文スト わん！| エピソード28『太宰・織田作・安吾』ネタバレ | Bungo Stray Dogs Wan!

BUNGO STRAY DOGS

🖊原作(Original Story) : 朝霧カフカ(Kafka Asagiri)

TVアニメ『文豪ストレイドッグス わん』 第11話ネタバレ

黒の時代編
放送日	2021年3月24日
EDテーマ	名前を呼ぶよ (歌 : 中島敦)
CAST
🔷太宰治 Dazai Osamu CV.宮野真守 🔷織田作之助 Oda Sakunosuke CV.諏訪部順一 🔷坂口安吾 Sakaguchi Ango CV.福山潤

EPISODE GUIDE
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TITLE CARD

太宰治「やぁ」


太宰治「二人共遅かったね」

坂口安吾「あの、何かいつもと雰囲気が違いません？妙にゆるいというか」

太宰治「そう～？こう見えても私は君達の中で一番偉いんだぞ。たくさん敬いたまえよ」

坂口安吾「ですって織田作さん」

織田作之助「まったく恐れ多いな。格下は格下同士、二人で飲もうか」

坂口安吾「ええ、仕方ないですね」

太宰治「わ…私も乾杯したいな～」

坂口安吾「クンクン…今日は大丈夫ですね」

太宰治「何が？」

坂口安吾「匂いですよ。初めてあなた達を会った時」

坂口安吾「汚いわ匂うわ、僕の仕事場は散々でしたよ！」

織田作之助「あの時はそういう仕事の後だったからな」

太宰治「僕達がつやつやでフローラな香りなら満足なのかい？」

坂口安吾「イヤですよ！気持ち悪い！」


太宰治「ま、とりあえず乾杯！」

織田作之助「手入れか？」

坂口安吾「ええ、まぁ大事な仕事道具ですから」

織田作之助「そういえば写真を撮られると魂を抜かれるという迷信が昔あったそうだ」

太宰治「私を撮りまくってくれ！この寿命尽きるまでさーさー」

太宰治「フィルムのムダなのでイヤです」

太宰治「ちょっと貸して！織田作はいチーズ」



坂口安吾「現像できるんだ」

太宰治「織田作ってシャッター切る瞬間すごい動いてない？」

織田作之助「そうか？」

織田作之助「(酔ったかな…)」

太宰治「それでその時彼…」

織田作之助「！！」

太宰治「のアイデアで死ねると思ったんだがね」

織田作之助「何だ…」

太宰治「何だとは何だ」

坂口安吾「織田作さんはカレーの事だと思ったのでは？」

太宰治「カレーか…作ってみようかな…私は料理が得意だから」

坂口安吾「ウソおっしゃい！あなたの料理にはモザイクが必要でしょうが」

太宰治「三人で作るっていうのも楽しそうだよね」

太宰治「一品ずつ持ち込んで鍋に入れよう」

坂口安吾「それは世間では闇鍋といいます！」

太宰治「も～安吾怒ってばかりいないで少しは織田作を見習いなよ～ね？織田作～」

織田作之助「太宰、指が当たってる」

坂口安吾「(ぬああっ！ツッコミたい！)」

太宰治「よし！ここは私が任務に追われる二人に特別に新超人スタミナ鍋をご馳走しようじゃないか」

坂口安吾「嫌な予感しかしない！」

太宰治「今回は特にうまい！今まで食べた事のない奇跡の味だよ～」

坂口安吾「織田作さんも何か言ってやってくださいよ」

織田作之助「ん？うまくないのか？」

坂口安吾「はぁ！？どこに信じるたる情報があるなですか」

織田作之助「どこにって…それは…太宰がうまいと言ったからな。それだけだ」

坂口安吾「はぁ…」

坂口安吾「年賀状を書く？誰が？」

太宰治「私」
坂口安吾「いいですか太宰君。年賀状というのは日頃お世話になっている方へ旧年の感謝と新年でも変わらぬ好意をお願いする挨拶状ですよ。あなたにそんな心あるんですか？」

