呪術廻戦 | 第11話『虎杖と順平』ネタバレ | Jujutsu Kaisen

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原作(Original Story): 芥見下々(Gege Akutami) TVアニメ『呪術廻戦』 第11話ネタバレ

第11話 固陋蠢愚
放送日	2020年12月12日
OPテーマ	廻廻奇譚 (歌 : Eve)
EDテーマ	LOST IN PARADISE (歌 : ALI)
CAST
虎杖悠仁 Itadori Yuji CV.榎木淳弥 七海建人 Nanami Kento CV.津田健次郎 伊地知潔高 Ijichi Kiyotaka CV.岩田光央 夏油傑 Geto Suguru CV.櫻井孝宏 真人 MAHITO CV.島﨑信長 吉野順平 Yoshino Junpei CV.山谷祥生

EPISODE GUIDE
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七海建人「ここからは時間外労働です」

真人「(時間外労働？)」

真人「(時間による縛り！！)」

真人「(さっきまでは自ら呪力を制限していたのか)」

真人「おもしろい！」

七海建人「私の術式は」

七海建人「対象を線分した時、7対3の比率の点を強制的に弱点とするものです」

七海建人「線分するのは全長やウィングスパンだけではありません」

七海建人「頭部・胴・上腕・前腕などのパーツまで対象として指定できます」

七海建人「そしてこの術式は生物以外にも有効です」

真人「(術式の開示)」

真人「本気だね？」

七海建人「(この呪霊の祓い方、現時点で考えうるのは)」

真人「また鬼ごっこ？」

七海建人「(一つ、呪霊の呪力が尽きるまでダメージを与え続ける。だがこちらはあまり現実的ではない)」

七海建人「(二つ目は全身を一撃で粉々にする！)」


七海建人「十劃呪法(とおかくじゅほう)」

七海建人「瓦落瓦落(がらがら)」

真人「(呪力が走った！まさか...破壊した対象に呪力を込める拡張術式！」

真人「これはさすがによけた方がいいかな」

七海建人「一旦退きます」

七海建人「足、早く治した方がいいですよ」

七海建人「お互い生きていたらまた会いましょう」

虎杖「あれ？今ちょっと揺れた？」

吉野順平「そうだね」

虎杖「ああっ！ダメだ伊地知さん出ねぇ」

虎杖「(もう俺が聞いちゃっていいかな...)」

吉野順平「ん？」

虎杖「(つーか馬鹿正直に聞いてもいいもんなのか？そもそも高専のことってどこまで言っていいんだっけ...)」

伊地知潔高「ああっ！待って～！」

吉野順平「渦巻きのボタン？」

真人「そう！この渦巻きのボタンをしている学生に会ったら仲良くするといい」

真人「彼らは呪術師なんだ」

真人「きっと順平と気が合うよ」

吉野順平「(でも、呪術師って真人さんの敵だよな？)」

虎杖「ああっ！もういいや！聞いちゃえ」

虎杖「なあ！この前お前が行った映画館で人が死んでんだ。何か見なかった？こういうきもいのとか」

吉野順平「いや、見てないよ。そういうのはっきり見えるようになったの最近なんだ」

虎杖「そうか。じゃあ聞くことねぇや」

吉野順平「え？もう？？」

虎杖「でも一応...俺の上司...？みてぇな人が来るまで待ってくんない？」

吉野順平「いいけど」

虎杖「サンキュー！」

虎杖「なあ、映画館でなに見てたの？」

吉野順平「昔のリバイバル上映だから言っても分かんないよ」

虎杖「いいからいいから」

吉野順平「ミミズ人間3」

虎杖「あれ超つまんねぇよな！」

虎杖「そのせいで何回殴られたことか」
吉野順平「殴られた？」

吉野順平「あの描写以上の内容を求める僕達が悪いのかもね...でも"２"はおもし...」

虎杖「でも"２"はちょっと面白かったな」

吉野順平「そう！そうなんだよ！」

夏油傑「大当たり」

吉野順平「虎杖くん映画好きなの？」

虎杖「ちょい事情があってさ、ここ最近映画三昧。でもちゃんと映画館でってわけじゃねぇんだよな」

吉野順平「え～？やっぱり映画館で面白い作品ひいたときの感動はでかいよ。オンデマンドも便利だけどさ」

虎杖「最後に行ったのいつだっけ？」

虎杖「今度おすすめあったらつれてってよ」

吉野順平「えっ！！？」

虎杖「あっ 連絡先？」

虎杖「ほい」

虎杖「友達追加ってどうやるんだっけ？」

吉野凪「あれ？順平？」

吉野順平「母さん！」

吉野凪「こんな所で珍しいね。友達？」

吉野順平「さっき会ったばかりだよ」

虎杖「さっき会ったばかりだけど友達になれそうでーす！！」

吉野凪「ほんと？仲良くしてやってね」

