第73話『暴悪』 Savagery
🔷リヴァイ・アッカーマン Levi Ackerman CV.神谷浩史
🔷ハンジ・ゾエ Hans Zoe CV. 朴璐美
🔷エレン・イェーガー Eren Yeager CV. 梶裕貴
🔷ミカサ・アッカーマン Mikasa Ackerman CV.石川由依
🔷アルミン・アルレルト Armin Arlert CV. 井上麻里奈
🔷ジャン・キルシュタイン Jean Kirstein CV. 谷山紀章
🔷フロック・フォルスター Floch Forster CV.小野賢章

「驚異の子」ジーク・イェーガーの脊髄液が混ぜられたマーレ産の赤ワイン。飲用によって脊髄液を体内に取り入れたユミルの民は、ジークの「叫び」によって「無垢の巨人」へと変化。変化した巨人は彼の意思に従う。他国への侵攻作戦において安価で有用な制圧方法として運用されている。
ファルコ「ああっ!」
ハンジ団長「どうしたの?」

ファルコ「体中に電気が流れたような…」

ハンジ団長「まさか!!」

ジーク「お別れだ兵長」

ジーク「部下想いのあんたのことだ。多少大きくなったくらいで。何にも悪くない部下を切り殺したりなんかしないよな?」



リヴァイ兵長「ワインだと?どうして任務中に酒がいる?」
調査兵「少しくらい楽しみがないと…」
リヴァイ兵長「紅茶があるだろ」
リヴァイ兵長「めんどくせぇな…いいだろ、持っていけ」

リヴァイ兵長「クソ!」

リヴァイ兵長「ジークの脊髄液がワインに!?いつから仕込まれていやがった!体が硬直するって予兆は無かった!嘘だったから?」

リヴァイ兵長「クソッ、速えぇ 動きが普通じゃねぇ、これもジークの仕業か!?」








リヴァイ兵長「ジークの脊髄液がワインに!?いつから仕込まれていやがった!体が硬直するって予兆は無かった!嘘だったから?」

リヴァイ兵長「クソッ、速えぇ 動きが普通じゃねぇ、これもジークの仕業か!?」












ジーク「決別だ。お互いを信じることができなかった。全世界がもう直この島に集結してしまう。それがどういうことかわかっていない。自分達には力がある、時間がある、選択肢がある、そう勘違いしてしまったことがリヴァイ、あんたの過ちだ」
リヴァイ兵長「お前は大人しく読書する以外なかったのに…何で勘違いしちまったんだ?俺から逃げられるって」

リヴァイ兵長「部下を巨人にしたからって、俺が仲間を殺せないと思ったのか?」

リヴァイ兵長「俺達がどれだけ仲間を殺してきたか知らねぇだろうに!!」








リヴァイ兵長「よう髭面」

リヴァイ兵長「てめぇ臭ぇし汚ねぇし」

リヴァイ兵長「不細工じゃねぇか」

リヴァイ兵長「部下を巨人にしたからって、俺が仲間を殺せないと思ったのか?」

リヴァイ兵長「俺達がどれだけ仲間を殺してきたか知らねぇだろうに!!」








リヴァイ兵長「よう髭面」

リヴァイ兵長「てめぇ臭ぇし汚ねぇし」

リヴァイ兵長「不細工じゃねぇか」

キース「知っての通りザックレー総統が殺害された今、兵団内やこの壁内の情勢は不安定な状況にある。だが貴様ら訓練兵には関係の無いことだ。109期訓練兵団は予定通り、巨人襲撃時のシガンシナ区防衛訓練を行う」

キース「分かったのか!?」
訓練兵「は…はい!」
訓練兵「今更剣で巨人のうなじを斬りつける練習なんてな…もう巨人なんて襲ってこねぇだろ?敵は壁外の人間なんだぞ」
訓練兵「それよかもっと銃火器の訓練してエルディア軍を作らなきゃいけないって親父も言ってた。時代はとっくに変わったってのに…もう古いんだよ、シャーディス教官は」
スルマ「エルディアに希望があるとしたら、イェーガー派が国の実権を握ることだ」
訓練兵「スルマ、聞こえるぞ」

フロック「外した」

フロック「とりあえず足でも撃って、話を早くしようと思ったんですが」


フロック「これからは訓練兵諸君!君達の時代だ!!」

フロック「我々イェーガー派は現在滅亡の危機にあるエルディアを救うために心臓を捧げると誓った!」

フロック「それはこの古い兵団組織のためではなくこの島に住む民のためにだ!このまま時代遅れの兵団に従属していては為す術もなく外の世界の敵に蹂躙されるのみだ」



フロック「とりあえず足でも撃って、話を早くしようと思ったんですが」

キース「話とは何だ?」
フロック「いや、あなたには関係ありません。頭の固さしか取り柄の無い老人なんて不要なんですよ」

フロック「これからは訓練兵諸君!君達の時代だ!!」

フロック「我々イェーガー派は現在滅亡の危機にあるエルディアを救うために心臓を捧げると誓った!」

フロック「それはこの古い兵団組織のためではなくこの島に住む民のためにだ!このまま時代遅れの兵団に従属していては為す術もなく外の世界の敵に蹂躙されるのみだ」

