間たちの強引かつ愛のある介入によって力ずくで現実へと引き戻される重要なエピソードである。前半では桜が風鈴の仲間たち一人ひとりに対して抱いている不器用な愛着が描かれ、この場所を守りたいという強い願いが語られる。しかし、棪堂はその純粋な想いを逆手に取り、お前の存在そのものが周りを不幸にする疫病神だと容赦なく桜の心を抉っていく。桜が完全に絶望の深淵に落ちる寸前、柊と十亀という頼もしい戦力が乱入する。棪堂がなぜ犬猿の仲の獅子頭連が風鈴のために動いているのかと驚愕する描写は、梅宮の繋ぐ力の大きさを物語っている。最後には、言葉での説得ではなく、杉下たちの拳による一撃という不器用な方法で桜の目を覚まさせようとする1年生たちの絆が熱く描かれている。

本文:ネタバレ

1. 仲間たちへの想いと桜の独白

地面に倒れた桜は、頭の中に大切な仲間たちの顔を一人ずつ浮かべながら、自身の素直な気持ちを振り返る。
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楡井への率直な印象:
  • 普段はとても臆病で喧嘩も弱いくせに、他人のことになると放っておけずにお節介を焼いてやたらと首を突っ込んでくる存在だと考える。
蘇枋の見せる不気味な態度:
  • いつも適当な嘘ばかりついている上に、こちらの反応を見て楽しむように人のことをやたらとおちょくってくる相手だと感じる。
桐生に対して抱く印象:
  • 普段の態度はとてもちゃらんぽらんに見えるくせに、ここぞという大事な局面だけはちゃっかりと決めてくる男だと評価する。
柘浦の暑苦しい個性:
  • 普段の行動や言動のすべてが、ただただ暑苦しくてエネルギーに溢れているやつだとその姿を思い浮かべる。
杉下に対する率直な本音:
  • 普段から何を考えているか分からず、いちいち対応するのが面倒くさくて本当にムカつく相手だと吐き捨てる。
見つけた居場所への愛着:
  • 何よりも呆れるほどに良い奴らばかりであり、そんな温かくて良い匂いがする楽に立てる居場所は今までなかったからこそここにいたいと願う。
守れなかった現実への絶望:
  • みんなから大切な場所を託されたからこそ自分の手で守りたかったのに、現在の不甲斐ない自分自身の姿に激しく落胆する。

2. 棪堂の精神的追い込みと桜の絶望

圧倒的な実力で桜を踏みつける棪堂は、桜の心の傷に塩を塗るような残忍な言葉を投げかける。
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足蹴による拘束の状況:
  • 棪堂の重い足によって地面に強く踏みつけられた桜は、全く身動きを取ることができずにその場に組み伏せられる。
疫病神という残酷な評価:
  • 桜の仲間たちは優しいから何も言わないだろうが、自分の目から見れば桜の存在は周囲を破滅させるただの疫病神に過ぎないと告げる。
自責の念の強制的な刷り込み:
  • 激しい怒りのせいでまともな思考力を無くしてしまった桜の頭に対して、棪堂は恐怖と自責の念を言葉によって執拗に植え付けていく。
周囲を不幸にするという脅し:
  • みんなに戦いを託されたくせに自分に勝つことができず、桜が自分と一緒に来ないせいで周りの人や場所をすべて不幸にすると言い放つ。
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桜の心の中の悲痛な叫び:
  • 桜は頭の中で、嫌だ、だめだ、やめろ、待ってくれ、頼むからそんなことを言うのはやめてくれとなぜ自分がこんな目に遭うのか拒絶する。
すべて自分のせいという思い込み:
  • お前のせいだという棪堂の言葉が頭に響くなかで、自分がこの温かい場所にいたいと望んでしまったからすべて自分のせいなのだと桜は絶望する。
棪堂の突きつける残酷な選択:
  • どう転んでも苦しい状況になるのであれば、これ以上周りを巻き込まずに苦しむ人間の数が少ない方を選ぶのが良いのではないかと問いかける。
決別への恐怖と居場所への執着:
  • 桜は自分が棪堂と一緒に行くと口にしそうになるが、心の中ではこんな素敵な場所はもう二度とないからここにいたいと強く願う。
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3. 十亀と柊の乱入と棪堂の計算違い

桜が完全に心を折られる直前、予期せぬ強力な助っ人たちが戦いの場へと勢いよく飛び込んでくる。
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背後からの突然の奇撃:
  • 絶望する桜の耳に自分を呼ぶ声が届いた瞬間、柊と十亀の二人が猛烈な勢いで突っ込んできて棪堂の体を派手にぶっ飛ばす。
棪堂の覚える強い違和感:
  • クソったれと毒づいた棪堂は、この場所に足を踏み入れた瞬間から自分の計算が狂っていたことに対する違和感を思い返す。
防風鈴の防衛線の突破:
  • 学校に誰も近づけさせないために十分すぎるほどの人数を配置していたはずなのに、なぜ椿野や中村、硯たちがそこにいたのか怪しむ。
獅子頭連の参戦への驚愕:
  • 面子の違和感はこの前のいざこざの繋がりだろうと考えつつも、なぜ犬猿の仲であるはずの獅子頭連までがこの場にいるのかと驚愕する。
梅宮の戦術への疑念:
  • 自分たちの喧嘩に他のチームの人間を巻き込むような選択肢があるのかと考え、あの梅宮がそんな手段を選ぶはずがないと内心で困惑する。
邪魔をされたことへの激昂:
  • そんな疑問よりも今は自分の楽しい時間を邪魔されたことへの怒りが勝り、良いところだったのにと大きな声を上げて不満を爆発させる。
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柊の不器用な謝罪の言葉:
  • 柊は桜に向かい、割り込まれるのを嫌がるのは十分に分かっていたが、今回はこちらの意思で勝手に割り込ませてもらったと声をかける。
十亀の軽いトーンの挨拶:
  • 十亀も少しだけお邪魔させてもらうよといつもの調子で言いながら、棪堂を迎え撃つためにその場に自然な形で加わる。