吉野順平「母さん！！タバコ...やめてって言ってるだろ」

吉野凪「ああ～ごめんごめん。あんたの前で吸わないって約束だったね」

吉野凪「友達は何て子？」

虎杖「虎杖悠仁です。お母さん、ネギ似合わないっすね」

吉野凪「お～わかる？ネギ似合わない女目指してんの」

吉野順平「何言ってんだ...」

吉野凪「悠仁君どう？晩飯食べていかない？」

吉野順平「ちょっと！迷惑だろ！」

吉野凪「ああっ！！私の飯が迷惑？」

真人「ふふっ ははははは！見かけによらず無茶するな～あの術師」

夏油傑「ずいぶん派手にやったな」

真人「夏油～！面白い奴だった。いろいろ勉強になったよ」

夏油傑「へぇ～」

真人「バラバラにすり潰されても魂の形さえ保てば死にはしない」

真人「呪力の消費も自己補完の範疇だ。それと自分の魂の形はどれだけいじってもノーリスクのようだね～次は思い切っていろいろやってみるよ」

真人「夏油服ちょうだい」

夏油傑「やだ。相手の呪術師は？」

真人「どうかな？一度退くと言っていたけど、瓦礫の下かも」

伊地知潔高「えぇ！？吉野順平の自宅に！？それはちょっと...」

虎杖「大丈夫大丈夫。じゃあ、俺これから晩飯だから」

伊地知潔高「晩飯て！私もすぐ向かいます。違和感を抱いたらすぐ逃げて下さい」

伊地知潔高「(例え吉野順平がこの事件に加害者側として関わっていたとしても、今の虎杖くんならすぐやられるような事はないでしょう。ただこれは監督する立場として大失態！ちゃらんぽらんな五条さんならまだしも大人OF大人の七海さんに叱られたら！私は！たぶん泣く！) 急げ！私！この年で人前で泣きたくないでしょ！」

伊地知潔高「ああああっ！！予定より早い連絡！叱られる」

伊地知潔高「はい。ごめんなさい」

七海建人「ん？」

七海建人「今位置情報を送ったのでピックアップお願いします」

七海建人「私は一度高専に戻って家入さんの治療を受けます」

伊地知潔高「治療って」

七海建人「大丈夫。死ぬような傷じゃありません」

伊地知潔高「よかった～すぐ虎杖君と合流、そちらに向かいます」

七海建人「一緒にいないんですか？」

伊地知潔高「(私のバカ～)」

七海建人「ふぅ...」

真人「いっぱい練習したからさ」

真人「実験体としてはベスト！俺は運がいいね！」

七海建人「(あの呪霊は子供だ。おそらく発生してからそこまで時間が経っていない。貪欲に自分の成長を楽しんでいる。五条さんが戦った特級呪霊は領域展開まで会得していた)」

七海建人「(奴が生きていたらそのステージまで上り詰めるのにそう時間はかからないだろう...加えてこちらの予想を遥に超える被害者数。一秒でも早く祓わないと...取返しのつかないことになる)」

虎杖「そんでね、たかし君が自信満々に」

たかし「これは外来種の幼虫だ。毒があるかもしれない。みんな触っちゃダメだ！」
虎杖「つぅから拾ってみたら」

虎杖「給食の糸こんにゃくだったんすよ！」
吉野凪「ぷははははっ！ちょっ...糸こん...糸こんにゃくだって！」

吉野順平「母さん、飲みすぎ」

吉野凪「悠仁君面白いな！ほらモノボケモノボケ～！」

吉野順平「(最悪の酔っ払いだ)」

虎杖「ウィルソ～ン！ウィルソ～ン！許してくれ ウィルソ～ン！」

吉野順平「それ、 キャスト・アウェイだろ」
虎杖「正解」

吉野凪「私分かんない。映画ネタ？」

虎杖「火だ～！！」

吉野順平「ははははっ！」


吉野凪「学校？いいんじゃない？行かなくても」

吉野順平「えっ？」

吉野凪「あんたぐらいの年頃は何でも重く考えすぎるからね。学校なんて小さな水槽にすぎないんだよ。海だって他の水槽だってある。好きに選びな」

吉野凪「あっ！私、めっちゃいいこと言うな！名言出ちゃったわ！さすが凪さん！」

吉野順平「虎杖君のお母さんはどんな人？」

虎杖「ああ～俺会ったことねぇんだわ。父ちゃんはう～っすら記憶あんだけど」

虎杖「俺にはじいちゃんがいたから」

虎杖「あっ悪い電話...もしもし伊地知さん？はい！大丈夫っす...いや～これから映画だから...はいはい...じゃあ2時間後に」

伊地知潔高「2時間後！！」

吉野順平「虎杖君は呪術師なんだよね？」

虎杖「おお(言ってよかったのかなぁ)」

吉野順平「人...殺したことある？」

虎杖「...ない」
吉野順平「でもいつか悪い呪術師と戦ったりするよね。その時はどうするの？」

虎杖「それでも殺したくはないな」

吉野順平「何で？悪い奴だよ！」
虎杖「なんつぅか一度人を殺したら"殺す"って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ。命の価値が曖昧になって...」