太宰治「あるよ失礼な」

太宰治「あ、失敗した」

太宰治「書ききれなかった」

坂口安吾「一発書きあるある！」

太宰治「いやこれはボスに出そう」

坂口安吾「感謝の気持ちは！？」

太宰治「文字だけだとつまらないかなぁ」

坂口安吾「絵を描いたりとか？」

織田作之助「定番は干支だな」

坂口安吾「来年は牛ですね」

織田作之助「牛っていうとこんな感じだろ」

坂口安吾「うーまっ！異常にうまい！」

織田作之助「絵を描いてくれと子供達にせがまれるからな」

太宰治「いいね！私も描こう！」

太宰治「できた！」

坂口安吾「こーーわっ！」

坂口安吾「織田作牛の背後霊みたいになってますよ！」

太宰治「失礼な…仲良しホルスタインだよ」

坂口安吾「うわあああああ！」

坂口安吾「悪霊が襲ってるみたいになった！」

坂口安吾「うまい！でも判子あるあるしてますね」

太宰治「その点、私は気をつけていたからね～文字もばっちりさ！」

坂口安吾「呪いになってるし！これ牛！？」

太宰治「失敗失敗～またボスに送る年賀状が増えた」

坂口安吾「全部ボス宛にするつもりですか？」

太宰治「そういう安吾はどんなできなのさ？」

坂口安吾「いやです。見せたくありません」

太宰治「GOOD BOY～！」

太宰治「予想以上に素朴」

坂口安吾「だからイヤだって言ったのに…」

太宰治「ごめんね」

太宰治「私の芋版とコラボしておくね」

坂口安吾「僕の牛可哀そう…」

坂口安吾「織田作さんも面白がってないで太宰君を止めてください！」

織田作之助「別に面白がってない」

太宰治「わー終わった！今年最後の悪ふざけ」

坂口安吾「そんなもの新年早々に送られる方はたまったもんじゃありませんよ」

太宰治「さてと、新年会えるかわからないし先に渡しておくね」

太宰治「安吾、大事にしてね」

森鷗外「太宰君なにこれ！呪い！？こわっ！」

太宰治「織田作何読んでるの？」

織田作之助「ある日暗い森の中で男が一人歩いていると…」

太宰治「いやタイトル聞いてるんだけど…」

織田作之助「そこに突然」

坂口安吾「ホラーですか？」

織田作之助「現れたものはなんでしょう。①白い兎 ②大きな狼 ③蠟燭の灯り」

安吾・太宰「まさかの心理テスト！」

太宰治「どうしてもって言うなら①かな」

坂口安吾「それなら僕は③で」

織田作之助「①を選んだあなた、白の清らかさと兎の暖かさを求めるあなたは実はかなりの寂しがり屋です」

太宰治「ウソだ～納得いかないな～」

織田作之助「②を選んだあなた、力強い狼を求める心の奥は実はとっても寂しがり屋です」

織田作之助「③を選んだあなた、とにかくめちゃくちゃ寂しがり屋です」

坂口安吾「僕の雑！その本信用しない方がいいかと」

織田作之助「そうか」

太宰治「ならさ、もう１問だけ聞いてみようよ」

織田作之助「あなたは楽園にいます。そこでは何でも欲しいものが手に入ります。あなたの心に一番最初に思い浮かんだものは？」

太宰治「カレー…カレー…カレー…」

坂口安吾「カレー」

坂口安吾「耳元で囁かれたらカレーを思い出しますよ！」

太宰治「ハハハ！」

織田作之助「憧れの女性に対する第一印象らしいが…い…いいんじゃないか…カレーは俺も好きだし…」

坂口安吾「無理に理解しようしないでください！」

太宰治「ごめんごめ～ん。お詫びに私から二人に心理テストをするよ～」

太宰治「ある日、私が安吾の仕事部屋にお邪魔した時、面白そうな本を見つけて」

太宰治「へ…へ…へくしっ！」


太宰治「私は本を戻し帰りました」

坂口安吾「それ実話ですよね！？」

太宰治「待った！まだ続きがあるから」

太宰治「私太宰治はそれをずっと後悔しています。さてここでテストです。今私が誠心誠意謝ったら安吾は許してくれるでしょうか？」

坂口安吾「やっぱり実話じゃないですかぁああ！」

織田作之助「んー許す！」

太宰治「織田作正解！」

坂口安吾「何で！？」

太宰治「いやぁ心理テストのお陰で気持ちが楽になったよ～」

織田作之助「最後にこんなのはどうだ？夜空に星が見えます。幾つ見えますか？」

太宰治「答えは簡単。星の数は0固。真っ暗闇だ」

坂口安吾「それは…蠟燭の灯りでもいいから欲しくなりますね」

太宰治「やっぱり安吾って寂しがり屋？織田作、これは何のテストなの？」


坂口安吾「えへへ…たかがテストですし」

織田作之助「たまたまここに３人が集まった。ただそれだけの事だろ。そもそも俺達が明日も無事かなんて誰もわからない」

太宰治「それもそうだ。私は今日も死ねなかった」

織田作之助「何でもない一日が終わる。それだけの事」

太宰治「織田作いいねそれ」

太宰治「それじゃ何でもなかった３人の夜に」

太宰・織田作・安吾「乾杯！」

 

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