4. 仲間たちの駆けつけと桜の精神的錯乱

1年生の仲間たちも次々と桜の周りに集まってくるが、桜の精神状態はすでに正常な範囲を超えていた。
楡井の必死の生存確認:
  • 桜のすぐそばまで大急ぎで駆け寄ってきた楡井は、大きな声を張り上げながら桜の体が無事なのかどうかを必死に確認する。
蘇枋の冷静な戦況分析:
  • 桜の体中についた無数の傷や血の跡を目にした蘇枋は、本当にひどい怪我を負っていると痛々しそうな様子で言葉を漏らす。
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桜の激しい拒絶の叫び:
  • 仲間たちの顔を見た桜は、あと言葉を詰まらせながら、自分の近くにいてはだめだから離れろと狂ったように叫び声を上げる。
蘇枋の困惑の問いかけ:
  • 突然激しく怯え出した桜のただ事ではない様子を目の当たりにした蘇枋は、一体どうしたのかとその理由を優しく尋ねる。
自分自身の弱さへの自責:
  • みんなからこの大切な戦いを頼まれたのに、任されたのに、自分の力が弱すぎるせいで全部が台無しになると桜は激しく動揺する。
学校全体を不幸にする恐怖:
  • 自分が負けることによって、学校やそこに集まっている仲間全員を不幸のどん底に叩き落としてしまうのだと激しく錯乱する。
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5. 杉下の突如たる鉄拳と一言

錯乱して自分を見失っている桜の前に、杉下が容赦なく立ちはだかる。
背後からの無言の接近:
  • 自分の殻に閉じこもって泣き叫ぶ桜の背後から、一切の躊躇なく杉下が大きな体でぬっと姿を現す。
頭部への強烈な打撃:
  • 杉下は自分の拳を固く握り締めると、錯乱してブツブツと後ろ向きな言葉を繰り返す桜の頭に向けて思い切りそれを殴りつける。
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杉下の短い拒絶の言葉:
  • 殴られた衝撃で静まり返る桜に対し、杉下はただ「うぜぇ…」と一言だけ、そんな情けない姿を見せられるのはうざいとだけ不機嫌そうに吐き捨てる。

6. 1年生たちの追撃と楡井の怒り

杉下の行動に触発されるように、他の1年生たちも桜に向けてそれぞれの想いを込めた一撃を叩き込む。
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蘇枋の断りを入れた一撃:
  • 杉下の鉄拳を見た蘇枋は、自分も少しだけ失礼させてもらうよと笑顔の裏にある真剣なトーンで告げ、桜に向かって手を出す。
楡井の覚悟の同行宣言:
  • 楡井も蘇枋の言葉に続くようにして、自分も失礼しますと桜に向かって大きな声を上げながらその体に一撃を入れる。
3人による愛の鞭の完了:
  • 杉下、蘇枋、楡井の3人から次々と容赦のない打撃を喰らった桜は、その衝撃によって頭の錯乱が無理やり止められる。
楡井の怒りの大声:
  • 一撃を入れ終えた楡井は、涙を流しながらも、桜に向かって一体何をふざけたことを一人で言っているのだと激しい怒りを露わにする。
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まとめ

第145話は、棪堂の精神攻撃で絶望の淵に立たされた桜が、仲間たちの強引な乱入によって救われる場面を以下のようにまとめている。
仲間への想いと桜の脳内独白:
  • 楡井のお節介や蘇枋のおちょくり、杉下のムカつく態度を思い返しながらも、呆れるほど良い奴らだからこの場所を守りたいと桜が独白する。
棪堂の足蹴と残酷な精神攻撃:
  • 身動きの取れない桜に対し、棪堂はお前がここにいるせいで周囲のすべてを不幸にする疫病神だと自責の念を激しく植え付ける。
桜の絶望と引き換えの同行要求:
  • 苦しむ人間が少ない方が良いだろうと棪堂に選択を迫られ、桜はここにいたいと願いつつも一緒に行くと口にしそうになる。
柊と十亀の乱入による救出:
  • 間一髪のところで柊と十亀が飛び込んできて棪堂をぶっ飛ばし、嫌がるのは分かっていたが割り込ませてもらったと桜を助ける。
獅子頭連の参戦に対する棪堂の疑問:
  • なぜ犬猿の仲であるはずの獅子頭連がここにいるのか、梅宮が他を巻き込むはずがないと棪堂が戦術的な違和感に怒る。
駆けつけた仲間たちの前での錯乱:
  • 楡井や蘇枋が心配するなか、桜は自分の弱さのせいで学校やみんなを不幸にしてしまうと激しく取り乱して錯乱する。
杉下たちの鉄拳と楡井の激しい怒り:
  • 後ろから現れた杉下が桜の頭を思い切り殴り、蘇枋と楡井も続いて一撃を入れ、楡井がふざけたことを言うなと怒鳴りつける。
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