虎杖「大切な人の価値まで分からなくなるのが...俺は怖い...」

吉野順平「("人に心なんてない"その考えに救われた...力を与えてもらった...でも僕が人を殺すことであの魂が穢れてしまうなら...僕に人は殺せない)」

吉野凪「悠仁君もう帰っちゃったかなぁ...げっ！！もうこんな時間！！...なに...これ？？」

吉野凪「指？」

伊地知潔高「里桜高校での事件後、吉野順平の自宅から実母・吉野凪の遺体と剥き出しの宿儺の指、服左腕小指が見つかる」

伊地知潔高「吉野凪は宿儺の指によって寄せられた呪霊に襲われたとみられる」

伊地知潔高「遺体は腰から下が欠損していた。現場には目視で確認可能な血痕はなく、吉野凪の遺体は寝室に横たわっており、掛け布団をめくると、あるだけの保冷剤と氷のうが敷き詰められていた」

虎杖「俺は足手まといかよナナミン」

虎杖「ケガしてんだろ？次はちゃんと連れてってくれ！"仲間が死にました。でも僕はそこにいませんでした。なぜなら僕は子供だからです" なんて！そんなの俺は御免だ！」

七海建人「ダメです。知っての通り例のツギハギの呪霊は、改造した人間を使う。どうしようもない人間というのは存在します」

七海建人「この仕事をしている限り、君もいつか人を殺さなければいけないときが来る。でも、それは今ではない」

七海建人「理解してください。子供であるということは決して罪ではない。君にはこれから吉野順平の監視をお願いします」

吉野順平「(黒い服は持っていなかったから母のクローゼットを開けて)」

吉野順平「(はじめに目についたものを羽織った)」

吉野順平「(嗅ぎなれた朝の空気も...見慣れた通学路も...今日は)」

真人「これは宿儺といって」

真人「呪いを呼び寄せる呪物なんだ」

吉野順平「何でそんなものがうちに...」

真人「人を呪うことで金を稼いでいる呪詛師は多い。そういう連中の仕業だろ。コネと金さえあれば人なんて簡単に呪い殺せるんだよ。心当たりはないかい？君や母親を恨んでいる人間」

真人「もしくは、金と暇を持て余した薄暗い人間に」

「何？あの黒いの」

「ん？どれ？どれ？」

真人「闇より出でて闇より黒く その穢を禊ぎ祓え」

真人「おお～できたできた！」

夏油傑「悪いね真人。私の残穢を残すわけにはいかないから。帳の効果は？」

真人「内からは出られない。外からは入れる。あくまで呪力の弱い人間はだけど」

夏油傑「住宅地での事前告知のない帳。すぐに窓が通報するだろ。君の考えている絵図が描けるといいね」

真人「大丈夫じゃないかな？」

真人「順平が宿儺の器を引き当てた時点で流れはできてるんだ」

真人「二人をぶつけて、虎杖悠仁に宿儺優位の縛を科す」

夏油傑「漏瑚も君くらい冷静だと助かるんだけどな」

真人「あれはあれで素直でかわいいじゃない～それよりよかったの？あの指、貴重なものなんだろ？」

夏油傑「いいんだ。少年院の指はすぐに虎杖悠仁が取り込んでしまったからね。吉野順平の家に仕掛けた方は高専に回収させたい」

真人「ほぉ～悪だくみ？」

夏油傑「まあね」

夏油傑「それじゃ私はお暇させてもらうよ」
真人「えっ？帰っちゃうの？夏油も見てけばいいのに」

真人「きっと楽しいよ。愚かなガキが死ぬところは」

外村「おい...どうしたの....お前ら」

外村「しっかりしろ！大丈夫か？」

吉野順平「死にはしないよ」

外村「吉野...なんで...知っているのか？何が起こっているか...」

吉野順平「先生...ちゃんと見ててね」

外村「あっ！お前...その傷！」

吉野順平「これまでのこともこれからのことも」

伊藤翔太「吉野...」

吉野順平「聞きたいことがある」

吉野順平「あれをうちに置いたの」

吉野順平「お前か？」

伊藤翔太「あ？何の話...ああっ...な....なんだよ？何したテメェ！！」

吉野順平「なってないな」

吉野順平「まだ自分が質問を質問で返せる立場だと思っているのか！お前は死ぬんだよ！質問の答えがYESでもNOでも！だって僕にお前のうそを見抜く術はないし！そうされるだけのことをお前はしてきたからね！最後くらい誠意を見せてくれ」

伊藤翔太「ごめんな...さい」

吉野順平「で？だから？」


虎杖「何してんだよ！！順平！！」

吉野順平「引っ込んでろよ」

吉野順平「呪術師」

じゅじゅさんぽ

「間取りはいいのにIH。三口コンロは死兆星」

「焼き討て焼き討て比叡山。香り松茸味しめじ」

「秋の気配が消えていく！」

「愛する者の涙と共に」

「次回　呪術廻戦 第12話」

「血ぬられた紅葉狩り」

「狩られているのはその心」

 

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